先週火曜日公開の私立恵比寿中学・真山りか、小林歌穂 ✕ 佐藤千亜妃の鼎談、取材に同席させていただきました。佐藤千亜妃の視点からのエビ中の理解とはなにか。詞を書き・直し・提供するという作業のなかでディテールに焦点を合わせていくプロセスの面白さ。エビ中メンバーが楽曲を自ら解釈し歌う行為とはどのようなものか。聞いていて興味が尽きない、とても面白いお話でした。それらを余すことなく詰め込んだ記事になったと思います。ぜひ。
土曜日はHammer Head Sharkの初ワンマン・ライヴ、満員のDaisyBar、SOLD OUT公演。いいライヴでした。胸の奥底から湧き上がり空気を震えさせるヴォーカルと、合間の嬉しそうな笑顔が印象的な、ながいひゆ。リズム隊のアンサンブルもサポートのギターも格別。ステージ上の4人の、そしてHammerが大好きで集まったフロアの皆の「たからもの」が、あの場にありました。
そして水曜日リリース、柴田聡子の新アルバム『Your Favorite Things』。名盤!!!
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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈名盤出来!〉、柴田聡子の “Your Favorite Things”、Forbearの “Glide Down”、Analogfishの “Broken Lovers” の3曲です。
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OTOTOYの公式プレイリストに自分が推薦した曲だけを載せた個人プレイリスト、「OTOTOY NEW RECOMMEND-ed by me」も公開中!
]]>IMAX上映終了ぎりぎりに駆け込みで。過去にも何度か観たことありますが、こんなに良いライヴだったっけ? こんなに良い映像作品だったっけ?? という改めての印象です。
映像のクオリティが素晴らしい。レストアと銘打っていますが、状態の悪いフイルムを修正したものではなくオリジナル・ネガを発掘したとのこと。
音が素晴らしい。こちらもオリジナルのマルチ (3324?) を発掘してIMAXの空間音響用に再ミックスしたらしいです。楽器ごとの分離が良く、映像においてそれぞれ「立って」いる演者が、音においてもそれぞれの存在感を放っています。
そもそもライヴが抜群に良い。どうやったらあのようなステージ構成・演出に辿り着くのでしょう。偉大だ。バンドが観客と向き合っているのがとても良いです。その上で映像作品として、映像そのものがバンドと向き合っていて、かつ、観客と向き合うバンドを収めている、それが両立しています。魔法じゃん。
もういちど観ようかな。IMAX上映は終わってしまったのか。「スタンディング上映」というのもあるんですね。多少映像音声を犠牲にしてもいいからZeppでオールスタンディングでやってもいいんじゃないか、とか。3月から〈109シネマズプレミアム新宿〉で上映するそうなのでこの機会に (初めて) 行ってみるか。
追記 : 映像と音の “発掘” の経緯について詳しい記事がこちら
『ストップ・メイキング・センス』4Kレストア版の驚くべき舞台裏 伝説のライブ映画はいかにして蘇ったか? | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈オルタナさとJ-POPさのバランスがとても好き。上手いよなあ〉、國の “Huge Moon”、plumsの “生活”、FUJIの “bad eyes”、和田彩花の “plastics girl” の4曲です。
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]]>Texas 3000のJojoがgt.をつとめる日米遠距離バンド、Curlingのジャパン・ツアー初日。出演はTexas 3000、SAGOSAID、ANORAK!、Curling。いい並びです。この並びでTexas 3000をみて、あらためてTokyo-based (Japan-based) であることの強みのようなものが今後顕在化していくんだろうな、と思ってしまいました。そして (他のバンドがどうこうということではなく) 今のSAGOSAIDのライヴは良すぎます。Curlingツアーは26日のFEVERでのファイナルまで続きます。残るラインナップも素敵。よろしければ、ぜひ。
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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈バレンタインデーにリリースの失恋ソング、悪霊退散!〉、名誉伝説の “feat. あなた”、doggieの “Letters (feat. spendmylifeup)”、Blume popoの “NEW SKIN”、Holly Humberstoneの “Dive” の4曲です。
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]]>毎年使い続けていたカレンダーが今年から突然「月曜始まり」に変わってしまった。開けてみて唖然としつつも惰性でいつもの場所に貼っていたのですが、この日曜日、スケジュールを勘違いして予定をひとつ飛ばしてしまったので、撤去してやろうかという気になっています (月曜日が振替休日で赤かったのがいけない←八つ当たり)。カレンダーの週の始まりは断固として日曜日派です。どちらがよいかは好みだと思うのですが、両バージョン混在していて使えるひとはいるのでしょうか。いたら尊敬します。それにしてもほんとにいったいどういうつもりで変えたのだろう。別シリーズとして出してくれるのならばよかったのだけど。
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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈3月にいよいよアルバムがリリース! 待ち遠しい!〉、downtの “Whale”、Hoach5000の “90s crush”、鉄火の “ゆうれい”、girl in redの “Too Much” の4曲です。
そして先週の推薦曲は、〈昨年の新体制移行後、初のリリース〉、LIGHTERSの “meanwhile”、他、No Busesの “Distance”、エルスウェア紀行の “イマジン”、Conton Candyの “もっと” の4曲。他の人が挙げていたもので、さとうもかの “予定” と、Laura day romanceの “Young life” も。
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]]>第1回の直後にも書いたRITTOR BASE主催のP-MODELアルバム聴き比べイベント「P-H(EAR) discipline」の全5回が終了しました。回によって多少の差はあるのですが、概ね、
① 1979年〜80年代前半にリリースのオリジナル・アナログ盤
② 90年代初頭の初期CD
③ 2000年代リリースのリマスタリングCD
④ 2010年代後半リリースのリマスタリングCD
⑤ 2010年代後半〜20年代リリースのハイレゾ配信
を真っ当な機材で再生して聴き比べます。
感想を一般化すると、
① (盤質にも依存するが) とても音が良い
② 音量が小さく広がり奥行きも無い
③ 音圧を人工的に上げすぎで (いわゆる “コンプ戦争”、“海苔波形”) のっぺりしていてうるさい
④ バランスが良くかなり高音質
⑤ “情報量が多い” とはこういうことかと圧倒される、聴こえていなかった音が聴こえる
でしょうか。
ここで自分個人のリスニング遍歴を振り返ると、①の時代はソースはアナログ盤だとしても実際に聴いていたのはほとんどがカセットテープへのコピー、圧倒的に分量を聴いたのは②、実は③の時代はあまり聴いていない、今は④ (OTOTOY配信のロスレス音源もこれに相当) や⑤を楽しみつつも、サブスクも同時に、となります。そう、①〜⑤の流れと並行して、MP3/AACによるCDリッピング、ダウンロード配信、サブスクリプション・サービスがあるわけです。こういった音源の聴かれかたや音質について俯瞰して語られているものって何かあるのでしょうか? もう一度おさらいをしたくなるような連続イベントでした。開催ありがとうございました。
ちなみに本来は5回で終了予定だった当イベントですが、「諸般の事情により」すくなくともあと1回は開催するとのこと。何を題材にするかは未定だそうです。アルバムの順番で言うと次はアルファレコードからリリースの2枚になるのですが…… なにか良いニュースはないものだろうか。
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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈こうきたか。いいなー。3月のEPが待ち遠しい〉、17歳とベルリンの壁の “発炎筒”、chilldspotの “愛哀”、有元キイチの “多摩ナンバー”、シバノソウの “5月のこと” の4曲です。
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]]>昨年末の後記で2023年のベスト・ライヴを、先週公開された〈2023 スタッフズ・チョイス〉でアルバムを挙げたので、今週は2023年のマイ・ベスト・ソングを。スタッフズ・チョイスで選んだアルバムに収録されている曲は外して、かつ、OTOTOYで配信している曲、邦楽のみで (洋楽を選んでみたらOTOTOY非扱い曲が多すぎた泣)。こんな感じになりました。順不同。
