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2009年08月31日以降,communisense.comにて,WordPressを使って書かれているもの

コピペ,あるいは,transclusion

でもさ,諸々の概念とか定義とか手法とか証明とか背景とか何とか,例えばCCライセンスな文章の蓄積があって,それらを縦横に「使って」論文が書けるのであれば,それはそれでとても素晴らしいことだよね.

「使う」方法はもちろん「コピペ」や「引用」なんかじゃなくて,例えば transclusion (Project Xanadu by Ted Nelson) 的なもの.それは例えば「記述内容の信憑性や文章の価値の伝播」的な概念を取り込んだシステムとすることも不可能ではないだろう.

今回の件がそれとは全く話の異なる,それとこれとは全く別,であることは完全に同意する.

でも…… パーソナルコンピュータとかインターネットとかウェブとかを愛する人々が理想郷として見つめていた方向は,本来そっちだったんじゃないのか? みたいな感情が世間を眺める私の心の奥底でイガイガと転がっている.

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Facebookへのポストからコピペしました(若干加筆あり).

geoな刃の剣の振り下ろし先

WIRED.jp で紹介されていたTweetの地理的解析を行いhateな発言の位置を地図上にマップした“Hate Map” .

試しにどうなるんだろう?と思って,いわゆるred states, blue statesの図と並べてみた.使ったのはHate Mapの’Homophobic’の図と,2012年大統領選のもの.重ねてみようかとおもったけど図法も違うので手を抜いて並べておわり.

顕著に相関があるようには見えない.Hate Map (tweet)の方は絶対値で大統領選の方は相対値(だと思う)なのが原因かもしれないが.

geoな刃の剣はどっち方向に向かって振り回せば良いんだろうな.

"Hate Map" vs. "red states, blue states"

ニコ生のネタ

ネタをばらしていいんだろうか?という気もするが絶対にこの通りになる訳ないので.:-)

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メダリストは15才・18才だというのに20年以上前の話で本当によいのかと小一時間……

イノベーションとCo-Innovation

  • 片仮名の「イノベーション」は超胡散臭い.不合理・理不尽・非効率・問題点・慣習等々を解決しようとせず,それを棚上げしたままで,何か奇跡が起きると思っている
  • Co-Innovation.胡散臭いとかいうと怒られるので…… 非合理理不尽をスキップして横に繋がれ
  • という話を1993年前後のことを例にしてできればいいな,と

当時の背景

  • インターネット接続,大学,研究機関,企業にいた人だけが利用者,個人向けは,ほぼ存在しない
  • archie, gopher, WAIS, …
  • information systems とか呼ばれていた
  • ちなみにWAIS – Brewster Kahle, 今はInternet Archive (Web Archive)の人,NSL (National Security Letter)というFBIからの生涯口外禁止的な命令に対して勝利した3件の例のうちの一人(全部で数十万件あるらしい)

超個人的きっかけ

  • ウェブスター辞書(英語の辞典)が使えるクライアントソフトがあるような話を,ネットニュースか何かで見つけて,探していたら,’world-wide web’というのが見つかった(結局見つからず何かの間違いだった?)

そのころ

  • まだ「ラインモード」のクライアントしかなかったころ
  • 「日本最初のWebサーバ」はすでにあった,KEK(高エネルギー加速器研究機構)
  • そこら辺詳細は「日本最初のホームページ」 http://www.tsukuba.gr.jp/

Gopher

  • 階層メニュー,テキストだけ
  • CIA The World Factbookとか(←実は一般公刊物,合衆国政府作成なので著作権の問題なし=public domain?)
  • なぜか,サンフランシスコ講和条約の全文(英語版)がおいてあったり,日本の法律か何かの英訳文がおいてあったりして,しかも最後の「御璽(天皇陛下の印)」の四角枠だけがアスキーアートで書いてあったりした
  • そこら辺が超ハマった

NCSA Mosaicとの出会い

  • 1993年3月.今風のブラウザ(IEとかFirefoxとかchromeとか)の元祖(TBLのNeXT版はおいておく)
  • 一つのソフトでgopherもwebもftpも何もかもぜんぶ見られる
  • HelpだったかManualだったか忘れたけど,そのメニューを選ぶと,マニュアル自体をネットワーク経由でとってきて表示する.今では当たり前だけど,初めてそれをみたときの衝撃といったらもう……

メーリングリスト作った

  • 蛯原さん(←知られざる黒幕,もし蛯原さんがいなかったら日本のネット界は今とは全く違う光景になっていたと断言できる)からスクリプト貰って立ち上げる infotalk-ML