ちなみに制約をすべて外すと、個人的に2023年を象徴する曲は、100 gecs “Hollywood Baby” だったかも。
さて2024年、日本はマジで “Don’t trust anyone over thirty” の季節が始まりそうです。それは、いわゆる “失われたXX年” の間に育み尽くされた思考との決別ができるかどうか。音楽云々ではなくすべてにおいて。はたしてその水は甘いかしょっぱいか、次回をお楽しみに!、みたいな。
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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈イントロのギター、歌い出しの声と歌詞、20秒で虜〉、リーガルリリーの “17”、ベランダの “Not Bad”、Ribet townsの “odoraba dance” の3曲です。
そして他の人が挙げていた、柴田聡子の “素直” も。
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]]>今年もアルバム縛りで選びました。この数年の、ベッドルーム、バンド、フォーク、クラブ、…… といったいろいろな波長が合わさり心地よいうねりが生じた年だったと思います。2024年はもっと大きなうねりがくるでしょう。うねりに振り回されたい、それを楽しみたいです。候補外のEPで印象に残る作品は、HOME『HOME EP』、NaNoMoRaL『KonoYono』、つきみ『♡きえたくなる度君、刻む♡』など。シングルで1枚挙げるならば、downt「III」でしょうか。
リーガルリリー「YAON 2023」7月2日@日比谷野外大音楽堂
みんな知ってるリーガルリリー。観たことあるよというひとも、“リッケンバッカー” 知ってるよというひとも、たくさんいるでしょう。でも、今こそ観てほしいです。圧倒的に強くて新しい、真正面のロックに最新のテクスチャー。12月のZepp Shinjukuのライヴはさらに進化していたのですが、ベストは、やはり野音のほうで。心地よい風、変わりゆく空の色、最上の音楽。野音の魔法は変わらずでした。
björk「cornucopia」3月28日@東京ガーデンシアター
ちょっと反則だけど、björkの「cornucopia」をここに。建付け上はコンサートですが、実態は音楽・映像・照明・衣装・舞台美術・メッセージ・エンタテインメント等々すべてが詰め込まれた舞台芸術/総合芸術であり、体験でした。発せられる音と光景の隅から隅までが心を叩く、逸脱を恐れず、観るものに訴えかける「なにか」を構築するビジョンと凄腕。恐るべし。
ちなみに私のこの欄、2020年「Zoom」、2021年「mRNAワクチン」ときて、2022年を「Generative AI」としたのですが、一年早まったかなと思うような「生成AI」一色の2023年でしたね。音楽もメディアも、そしておそらく2024年はライヴを含めた体験・エンタテインメントも、他人事ではなくなるでしょう。
一蘭 渋谷スペイン坂店
入ったことないですが、店の前を通り過ぎるたびに、1時間以上待ちとかの看板を見ては「すげえな」と思っています (下北沢店はよく行きます!)。去年は「訪問先としての日本」に興味津々な年でした。いわゆるインバウンド。オフィスがある渋谷はもうわけがわからんし、春先にちょこっと遊びに行った箱根は、観光地 (大涌谷とか) にせよ泊まった宿にせよ、驚くようなインバウンド率でした。下北沢あたりのライヴハウスも「来てみた」ひとが日に日に増えています。「テクノロジーが旅をなめらかにする」とは、あるひとの文章にあった言葉ですが、ひとつの興味は、日本はどれくらいなめらかなんだろうか? (世界と比して) ということ。これは主に制度とテクノロジーの話です。そしてもうひとつの興味は、日本に暮らす日本人の幸せについて。これは硬直性と周縁性の話なのでしょう (たぶん)。
去年の5月8日を境にした暮らしの変化が、個人的には印象的です。人間もウイルスもその日をもって変わるわけでもないのに。結局は「決めごと」なんだな、と、しみじみ思いました。すべからく「結局は決めごと」である以上、それを尊重し大切にすること、と同時に、そこから外れることを怖れずそして許すこと。そういったことを心に留めながら2024年は暮らしていこうと思います。またなにが起こるか分からないからね! というのは新年早々に思い知らされました。
OTOTOYについては、昨年のOTOTOYは、ちょっといい感じになりつつある年でした。皆さまのおかげです。ありがとうございます。そして今年のOTOTOYは、尖った姿を見せたいと思っています。尖頭とは、孤立や少数派ではなく、ずっしりとした質量の裾野を持つ峰々だと思います。そうなるためには、ますます多くの皆さまのお力添えが必要になります。よろしくお願いいたします。
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2023年の10作品のSpotifyプレイリストも公開中。考えるのにも使ったプレイリストなので候補とかもそのまま入っています。
]]>ひさしぶりに某スペインSPA (ほぼ一意) の服を買ったのですが、これを着ていると、あらためてUNIQLO・GUの「優秀」さをしみじみと思います。この場合の「優秀」とは、ネガティブを徹底的に潰す的なやつですね。飽くなきネガ潰しの徹底も、そこはこれでいいでしょと割り切ることができるのも、どちらも大したものです。業界世界3位と世界1位の話なので、どちらが間違っているというのではなく、どちらも正しく、アプローチが違うだけの話。さて、OTOTOYもアプローチで言えばなんかちょっとヘン(笑)というか、諸々比較的にユニークであることは否めないです。2024年はもうちょっと大したものになりたいな、というのが抱負だったり。今年もよろしくお願いいたします (先週書き忘れました)。
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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈良曲揃いのアルバム『Empire』から〉、yonigeの “Super Express”、Blume popoの “逃現郷”、No Busesの “Slip, Fall, Sleep” の3曲です。
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OTOTOYの公式プレイリストに自分が推薦した曲だけを載せた個人プレイリスト、「OTOTOY NEW RECOMMEND-ed by me」も公開中!
]]>あけたのはあけましたが、おめでとうかどうかはどうなんだという気持ちの新年。皆さま無事に過ごされてますでしょうか。すこしでも平穏無事が多くありますように。
どうしてこうなったのかイマイチ自分でもわからないのですが、年末も押し迫ったところでニュース・記事での書きもの・編集が4連発公開となりました。3日で4本(笑)。時系列順に並べると、①〈ディグディガ〉や〈しぜすべ〉でおなじみのアーティスト・駒澤零による長谷川白紙楽曲のレビュー記事 (編集)、② OTOTOY年間アーティスト・チャートを振り返る記事 (共著)、③ ネタ的にビンゴ大会の話を振りつつ (1等はマジです!) ライヴ・レポートをちゃんと書いたのにライヴ・レポートについて誰も触れてくれなくて悲しい(笑) NaNoMoRaLイベント・レポート、そして最後に2023年の大ネタである、④ THISTIME RECORDS藤澤さんへの〈BiKN Shibuya〉アフター・インタヴュー記事 (文・編集) の4本です。どれも2023年を整理しつつ2024年を自分内でも展望できる良い機会となりました。今年はアーティスト・インタヴューをもうすこしやりたいなと思っています。紹介したい素敵なアーティストがたくさんいます!
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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈ツイン・ヴォーカル (男女)、ツイン・ギターの良さが凝縮された1曲〉、立ち耳スコティッシュフォールドの “ただいまドア”、VANILLA.6の “Neverending Love”、appiの “Unsweetened”、高井息吹の “LaLaLa-i”、anoの “YOU&愛Heaven” の5曲です。
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]]>おかしい。ついこのあいだまで「今年の暑さは異常」とか言ってたはずなのに、なぜもう年末なのか。絶対におかしい。受け入れ難くはありますが、編集後記も今年最後っぽいので、今年印象的だったライヴを10個挙げます。
1月、Ginger Root @ LIQUIDROOM
1月、君島大空 (合奏形態) @ KT Zepp Yokohama
3月、björk (cornucopia) @ 東京ガーデンシアター
5月、The 1975 @ 東京ガーデンシアター
6月、BiSH @ 東京ドーム
7月、リーガルリリー @ 日比谷野音
8月、SAGOSAID @ FEVER
10月、インナージャーニー @ 1000 CLUB
11月、〈BiKN Shibuya〉のすべて
12月、Måneskin @ 東京ガーデンシアター
数としては小さな箱に行くことが圧倒的に多いですが、こうして挙げると大きな会場が多くなりますね。今年も良い年でした。来年はますます素敵な年になるでしょう。良いお年を!
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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈先週末のレコ発ワンマン、実にカッコよかったです。まさに得難いバンド〉、Bearwearの “uncertain place”、NITRODAYの “run a marathon”、家主の “ひとりとひとり”、3markets[ ]の “来世で遊ぼう” の4曲です。
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]]>ジョナサンの季節のデザートが「いちごと練乳」に変わった…… つまり「渋皮栗とりんご」が終わったということですね。10月からはじまったこのシリーズ、大好きだったのに。ジョナサンはパフェとサンデーの両方を提供しているのですが、サンデーのほうが好きです。「自家製プリンのジョナサンデー(マロンとりんご)」。子供か、ってかんじですが、これが好きなものしか入っていない。「北海道ソフトクリーム、キャラメルソース、カスタードクリーム、渋皮付マロン、自家製プリン、アップルプレザーブ、渋皮栗アイス、ほか」。アップルプレザーブがポイント高いです。いわゆる「缶詰チェリー」はこの場合あり派です。でもミントは微妙笑。「季節のジョナパフェ(マロンとりんご)」も一度チャレンジしましたが、やはりプリン最強。来年を待ちわびつつ、いちごと練乳にチャレンジしよう。
ところでこういう話をすると思わず「パフェ サンデー 違い」でググりたくなりますが、いまならChatGPTに「パフェとサンデーの違いを教えてください」と訊くほうがはるかにシンプル。調べものには向かないとされる生成AIチャットですが、検索結果の一覧からまともそうなものの当たりをつけて幾つか見てみる(その過程でインターネット広告と戦う)ことを考えると、この体験のシンプルさには大いに価値がある。実は今年年頭の「2022 スタッフズ・チョイス」で、2022年の音楽作品以外のベストに『Generative AI』を選んでいるのですが、一年早まったかな、と思う2023年となりました。今年も残り2週間弱!
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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈4s4ki、初のクリスマス・ソングはちょっとunhappy〉、4s4kiの “winter again”、Elephant Gymの “Happy Prince (feat. 林以樂)”、天国姑娘の “Sorry”、烏兎 -uto-の “なんでもいいよ”、Adoの “罪と罰” の5曲です。
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]]>去年のSUMMER SONICでのライヴの印象が強烈だった、Måneskin。単独来日公演です。行くしかありません。結果…… 格好良いが過ぎました。(先週感想を書いていた編集部・梶野など) 編集部内・部外、実際に観たひとたちと感想を分かちあったのですが、とにかく良い・凄い・特別なことはなにもしていないのに魅せる力が強すぎる・等々、口にすることは皆おなじ。ステージの4人を、熱狂のオール・スタンディングのアリーナをバルコニー3の上空から見ていると、ロックの未来は任せたと皆が言う言葉が自分の頭にも同様に浮かびました。若い人も多い多様な客層で満員のアリーナ。皆を引き連れ、突き進んでほしいです。
そして、今週の後記はMåneskinで当然決まり! と思っていたら、日曜日のリーガルリリーの3マン企画『cell,core 2023』@Zepp Shinjukuのリーガルリリーが打ちのめされるくらいに良かったので、これも書かざるを得ません。7月の野音の時点で怖いくらいに進化しているのですが、更なるアップデート。前に観たことあるひとも「“リッケンバッカー” なら知ってる」ひとも、ぜったいに今みたほうがいいです。たぶん日本のなかでも異次元の領域に至りつつあります。強くて新しい。ゲストだったZepp (Shinjuku)でみるのは格別なANORAK!も小山田壮平 (band set)も大変に良かったです。そのほか先週は、Snail Mailあり、楽しく有意義なパーティーあり、濃い週でした。
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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈年明けにはフル・アルバム。楽しみ!〉、yonigeの “walk walk”、家主の “SHOZEN”、羊文学の “honestly”、猫戦の “キューティー・ハニー・メロマンティック”、ophillの “コンビニ” の5曲です。
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]]>2018年のQUATTROでのライヴがあまりに良かったAlvvays。また会えました。前回、ドリーム・ポップといいつつロックでライヴ・バンドであることの印象が強かったのですが、今年はさらに完成度が増していたような。ヴォーカルとコーラスのハーモニーがとても印象的。そしてドラムが格好いい。音像の中でおっとり(?)せずにアタック強めのビート、好印象です。あとライヴ・エフェクトの映像がすごく良かったです。見入ってしまいました。
この日はようやくの初〈Zepp Shinjuku〉。いろいろ、なるほどね、と。地下4階なのでライヴ後に長めの階段を昇ることになります。まあ、7階まで階段を昇っていた (ライヴ前だけど)〈新宿LIQUIDROOM〉にくらべれば(笑)。ageHa/STUDIO COASTシステムと同様に、深夜帯は〈ZEROTOKYO〉となる〈Zepp Shinjuku〉。内装やらを見ていると、10年前なら「バブリーだな」とか自分も言ってそうですが、2023年、さすがにもう言いません。次の〈Zepp Shinjuku〉訪問はリーガルリリー。対バンにANORAK!
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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈これはやられた〉、ANORAK!の “Pure Magic pt.2 (feat. Mitch)”、4s4kiの “Continue” の2曲です。
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]]>沖縄のHOME、ようやく観れました! 間違いなく最高です。リリースされている楽曲 (OTOTOYで配信できていないのが悲しい) はメロウでポップでアジアの風が吹き一方でムード歌謡の匂いすら漂いそれでいて確かなるUKロックとの親和性、という魅惑の存在ですが、実はそれはバンドの魅力の⅓程度に過ぎませんでした。ライヴは加えてギュイギュイでバキバキで凄かったです。そして、この日も充分に良かったのですが、これはひょっとしてポテンシャルの2〜3割くらいしかみられてないのでは? と思わせる底の知れなさを感じさせられました。メンバー3人がいい感じでそれぞれ違うベクトルを持ってるのがとても良いです。楽曲や演奏だけでなく、スマホを3台並べたVE、ああいうのも個人的に大好き。どうみても東京よりアジアでのライヴのほうが本数が多い、HOME。機会をみつけたら逃さず観ることをお薦めします。そして〈BiKN〉の記憶も未だ新しい今、東京という位置について改めてよく考えたいとも。
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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈突然のEPリリース。ステレオガールらしさを高揚と抑制とともに〉、ステレオガールの “Ruin Garden”、他、petalheadの “Apartment Above”、柴田聡子の “白い椅子”、超☆社会的サンダルの “可愛いユナちゃん” の4曲です。
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]]>去年行ってとても良かった〈パンと音楽とアンティーク〉に今年も行ってきました。会場は変わらず東京オーヴァル京王閣 (競輪場)。今年は実質的にはパンと音楽とアンティークとハンドメイド/クラフトでした。ハンドメイド/クラフト・ブースが100店らしく、来場者も増え、さらに盛況に。このイベントの “ちょうど良さ” はほんとにタダモノではないと思います。企画・運営の方に心からの敬意です。構造的に混み混みで見づらくなってしまう1階のPOSTCARD STAGEは後方にも留意したPAのセッティングがプロの仕事。前のほうでみたGuibaも、後ろでみた柴田聡子も楽しめました。屋外のCHERRY STAGE、秋の晴天の下で聴くÅlborgは最高でしかなかったです。開催時期は去年は9月で今年は11月。寒くて去年ほど快適じゃないかも? と思っていたら、天気にも恵まれ場所によっては暑いくらい。唯一去年と決定的に違ったのは「11月は銀杏が臭い」でした(笑)。施設の敷地内なので人が拾いに来れないのでしょうね。イチョウ並木、人が入れるところだとあっという間に根こそぎ拾われていくからなあ。
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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈大絶賛の1stフルアルバムから。ぜひアルバムを聴いてほしい〉、ひとひらの “つくる”、他、the engyの “Here for You”、zuniの “モンブラン”、J Mascisの “Can’t Believe We’re Here” の4曲です。