サーバもつくらないとね

  • はじめは一人で作っていた.社内向け専用に公開.「今日の1曲」とかあって,よその職場の人がうっかりそれをクリックするとオフィス中にデカい音で音楽が鳴り響くとかいう.曲?‥‥
  • なんか,さかもとひとあき,とかいう人も
  • さかもとくんと同じ部署の,佐藤くんとかいう人も

NTTホームページ

  • 夏頃から
  • 情報の輸入超過とか,タダ乗り論とか,ムカつくよねそりゃ
  • コンテンツ問題 → JNTO 日本観光協会 成田とかで配ってるパンフレット ←さかもとひとあき氏

自前コンテンツ

  • 著作権,著作権,著作権
  • 法律? 日本国憲法(by 奥乃さん),著作権法(fjに流れてた)
  • 百人一首(自分で入力しました)
  • マルチメディア! →君が代
  • トラベラーズ・ジャパニーズ(音声付きだと,職場のスタッフの女性に喋ってもらった)

新着情報とURLの広場

  • What’s New → 新着情報(和訳 by ひとあき),URLの広場(これもby ひとあき氏)
  • 新着情報には,日本のWebの/インターネットの発展の歴史が垣間見れて楽しい

阪神淡路大震災

  • 1995年1月17日
  • 死亡者名簿(日本文字放送)→亡くなられた方の名前だけを見るのは辛い→災害時のインターネット有効活用

Co-Innovation

  • 組織関係ない.横の繋がりがすべて
  • NTTホームページ,ぜんぜん部署が違う数名(強いていえば世代感は似ていた)
  • ネットニュースや,メイリングリストの繋がり,会社とか組織とか関係ない
  • その昔,電子メールを使えない人たち(環境のせいではなく)のを良いことに,使える人たちがが勝手に謀って……
  • 縦のライン — 野放しにやらせる度量

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リンク切れたどるのは,とりあえず面倒なのでbookmarkletでいいや.

javascript:(function(){window.open(’http://web.archive.org/web/19960101000000/’+location.href,’_top’);})();

でいいかな?

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Facebookのノートからコピペしました(若干加筆あり).

で,結局は割とこんな感じの話をしたような気が……

ニコ生やるそうだ

NTT R&Dフォーラム2014 Co-Innovation直前生放送、内容紹介(1):NTT R&Dチャンネル生放送をより楽しむために:NTT R&D チャンネル(NTT R&D) – ニコニコチャンネル:社会・言論

NTT R&Dフォーラム2014 Co-Innovation直前生放送、内容紹介(1):NTT R&Dチャンネル生放送をより楽しむために:NTT R&D チャンネル(NTT R&D) – ニコニコチャンネル:社会・言論

という訳で明日の夜にニコ生するらしいんですが,一体何を話せばいいんだ? お題は“Co-Innovation”と“当時を語る”らしいです.

内容はまだ白紙ですw 誰か教えてください.

困ったので先週,社内SNS (Yammer)で聞いてみたら,なんかすぐfjの話になるし.いやそれ違うし.

でも考えてみたら,若めの世代にしてみたら,そんな昔はみな縮退して見えるのは当然なのかも.当事者的にはクロスフェードしてるように感じる(いちおうそれぞれ80年代と90年代の出来事である感)けど,20世紀の出来事という意味では一緒だ.

にしてもニコ生,公式ですよ,業務ですよ,どうかしてます.

約1〜2年前,ニコニコ学会β (というか多分その頃の呼び方だと「ニコニコ研究会」が正しい?)に対する腰が引けたというか遠巻きな態度はどうなんだとか,超会議にスーツコスプレで出るべきだよねとか,弊社内一部辺境人のみが口にしていましたが,まあトップダウンがあると,こうなる訳で(表面上だけだけどw).

業務とか言われると匙加減がわかりません.

当時著作権の問題をクリアできる音ものを何か,ということで,某H氏が自分でMIDI打ち込んで鳴らした(なので実演家の権利の問題もない)「きみがよ」を載せたとき,それに「国歌」とラベルをつけたら当たり前のように抗議が来たけど(注:国旗国歌法の制定は1999年),今だったらいわゆる炎上ですかね,とか,他にもあんな苦情やこんな抗議のメールが……とかいうのは言っていいのかどうか分からないので,いまここで書いておきます(笑).

という訳で,どーしよー.うーん.

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ところで……

どうしても使う気にはなれず,ずっとしまってあった1st WWW Conf.@CERN, 1994のTシャツ,明日着てもいいかな?と思って出してみたら見事に黄変中.ダメだこりゃw 何回か着た4th@ボストンのは無事.つーか明日のドレスコード知らんぞ.

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Facebookへのポストからコピペしました(若干加筆あり).

制約と独創性と(ゲームのルール)

どこかの業界も似たようなといえば似たような構造である.
そこでそれは肯定され,それによってこそ(人類が)「前に進むんだ」ということになっている.
後半部分はJobs?とかGoogle?とかいう単語が一瞬頭に浮かんだけど,若干違う.
いずれにせよ,いろいろ身につまされる話であるような気がして仕方ない.

《能力のある作曲家は(多くの)演奏家が演奏したくなるような曲、聴衆が聴きたいような曲を書こうとしない》
《クラシックの作曲家というのは……圧倒的な知識と技量を誇る。あらゆる技法を分析し自家薬籠中の物とできるような人が、過去の作品の焼き直し・パッチワークを作ることに甘んじて満足できるわけがない。……知っている、……知っている、……知っている。つまらない、つまらない》
《面白いものを、自分だけの新しい音楽を書きたい》
‥‥
《制約があってこそその枠内で創意工夫を凝らして良いものができることだってある》
《△△氏の誇大妄想的なアイディアを□□氏が形にするという、この特異な状況下でしか生まれ得なかったあれら一連の楽曲とその魅力》

森下唯オフィシャルサイト » より正しい物語を得た音楽はより幸せである 〜佐村河内守(新垣隆)騒動について〜

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Facebookへのポストからコピペしました(若干加筆あり).

Gravity

としまえんIMAX 3Dで”gravity”観てきた.
寝たら絶対悪い夢見そうで寝られない.
……
……
……
文句なく素晴らしい.3隻目以降はちょっと都合が良すぎる気がするが,それは仕方ない.問題ない.
で,これ,とても西欧的というか,キリスト教的な映画だなあ,ってことで良いんでしょうかね?
最後の最後で明かされる主題(gravity)は,つまりは神ですよね? 試練を与える神.
9割9分の時間,神の不在を描くことで,神への感謝を表現する.だからあくまでも原題が正しい.邦題つける側は,客が映画館に来ればよいのであって主題なんかどーでもよく関係ない,という意味では正しいのかもしれんが.
でもよく考えると,神が不在の世界で冷静沈着合理的に動くMattはじゃあ誰なんだ,とか,そもそも,神が不在というか神=重力と均衡しそれ打ち消す別の力(=遠心力)の存在を認めることになるのはありなのか,とか,疑問が湧いて出るけど,深く考えないことにしよう……
相変わらず予告編に映るSFX満載で誰かが誰かと理由もよくわからず戦ってるような映画は全く観たいとは思わないけど,映画は全然死んでないんだな,とこれ観て思った.純粋なハリウッド映画ではないからなの?
あ,それと,Sandra Bullockの肢体が,あざとく素晴らしい.
これ観て損したと思う人は少ないだろう.観るべし.普通に考えると3Dで酔いそうな設定だけど,酔わない画になってると感じたので,3Dで.

P.S.
Sandra Bullock.最初に現れるときは,宇宙服の下がそんな格好の訳ないだろ姑息なサービスかよあざといなあケッ,とか思う部分もあるんだけど,ラストシーンまでいくと,あの格好(少なくとも下半身は)が映像表現上必然であることが理解できるようになってると思うのだけどな.

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Facebookへのポストからコピペしました.

MAN IS NOT A BIRD

最近,YouTubeで(正確にはwhydで)出会って,なぜか超ドはまりしてしまったクリップ.

Man is not a bird というフランス,パリのバンド.emoとかpost-rockとかmath-rockとか言われても訳わからんのに,本人達facebookではWOOD ROCKとか書いてあって,ますます分からんw

曲はiTunesやAmazonMP3で5曲ほど見つかるが,正直それらの曲は,今ひとつな感じ.でもこの12月4日収録のライブ映像/音源は,超惹かれる.本来non-ボーカルものはほとんど聴かない私,であるにもかかわらず.来年アルバムを出すと言っているので,期待するのです.ていうかライブ観たい……

ちなみにこのクリップを知ったのは,whyd.一応それなりに病気な人もいるであろう私のfacebook friendsにも誰一人として利用者がいないっぽい,超マイナー音楽サービス.駄目駄目なんだけどなんとなくフラフラとアクセスして聴いてしまう,そんなサイト.でもこのクリップに出会えただけで,もうOKだと思えたのであった.