そして他の人が挙げていた、家主の “オープンエンド”、石野理子の “Bricolage”、Texas 3000の “Erika” の3曲も。今週は良い曲たくさんですね。
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]]>SHISHAMOのCDデビュー10周年イヤー、1年間続いた企画の締めくくりとなるワンマン・ライヴ。自分が親しみがある界隈ではなぜかあまり触れられることがない、SHISHAMO。どうしてなのか。(初期の) SHISHAMOがどれほどインディでオルタナティヴだったか。語りたい。いずれにせよ、宮崎朝子のソング・ライティングの才能、ヴォーカル・コントロールの上手さは図抜けている。ギターの音は昔から抜群に良い。リズム隊は磐石。この日の転換の幕間には、高校生時代に出場した〈TEENS ROCK IN HITACHINAKA 2012〉での演奏映像も上映されました。さすがに初めてみた。それを受けて演られた、今のSHISHAMOがプレイする “宿題が終わらない” と “第3ボタン” (どちらも高校生・自主制作時代の楽曲) は実にカッコよかったです。無理を承知でのお願いですが、『卒業制作』(自主制作アルバム)、1st、2nd、……と、各アルバムを全曲やるライヴを毎年やってくれないでしょうか。“冬の唄” さえもまだ、ちゃんとライブで聴いたことないんです (2016年秋ツアーでのピアノ弾き語りバージョンを除く)。切に切に、お願いしたいです。(OTOTOYでの旧譜の配信も実現できるとさらに……)
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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈「遠くの町へ離れた大切な人へ、“この町” 京都から歌う希望」、音楽に希望は必要だ〉、水平線の “トーチソング”、他、FUJIの “doom”、つきみの “微熱”、羊文学の “GO!!!” の4曲です。
そして他の人が挙げていた、No Busesの “Ecohh” も。
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]]>文化の日に渋谷で行われた〈BiKN shibuya〉にいきました。アジアから18 (中国 1、香港 3、インドネシア 1、韓国 3、マレーシア 1、フィリピン 2、タイ 3、台灣 4) のインディー・ロック/インディー・ポップ・アーティストを招聘し、加えて日本から17アーティストが参加して行われた都市型フェス。これが本当に本当に良いイベントでした。会場で知り合いに会うたびに「いいイベントだねー」「いい日ですよねー」と言い合い、Xのタイムラインには称賛のポストが並ぶ。このイベントの開催に至る経緯は主催の〈THISTIME RECORDS〉代表・藤澤さんのいくつかのインタヴューに書かれています (DIGLE MAGAZINE、HOLIDAY! RECORDS note、等)。DIGLE MAGAZINEの記事タイトルは「日本が孤立している—〈BiKN shibuya〉開催に至った危機感とアジアの連帯がもたらす希望」。ここで語られていることは、音楽という文脈で頷けるだけでなく、音楽以外の分野でも「あぁ一緒だ」と思うことが多い話だと思います。そして個人的には、この「危機感」と「希望」のまわりに数多くの視点を見出すことができます。音楽とICT、アジアと日本と中国、公演への当局の関与がある国とない国、公演インフラ等々。それぞれが書くと長くなる話ばかり。かつて20世紀に一視聴者として接した「アジアバグース!」に勝手に夢をみて勝手にその夢が破れたと感じていた者として思うことがたくさん。でもそういった諸々を「論じる」のではなく、ライヴという音楽にとって最大のリアルをフェス開催というかたちで渋谷のど真ん中に持ってきて突き付けたBiKNの凄みたるや。
イベントについてだけで長くなってしまいました。個々のアーティストについて、いくつか。知識がなにもなくみて感動してしまったインドネシアのStars and Rabbit。ついにライヴを観ることができた中国のCarsick Cars。大トリらしい大トリ、貫禄の、大団円としか言いようのないライヴをみせてくれた落日飛車 Sunset Rollercoaster (台灣)。そんななかマイ・ベストはSay Sue Me (韓国)でした。あくまでもインディ・ロックでありながら、ど真ん中で、ロック・スター。カッコよかった!
イベント終了後のBiKNの公式ページには「次回のBiKNをお楽しみに!」という文字が踊っています。ほんとうに大変でしょうが、今回のイベント実現と終了後のこの言葉、それらすべてに感謝を伝えたいと思います。ありがとうございます!
で、恒例(?)の、2023年11月3日のなんでこれとこれ被るの? は、〈BiKN shibuya〉とFUJI/望月起市の共同企画〈Collection 002 “𝖈𝖔𝖗𝖊”〉。分身の術を使って下北沢でFUJIだけ観てきました。相変わらず、声良し、歌良し、ツインギター良し、フロアライブなのに音良すぎ。新曲良いなー、でした。エッジはもちろん、そこにも、ここにも。
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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈理芽×笹川真生、初のデュオ歌唱曲〉、理芽の “ルフラン feat. 笹川真生”、他、望月起市の “あり得ない幸せ”、almost mondayの “sweet feelings”、Lucky Dayeの “That’s You”、アロワナレコードの “巡る季節に身を任せ” の5曲です。
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]]>耳の状態には人一倍気をつけているつもりですが、どうも最近「血液が流れる」音が聴こえます。「流れる」といっても、ザーッという音ではなく、脈拍に同期してザッザッと鳴るやつ。「耳鳴り」とは明確に違います。普段はバックグラウンド・ノイズに隠れていますが、実は、血液の流れる音・関節が動く音・その他諸々、自分の身体が発する音が耳に入っているのは、知識としても無響室での実体験としても知っています。なのであっても不思議ではないことは理解してはいるのですが…… 部屋が静かすぎるのだろうか(笑)。ちなみに無響室体験はICCをはじめとして何度かありますが、ジョン・ケージの無響室体験の逸話で言われるところの「神経系統の音」がどれのことなのかイマイチ分からないままです。「高いほうの音」らしいのだが。シャーっていう音のこと? 「血液循環の音」は言われてみれば「管のなかを液体が流れる音」っぽい音がするので通常知識からの類推がしやすい一方、「神経系統の音」って “どんな” 音かまるで想像つかないですよね。そもそもなぜそれが神経系が働く音だと分かったのだろうか。人間も音も謎だらけです。
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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈福岡の4人組バンド。2ndアルバムをリリース!〉、aldo van eyckの “last dance”、他、上白石萌音の “ひかりのあと”、満島ひかりの “I’ll be”、グデイの “サブカルチャー’2013”、Guibaの “灰” の5曲です。
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OTOTOYの公式プレイリストに自分が推薦した曲だけを載せた個人プレイリスト、「OTOTOY NEW RECOMMEND-ed by me」も公開中!
]]>すごいものを、すごいチャレンジをみました。毎年恒例の野外コンサート〈ちゅうおん〉に代わり今年行われたのは、フル・オーケストラとバンドをバックにした〈オケラディスコ2023〉。フルオケ+バンドに負けないメンバー10人の強度とスキルが素晴らしい。2階席では会場PAの出音がとても良かったです。“PLAYBACK” や “日進月歩” が良いなあと思ってみていたのですが、メンバーが着座で歌った「しっとり」セクションの “宇宙は砂時計”、“星の数え方”、“まっすぐ” があまりに良すぎました。そしてラストは “感情電車” から “なないろ”。エビ中の過去・現在・未来を総結集した訴求力の結晶のような2曲で。
コンサート・タイトルの “オケラディスコ” はオーケストラとディスコとのこと。途中MCで「ディスコって?」というくだりもありましたが、結局のところ、インスピレーションの基となったであろうIbiza Prom (BBC Promsの一演目として2015年に行われた、クラブミュージックとクラシック音楽の融合をテーマとしたコンサート) を、説明の都合上(?)、オーケストラ×ディスコと再解釈するのが最善と考えたということなのでしょう。EDMでもハウスでもクラブミュージックでもなく、ディスコ。たしかに今回環境下ではそうならざるを得ないか。そういった事情や、(Ibiza Promとは異なり) あくまでもメンバー10人が主役であることの影響は小さくなかったのではと感じました。ともあれその心意気とチャレンジ精神には敬意しかないです。すこし言い過ぎとは思いますが、みていて3月のbjörkを思い起こしました (しかしbjörkのVespertineツアーは2001年なんですよね。あらためて凄いな)。この挑戦とこの結果はもっと多くのひとに知られるべきだと強く思いました。
しかしこんなすごいものをここでやってしまって〈新春大学芸会〉はどうなるのでしょう…… 大きな期待を胸に、来年1月に、また!
【オフィシャルレポ】エビ中、初企画ライヴ〈オケラディスコ2023〉で新しいスタイルのパフォーマンスを披露 – ニュース – OTOTOY
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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈11月に1st EP配信リリース決定! 先行はLive Movieが公開され配信が待ち望まれていたこの曲!〉、つきみの “ミッドナイトセブンス”、他、RAYの “火曜日の雨”、NaNoMoRaLの “きせき”、boygeniusの “Black Hole” の4曲です。
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]]>PHONY PPLの来日は2019年のFUJI ROCK以来。コロナ前はこういう時間がもっとあったよなぁと、しみじみ。感情はしみじみでも気分は超楽しい。職場から徒歩7分でこれに来れるのは幸せでしかないです。音楽好きとパリピな客層。演奏上手いのにこれ見よがしじゃなくて、そのスキルを楽しませるのに全振りなのが最高でした。細分されたジャンルとかマジ要らないと改めて思わされる時間。いい音楽いいライヴでした。
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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈むっちゃ良い。ベッドルームっぽさとサウンドの良さが両立していて今の音がする。ついこのあいだまで夏だったはずなんだけどな、とか想う夜にこんなん聴いたら胸がキュッとする〉、Hoach5000の “Spell”、他、luvisの “Dance”、安藤裕子の “金魚鉢”、Holly Humberstoneの “Paint My Bedroom Black” の4曲です。
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]]>羊文学@Zepp Hanedaとインナージャーニー@1000 CLUB。1000 CLUBは存在は知っていましたが初めて来ました。すごい立地ですね…… すこし早く着いたので吉村家の移転後新店舗を観察しにいきました。行列に並ぶまでの時間はなかったので食べるのはまたいつか。この日はイメトレということで(笑)。
さてライヴ。両者ともにバンドがもともと持つ良さはそのままにスケールの大きさとか周りでサポートできることをやるとか、上手い具合にチームプレイになっていて、とても良いライヴでした。羊文学は12月にニューアルバム、来年4月に横浜アリーナ単独公演。インナージャーニーはこのライヴを最後にドラムのKaitoが脱退。今後の活動についてアナウンスがなかったな……と思ったら、サプライズで週末のMINAMI WHEELからサポート・ドラムを入れて新体制での活動開始。どちらもこれからも観続けていきたいバンドです。
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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈インディの自由さと素直さと〉、天国姑娘の “Ghost Town”、他、omeme tentenの “Now & Then”、浦小雪の “青と青”、佐藤優介の “反時代ゲーム” の4曲です。
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]]>岩波書店のWEBマガジン「たねをまく」に掲載されている「【鼎談】新全集が示す関孝和像 上野健爾/佐藤賢一/橋本麻里|『関孝和全集』刊行記念」(前編|後編) が無茶苦茶おもしろいです。この鼎談を読むのには数学や和算の知識は必要ありません。お話として普通に読めます。関孝和の自筆の書がひとつも(!)残っていない話、(それそのもの価値とはまた別の要因として) 弟子の有無が後世に残るか否かを左右する話、一般論と個別論に対する日本人の得手不得手、身分制度という大枠に属さない「数学を楽しむ空間」の話等々。ぜんぶが面白いし、現在にも他の領域にも通じる話ばかりです。全集そのものは私は読んでも理解できないものなので、鼎談でも触れられている一般向けの書籍を心待ちにしたいと思います。
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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈リリパ東京編は今週末!〉、すばらしかの “2人は飛び降りた”、他、GIVE ME OWの “Whatever”、PinkPantheressの “Mosquito”、君島大空の “16:28” の4曲です。
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]]>RAY新体制1周年ワンマン「#NOISE_DANCE_FRENZY」@渋谷WWWに行きました。ソールドアウト公演に相応しい堂々たるワンマン・ライヴ。なにせ曲が良い (前から)、メンバーの5人が良い、それに尽きます。あと新衣装が可愛い。OTOTOYのアーティスト・ページのアー写も新ビジュアルに入れ替えました。いわゆるアウェイで爪痕を云々というのもライブ活動の醍醐味のひとつではありますが、やはりアーティストはワンマンを、皆を納得させる尺でやるべきなんだなとしみじみ思わされました。次はWWWXにステップアップ。楽しみです! p.s. ステージから見たWWWの客席を様子を「ポテト」に例えるのは初めて聞きました。たしかに……
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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈やまのは(Vo./Gt.)のソロ・プロジェクトとしてはじまり4人のバンドとなったKiQの1st EP『空想』から〉、KiQの “僕の家”、他、Sundae May Clubの “Teenager”、Momの “マクドナルドのコーヒー”、Holly Humberstoneの “Into Your Room” の4曲です。
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]]>勉強もしないとね、ということで「音楽情報処理」を買いました。紙の本。(情報)工学の本です。書籍の紹介ページから章立てを引用します。
第1章 音楽情報処理の基礎
第2章 自動作曲
第3章 作曲支援・即興演奏支援
第4章 楽器演奏支援
第5章 自動採譜
第6章 音楽鑑賞インタフェース
という構成。大雑把に言うと大部分が制作者・演奏者の支援で、最後の第6章がリスナーの支援です。この10数年リスナー・サイドに影響を及ぼした大きな変化は、音楽がデジタルデータとしても取り扱われ解析の対象となったこと、多人数が同じプラットフォームで音楽を聴くようになり “音楽の聴きかた” が同じく解析の対象となったこと、そしてそれらから得られる知見がリスナーにサービスとしてフィードバックされるようになったことでしょう。そうした変化はゴリゴリとリスナーの音楽の聴きかたを変えていきました (当然のようにそれは制作者や演奏者にも影響を及しました)。まだまだ変化は進行中ですが、そこだけを対象にした分厚い本が書かれる日もいずれくるでしょう。変化の一部に携われるように個人的にもがんばろっと。
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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈I.W.S.Pの I は彼女たちの地元池袋の I〉、illiomoteの “I.W.S.P”、他、Guibaの “らぶちぇん”、浪漫革命の “ゆ”、Becky Gの “QUERIDO ABUELO”、aldo van eyckの “BLS” の5曲です。
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]]>Voxの記事に「TikTok has transformed the concert experience — Fans are creating new concert traditions for a new age.」というのがありました。TikTokという固有名詞はある種の象徴として使われているもので、本質的にはライヴとスマホと動画とSNSの話です。ライヴそのものだけでなく、ライヴに行く計画を立てるところからはじまり、準備し、行き、ライヴを楽しみ、家に帰ってからいろいろなかたちで反芻する。その過程はすべて動画で撮られ、シェアされ、レスポンスを得る。そうしたことがいかに「コンサートの楽しみかた」を変えたか、という内容です。ライヴ中スマホを片手にすることはアメリカでさえいまだ賛否があり、このような肯定的論評でも両論を適宜配置して理解を促しながら論じる状況のようです。とても興味深いのでこの話題が気になられた方は読まれることをおすすめします。そして一方、日本の現状は……
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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈最新曲集『KonoYono』EPから。NaNoMoRaL、音源聴いて気になってる方は、ぜひ一度ライヴ観るのをオススメします!〉、NaNoMoRaLの “この世のはなし”、他、Special Favorite Musicの “ナイトミスティパーク (feat. Kanna Sato)”、Ålborgの “Memory”、君島大空の “c r a z y” の4曲です。
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]]>モーニング娘。の誕生25周年記念ベスト・セレクション・アルバムがリリースされました。アルバムの名義は’23ですが収録曲には’22や’21も入っていて部外者は戸惑いがち(笑)です。
DISC2に、
1. LOVEマシーン (updated 23 Ver.)
2. 恋愛レボリューション21 (updated 23 Ver.)