MAN IS NOT A BIRD / LIVE @ BATOFAR, PARIS / 04.12.2013

‘Bohemian Rhapsody’

The Atlanticの記事(“Recreating ‘Bohemian Rhapsody’ Out of Real Tweets – Alexis C. Madrigal – The Atlantic”)経由で知ったのだけど,バラバラなtweetから作った‘Bohemian Rhapsody’. だそうです.

そのためにリレーしたのではなく,皆の「日常の」つぶやきの再構成.

……

こんなの見せられたら定番YouTubeコースに突入してしまうではないか.

以下,

Wayne’s Worldの頭の部分を観て,
Bohemian Rhapsody Wayne’s World HD

Wayne’s WorldバージョンのPVを観て,
QUEEN: Bohemian Rhapsody (Wayne’s World version)
Live Aid観て,
Queen Live Aid Full Video HQ

Live at Wembley Stadiumをいろいろとつまんで観て,
Queen – Live At Wembley Stadium -11 July 1986 (Friday)
Queen- Live at Wembley Stadium Saturday 1986 (HQ)

George Michealの’Somebody To Love’に辿り着く.
Queen – ‘Somebody To Love’ (Freddie Mercury Tribute Concert)

音楽の素敵さを堪能する.

……

それはそうと,最後の“Anyway the wind blows”は見つからなかったのだろうか.

20周年

NTTホームページから20年,というお話.

今を去ること20年前,1993年,会社の同僚というよりほぼ「友人」に近いノリの数名で,公開することを前提にウェブページを作っていました.よく分らないけど,当時はみんな“Home Page”と読んでいたので,名前も“NTT Home Page”.

実際には9月頃の段階で結構出来ていたのだけれども,公開するなら小出しにするんじゃなくてドーンといかなきゃという確信があり,色々と作った上で,1993年10月7日に(当時あった)infotalkというメイリングリストで存在を告知しました.

その後も作り込みを進めていって,何となく,じゃあ正式に公開することにするか,という気になったのが,1993年の12月1日.ということで,“NTTホームページ”の誕生から,今日で20年が経ちました.

そう,“NTT Home Page”と“NTTホームページ”の両方.主要なページの英語版日本語版双方を一応揃えることができたのも,ちょうどこの頃でした.まだ日本語のウェブページを作る/見ること自体が難しかったりした時代です.

そしてもうひとつ,12月1日から更新を始めたページに,日本の新着情報/What’s New in Japanというコーナーがありました.その後2001年3月31日まで続いた(更新は2000年9月で終了)このページの記念すべき最初の月は,こんな感じでした.

What's New in Japan, Dec 1993

日本の新着情報 (1993年12月)

……

本当は20周年!ということで,正式にとか盛大にとか企画的にとか,若干,目論見はあったのですが,タイミングが悪かったり盛り上がりに欠けたりと,いろいろとうまく行きそうになかったので,今回は,こそっと個人的に雑文を書くことにしました.

「隔週刊 『NTTホームページ』! 毎号,HTMLファイルを8個ずつお届け.全部集めれば日本初のポータルサイトを完全復元!!」

みたいなネタも様々と頭をよぎったのですが,まあそういうのは30年後か32年後あたりに…… :-)

アタマ数

だから少々給与が高いからといって優秀なエンジニアを外し、
シロウト同然の若手にすげかえてしまう。
そんなことで競争力のある良いモノが作れるわけがないですよね。

プロ野球チームに置き換えてみれば簡単な話だと思います。
どこの世界に、選手をアタマ数として見て、
スタープレーヤーの代わりに草野球チームの兄ちゃんを連れてくる監督がいますか。

ハッカーマインドを育てなければ、企業もエンジニアも生き残れない—《楽天》技術理事 吉岡弘隆氏に訊く。│CAREER HACK

よしおかさんが,プロ野球チームが選手と素人をアタマ数で並べる愚を引いて,シロウトIT経営を批判しているけど,これ,選手に与えられる環境を例として考えても同じことが言えるよね.

選手に,用具はこれしか認めない,バットは1万円以下,グローブは3万円以下(適当)とか,私物持ち込みは当然認めないとか,あるいは,フィジカル整える環境やコーチ・トレーナーについて「コストに見合う効果を示せない限り認めない」「無くてもなんとかなるだろ」とか言うプロ野球チームがあったら,どうなるのか.

道具や環境の必要性を「ワガママ」と捉えていて,競争が出来るのか,とかね.

でもまあ,そういう“シロウトIT経営者”達は,分かっていないんじゃなくて,分かっててやってるんだろうからなあ……

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Facebookへのポストからコピペしました(若干加筆あり).