3. そうだ!We’re ALIVE (updated 23 Ver.)
4. ハッピーサマーウェディング (23 Ver.)
5. ザ☆ピ〜ス! (23 Ver.)
が入っています。いわゆる元曲がダンス☆マン編曲の5曲。
このうち「(updated 23 Ver.)」の3曲はバックトラックが作り直されていて編曲者も別人名義に。一方で「(23 Ver.)」の2曲はバックトラックはそのままでヴォーカルのみ歌い直しなのでしょうか。編曲者名義は当時と同じ「ダンス☆マン (horn arrangement by 川松久芳)」です。“ザ☆ピ〜ス!” はザ・バンドマンのベースTOCA氏が亡くなった後の制作なので、TOCA氏のグルーヴあふれるベースが聴けるのは “ハッピーサマーウェディング” だけ。そしてこの “ハッピーサマーウェディング (23 Ver.)” が良い。ほんとに良い。ダンス☆マン曲のupdated Ver.ではない2x Ver.を全曲聴けるようにならないものだろうか。
OTOTOYでもモーニング娘。の配信がはじまりました。単曲買いもできます。24bit/96kHz ハイレゾ、16bit/44.1kHz ロスレス、お好きなほうで、ぜひ。
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(関連記事 :「105円。」)
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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈“bedの1stアルバムはまだ少し先でいい”。これは “ライブレコーディングアルバム” だ〉、bedの “mother ship (live)”、他、Måneskinの “HONEY (ARE U COMING?)”、paddy isleの “Queen In Red”、Hammer Head Sharkの “たからもの” の4曲です。
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]]>RITTOR BASEで開催された、P-MODELの1stアルバム『IN A MODEL ROOM』LP/CD/ハイレゾ聴き比べ&深掘りトーク・イベントにお邪魔してきました。『IN A MODEL ROOM』収録の全曲を、
① 1979年リリースのオリジナル・ヴァイナル
② 2022年再発のヴァイナル (2020年リマスタリング音源使用)
③ 1992年リリースCD
④ 2003年リリースのデジタル・リマスタリングCD
⑤ 2020年リリースのリマスタリングCD
⑥ 2023年リリースのハイレゾ (24bit/96kHz, 2020年リマスタリング音源使用)
の6種類の音源で聴き比べる、アルバム1枚を2部構成4.5時間かけて聴くという、狂気のイベントです。やってることがおかしい(笑)のですが、でも聴くと確かに全部違う音がして、企画として成立していたのがすごい。
イベント後の参加者の方々の感想が⑥のハイレゾが好き派と②の最新ヴァイナルが好き派 (敢えて言い換えると⑥が好きではない派) とに分かれたのが、ある程度予想通りとはいえ、やはり興味深い。そして個人的には、良し悪しを超えて、さらには好き嫌いすらも超えて、③を聴いたときの「落ち着く」感じが我ながら驚きでした。自分は初期CDの「こじんまりとした(?)」音をこれまで最も大量に摂取してきたんだなというのが改めてよくわかりました。
このイベント、今後月1回ペースでとりあえず5thアルバムまではやる予定とのこと。なにそれ楽しそう、とか思った方は次回いかがでしょうか。開催が決まりましたらまたOTOTOYニュースでもお知らせします
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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈4カ月連続リリースもこの曲でゴール〉、グソクムズの “道の途中”、他、優河の “遠い朝”、Joint Beautyの “Special Days (feat. 藤井隆 & ピーナッツくん)”、ゆっきゅんの “Re: 日帰りで – lovely summer mix” の4曲です。
そして先週の推薦曲は、〈夏がくると聴きたくなる曲がまたひとつ新しく〉、daisanseiの “ほたるの線”、他、ハンバート ハンバートの “恋はいつでもいたいもの”、New Westの “IYKYK”、Tash Sultanaの “1975” の4曲でした。
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]]>週末その1は駒澤零の初・個展「天使・生活」。美しいとか可愛いとかだけでは済まされない棘、ちゃんと刺さったと思います。「ディグインザディガー」の生原稿がすごかったです。書き込みがエグい。あれはネットで見るのはもったいない。初個展おめでとうございますでした。週末その2はSAGOSAIDのレコ発@FEVER。最強にカッコ良かったです。何回か観てきたSAGOSAIDのライブで確実に一番良かったし、今年のこれまでのこういう小箱のライヴで一番カッコ良かったかもしれない。フロアの笑顔と演者の笑顔の相乗効果、いちばん良いやつ。バンドアンサンブルも良き。サポート・ギターの “効き” が抜群でした。
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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈気持ちいいものはいつだって気持ちがいい〉、Nagakumoの “Bedtime Bear”、他、KOTONOHOUSE, 4s4kiの “デカい愛♡”、SonoSheetの “Moon Walker” の3曲です。
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]]>先週、Glimpse Groupのインタヴューを公開しました。彼らのライヴをはじめて観たのは去年の10月。そのとき感じたのは、歌・演奏の良さも勿論ですが、なんといっても演者の熱が真っ直ぐにフロア目掛けて飛んでくることでした。独りよがり感が微塵もなく目線がフロアを向いてる。居そうで居ないです。突き刺さりました。
今回の彼らのバンドの初メディア・インタヴューで触れられていたのが、マーヤさん (KING BROTHERS)。確かに! そんなかんじで、ライヴを観たことがあるひとが読んでも、読んでからライヴを観ても、そういうことか……と納得することが多いインタヴューになったのではと思います。実現できてとても嬉しいです。
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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈歌詞にもサウンドにも、共感しちゃう…〉、BurnQueの “意識はある心は寝てる”、他、細井徳太郎の “魚 _ 魚”、Post Maloneの “Joy”、℃-want you!の “ときめきを教えて” の4曲です。
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]]>というタイトルを付けましたが、イベントはNaNoMoRaL主催の「あまみやみくのおたんじようびかい」です。たぶんモーニング娘。のメンバー、現役・OG問わず生で観るのは初めて。矢口真里アコースティック・セットのセトリは、“たんぽぽ” (タンポポ)、“トゥモロー” (ミュージカル〈アニー〉)、“I WISH” (モーニング娘。)。聴き手を攫む力が強くてすごかったです。バックのアコースティック・ギターは梶原パセリちゃん! 観てるほうも緊張したというか笑。
そしてNaNoMoRaL。NaNoMoRaLは広いステージがよく似合う。始まってすぐにこんなもんじゃないって感じでこの日のステージも狭く見えるように。ほぼ新しめの曲で構成されたセトリはそれぞれの曲のスケールが大きくてとても良かったです。
出演した未菜さんの「ひと」(梶原パセリちゃん作) も初めてライヴで聴け、ほか出演者の方々も含めてよいイベントでした。人柄ならぬアーティスト柄の賜物ですね。
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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈ヴォーカル/アコギ、トロンボーン/フルート/コーラス、ギター/スティールギター、ベース、ドラムという構成の5人組。ライヴぜひ観てください!〉、Ålborgの “Change”、他、futuresの “downstaires”、Soccer Mommyの “Soak Up The Sun”、SonoSheetの “レイニー” の4曲です。
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]]>暑いわ!ってことで夏の曲プレイリストです。
それにしても暑すぎませんか? 夏の曲を選んだのですが、現実のほうが暑すぎて歌詞世界とのズレが生じています。暑すぎて蝉も鳴かないし虫も飛ばず羽音も聞こえません。東京は夕立さえ降りません。この暑さのなかクーラーのない部屋で過ごすのは命にもかかわり、だいぶ現実味がなくなってきました。現実が歌詞に近づいているのが、1曲目に入れたXTCの “Summer’s Cauldron” ですね。cauldronは「大釜」。魔女が何かをぐつぐつ煮込むときに使うアレ。鍋で煮込まれているような暑さ、まさにそれだ。(煮込まれたことないので想像ですが)
夏の歌詞世界といえば、とにかく恋愛。なんでなんでしょう?「開放的な気分」ってよく考えるとなんのことやら意味わからない。なにかしらの意味で自分にとって大切なひとがいるのは良いことでしょう。でも夏だけじゃなくて春秋冬もいたほうがいいと思います。
もうひとつ夏といえば、夏休みやvacation。そこでは楽しさ・良き思い出が表現されると思われがちですが、洋楽では「孤独」と結び付けられる例も多く見られます。夏がはじまるまで一緒に過ごしてきた同級生、同僚、友人らが居なくなり、ひとりになったときの内省。欧米では夏=学年の終わりなので、日本の「3月」に相当する心情もあるのかもしれません。
そして日本の夏の歌、その一大勢力は「夏が終わる切なさ」です。長い夏休みが終わる、プールが終わる、学校がはじまる、宿題がまだ!と、子どものころに感じた寂しさ・切なさ・悲しさが染み付いているのでしょうか。特別長い休みがあるわけでもない大人も、なんか切なくなりますよね。私のなかには「“夏休みはもう終わり” ソング」という括りが確実にあるのですが、なんと今はまだ7月。夏の終りソングは控えめにしました。入れられるものなら入れたい “さよなら夏の日” や “DOLPHIN SONG / ドルフィン・ソング” は配信がないし……
フジロックが終わり週が明けたら7月も終わります。夏はこれからが本番。暑さをしのぎ、切なさ控えめ楽しさ多めで過ごしましょう。目も眩む日差しですが、太平洋高気圧に覆われたこのところずっと、空の青が綺麗です。みなさま、お体ご自愛ください。
P.S.
今となってはこういうリストをつくるとき(リバイバルも含めて)「シティ・ポップ」をどう扱うかが面倒このうえないのですが、今回は1曲しれっとブレッド&バターを混ぜてみました。聴いていて違和感のなさがすごい。編曲・細野晴臣。リリースは1979年。おそるべし。
(プレイリストのSpotify版はこちらです)
]]>家の近くを駅に向かって歩いていたら、道の遥か向こう、前を見ず片手放しの手元に視線をやりながら自転車に乗る少年がこちらに向かって走ってくる。遠目にスマホか危ないなあ……と思ってしまったのだけど、近づいてきた彼をすれ違いざまに見たら右手にあるのはタッパーウェア。蓋はなく、中にぎりぎりの水、そして金魚が二匹。友達から貰って帰る(あるいは逆に届ける)途中とか? 危ないのには変わりない。が、誤解してごめん、そして、いま君は3つの命に責任があるぞ気をつけるんだぞ、と心のなかでつぶやきながら彼を見送った。無事に着いたかな。(それにしても金魚が驚いてジャンプしたら終いなのでせめてラップを……)
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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈らしさも新しいもギュッと凝縮された3rd EPから〉、インナージャーニーの “夜が明けたら私たち”、他、SPRINGMANの “勤労”、碧海祐人の “うつつの在り処”、高井息吹の “Starlight” の4曲です。
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]]>さすがに命の危険を感じるレベルなので、生まれてはじめて日傘なるものを買ってみました。たしかにこれは意味がある。でも直接の陽射しを遮ると地面の照り返しのヤバさを改めて感じます。一週間使ってみてのその他どうでもいい感想を以下に。風が強い場合、風がくる方向と雨がくる方向はほぼ同じなので、雨傘はそちらに向けてさせばよい。一方で風と陽射しの方向は無関係だ。結果として風が強いと日傘はとてもさしづらい。風がない場合、雨傘は垂直にさしていればよいが日傘は陽射しの方向に向けて傾けたい。そうすると歩きながら傘をさす方向を常に調整することになり、意外と面倒くさい。日傘は雨滴を誘導する機能が不要なので弧状である必要がない。なんなら平面(円盤)でも良いのではと思うが、世間では日傘はすごく傘である。帰りは100%使わないので荷物なだけになる、っていうのも考えてみるとすごいな。ググると傘は雨傘より日傘のほうが先にあったと出てくるけど本当かいな。等々。いろいろ思うことはありますが、なんとかこれで生きのびたい。この暑さもたぶんあと二週間くらいでしょう。
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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈カートゥーン+シューゲイズユニットThe Otalsとex-For Tracy Hydeのeurekaがコラボ!〉、The Otals feat. eurekaの “修羅だってクラスメイト”、他、君島大空の “˖嵐₊˚ˑ༄”、Yard Actの “The Trench Coat Museum”、Eyedressの “Teen Mom” の4曲です。
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]]>今年の夏、初野外だった先々週の日比谷野音。客席の様子を見ていると、若いひとたちは半数以上がハンディファンを持っていました。話はそれますが、二人組はそれぞれが持つより二人で一つのファンを使うパターンが多いようです。かつては傘のシェア、今はファンのシェアがエモいのだろうか。たしかに傘よりファンのシェアのほうがエモそうではあります、なんとなく。話を戻すと、ハンディファン勢はライヴが始まるとどうするのかと思って見ていたら、持ちっぱなしではなく、しまうひとがほとんど。みんないい子たちなんですね。しかし公演中は使えないとなるとそれはそれで意味がない。ということはハンディではなくネックファンの出番では?、と思いきや、ネックファンを使っているのは揃いも揃っておっさんばかりだ (個人の視界に基づく感想です)。こんなところにも文化の分断が! 結論としては、今日も暑いですね、みなさま体調にはくれぐれもお気をつけくださいませ。先週「どこかで書きます」と書いたこのリーガルリリーの野音については、ThreadsとTwitterに書きました(ここにも転載済)。いまだ余韻忘れられず。
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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈茫洋としたものへの憧れと未来への航路が見えるような2nd EPから〉、エスキベルの “洋燈(lit)”、他、Sundae May Clubの “晴れるな”、インナージャーニーの “ラストソング”、zuniの “TOY” の4曲です。
SuUの “コースト” も候補だったのですが、他のひとが “Build” を入れていたので、それはなしに。
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]]>入場、位置につく3人の嬉しそうな笑顔、それがすべて…とか思ってたら、始まるや凄まじい。襲いかからんばかりに凶悪で美しい、ギター、ベース、ドラムス、ヴォーカル。繰り出される曲たちを聴きながら“才能”ってほんとにあるんだな、とか思ってしまう。
背後のビルの側面に赤みが差し空の明るさが落ちていく18時50分からの5分間の「ぶらんこ」。図ってか図らずか奇跡のような時間。「ぶらんこ」でレスポールに持ち替えたのは大正解。未だにムスタングを持つたかはしほのかの幻影を見、最近にモヤモヤもする自分に回答を突きつけられたような2時間だった。
真正面のロックに最新のテクスチャー。ロックは死んだかって何さ。キャラ的に淡々としてはいるのだけど、あれは何か伝説級の日本のロックの瞬間だった気がします。本当に本当に本当に良かった。心地よい風、最上の音楽、野音の魔法。格別でした。
日本国内外を問わずロックフェスのデカいステージに立ってほしいです。ありがとう。
]]>まったくチケットが取れなかったBiSHの東京ドーム解散ライヴ。最後の最後で機材席開放チケットが当たりました。当選発表は前日夜の21時。行ってみると席は2階スタンドの最前方ほぼステージ正面、視界の端にはでっかい照明機材のブースが。これかー。でも実際のステージの見えかたには何の問題もないし、真正面だし、良い席。公演中に照明オペレーションの様子に気を取られるという問題はあったけど (それはお前の問題だ笑)。ライヴは、ひとことで言えば、立派でした。そして美しかったです。東京ドームにもこれまで東京ドームでライブをしてきた数多のアーティストにも、誰にも何にも臆することのない、堂々とした、見事なライブでした。BiSHのデビュー以来の軌跡や過去の要所要所の公演の踏まえかたも絶妙な、正統派のファイナル・ライヴだったと思います。個人的には、最後にハシヤスメさんがメガネを外してステージの床にそっと置いて去っていく、というのを密かに期待していたのですが、なかったですね…… ともあれ、これまでおつかれさまでした! ありがとうございました!! OTOTOYの最後のライヴレポートと解散直前大特集も、皆さんぜひ読んでいただければ。
そして週末はリーガルリリー、初の日比谷野音ワンマン。これがですね、本当に本当に本当に良かったんですよ。強烈で美しいギター、ベース、ドラムス、ヴォーカル。心地よい風、最上の音楽、野音の魔法。真正面なロックと最新のテクスチャ。言いたいことが山ほどあるので、どこかで書きます。
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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈待望の1stフルアルバムから! アルバムすごく良いです〉、SAGOSAIDの “Broken Song”、他、ハイエナカーの “とけないハート”、WOLVEs GROOVYの “CARTOON FRIDAY”、The Last Dinner Partyの “Sinner” の4曲です。
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]]>よりによってなんで同じ日に……という声が多く聞かれた同日開催の、ゲシュタルト乙女@新代田FEVERとManic Sheep@青山月見ル君想フ(どちらも台灣のバンドなのです)。ワンマンと3マン、それぞれの開演時間をにらみ、これはイケると信じて両方のチケットを購入。無事、移動に成功しました(3マン・トップのÅlborgは観れませんでしたごめんなさい)。
まず、ゲシュタルト乙女。セトリのなかで “窓” だけ少し違う空気を感じる。そこにはイエナガ(colormal)がいるし、津野米咲がいる気もしました。この日のスペシャルとして披露されたのは、きのこ帝国 “東京” のカバー。楽曲それ自身も、音楽への向き合い方も、こうして残り、受け継がれていく。日本のロック聴いてきて良かったなと思う。そこにゲシュタルト乙女がいる幸せを感じました。
終演後移動して、Manic Sheep。バンドのなかに溢れんばかり音像があるんだろうなと思わされる、その一部をお裾分けで受け取っているようなライヴ。ドラムがやばい。豊穣な時間。どちらも観られて本当に良かったです。謝謝。
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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈打ち込みでブルーズで超ロックなギター。意味分かんないけどライヴみたらすぐに分かります。最高だって。〉、Wang Dang Doodleの “GIRIGIRI GIRL”、他、never young beachの “風を吹かせて ”、Dominic Fikeの “Mama’s Boy”、Hozierの “Unknown / Nth” の4曲です。
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]]>レトルトのパスタソースはもう長いことエスビー食品の「ラ・ベットラ」シリーズ一択です。アルミパウチを頑なに守り続け直レンチンを許さないこのシリーズ。心意気は買いたい。がしかし、パッケージ直レンチンの安楽さも捨てがたい。となるとスーパーで浮気心にさいなまれながらも手が出てしまうのは、創味の「ハコネーゼ」です。ボンゴレビアンコ美味しい。ところで、ハコネーゼは「箱ねーぜ」なのに「箱根ーゼ」に誤認させる気満々な気もするのですが、箱根町に挨拶に行ったりはしているのでしょうか、気になってしかたありません。
ちなみに私は、ミートソースやボロネーゼを作るときに平気でトマトケチャップ入れる派です。ていうか(独自にたどり着いた)香味野菜なにそれ?野菜ジュース超重要!派だったのですが、鳥羽さんがレシピで野菜ジュースを使っているのをみて、たいへんに勇気づけられました。大昔によくTumblrに流れていた、彼女がミートソースを作ったけどケチャップがどーしたとかというコピペが最高に嫌いな私ですが、リブログは絶滅したようで目にしなくなりました。何より。麺はディ・チェコ派。あと糖質云々を抜きにしてひとつの素材としても、〈ZENB NOODLE〉は結構イケるのではないかと(高いのが玉にキズ)。ZENBに向いたソースというのもあると思っていて…… 長くなったので続きはまたいつか。
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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈韓国のドリーミー・ポップ・バンドADOYの楽曲を落日飛車、Phum Viphuritらがカバーしたアルバムから。24/48です。DJの人もそうじゃない人も!〉、ADOYの “Lemon (Numcha Remake)”、他、Sept.の “morning shimmer”、THEティバの “winnie”、daisanseiの “レイコ” の4曲です。
そして他の人が先に挙げていた、家主の “きかいにおまかせ” と、泉まくらの “夢” も。
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]]>先週はdowntもSAGOSAIDもHoach5000も新曲をリリースし、週末にパーティーが。こういうのは本当にいいですね。音源を聴いてから臨むライヴの “13月” が素敵すぎました。
downtは (あるひとが言うように) 確かに一見 “陰鬱” に聴こえがちですが、あれは “希望” だと思います。ベース・ドラムスが作る堅固な基盤から浮かび立つギター・ヴォーカルは、清濁まみれた現実に点在する灯火のよう。“111511” の「あの屋上には僕がいくからさ あの屋上でまた話せたらいいな」が搔き起す感情は、俺的 “歌詞とメロディが浮き立たせる一筋の光明” ランキングに確実に入ります。
週中にあったAlien TangoとWang Dang Doodleの対バン・イベントも音楽の楽しさに溢れていました。佳き1週間。
p.s.
プレイリストに入れようと思ったらHoach5000が弊社に配信されてない…〈BIG UP!〉なのに (悲)
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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈ドラムス、ベース、ギターのストローク、ヴォーカル、アルペジオ、ギター・ソロ、それぞれがそれぞれの感情を惹き起こしながら、折り重なり生み出される情景。8分30秒の中間地点、4分15秒前後に鳴るギターが心憎い〉、downtの “13月”、他、SAGOSAIDの “Chinese Restaurant”、浦小雪の “潮風” の3曲です。
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OTOTOYの公式プレイリストに自分が推薦した曲だけを載せた個人プレイリスト、「OTOTOY NEW RECOMMEND-ed by me」も公開中!
]]>〈FRIENDSHIP.〉主催の渋谷サーキットイベント〈SHIBUYA SOUND RIVERSE 2023〉。渋谷と代官山とを往復(途中中抜けで大塚方面に行ったりもしたがこちらは略)。公式がシェアしていたルートマップに桜丘を通り抜けて渋谷から代官山に向かう道が書いてあり、再開発中のいま、こここんなふうに通り抜けられるの? と思っていたら、あんな歩行者専用道があるんですね。知りませんでした。オフィスから代官山方面に向かうときは旧山手通りを使うからなあ。
この日のラストは〈FRIENDSHIP.〉のスペース〈FS.〉でbedを。bedもようやくみれました。極小箱に詰め詰めの人が踊り狂う光景を後方から。熱狂はよくわかるというか、熱狂して然るべき。バンドから入ってクラブへ着いたひとも、クラブから入ってバンドが未知なひとも、どちらのひとの心にある空間も満たすピース。よかったです。bedの次のパーティーは、16日(金)深夜に〈clubasia〉で、とのこと。気になっているかたはぜひ!
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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈ゲシュタルト乙女、再出発と決意表明の一作。アレンジはcolormalのイエナガ〉、ゲシュタルト乙女の “窓”、他、Beach Fossilsの “Sleeping On My Own”、periwinklesの “dawn break”、一寸先闇バンドの “五月病” の4曲です。
そして他の人が先に挙げていた、クレナズムの “夏日狂想” も。
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OTOTOYの公式プレイリストに自分が推薦した曲だけを載せた個人プレイリスト、「OTOTOY NEW RECOMMEND-ed by me」も公開中!
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