ファミえんにいった

(OTOTOY編集後記からの転載です)

3月の (OTOTOYの)「私立恵比寿中学 総力大特集」のときに「OTOTOY EDITOR’S CHOICE」で書いたとおり、エビ中・コロナ期にわかファンである私は “ファミえん未体験” だったのですが、この週末、ついに行ってきました〈エビ中 夏のファミリー遠足 略してファミえん in 山中湖 2022〉。楽しかったです!!! 山中湖に来るのも2015年のラブシャ以来。7年ぶりかよ!

ところで、私は〈ファミえんラジオ2020〉が大好きなんです。若干の説明をするとこれは、開催延期(後に中止)となってしまった2020年夏のファミえんの日、開催予定時間に、予定していたセットリストの通りライヴ音源を流すというYouTube Live企画でした。アーカイヴが残っていていまでもみることができます。グループの体制は9人へと変わりましたが、映像はなく音だけですが、それでも、いまなおこれが最良のエビ中入門用コンテンツでは? とさえ思います。それくらいセットリストも音源も素晴らしい。そしてなによりコメント欄が最高。議論をよぶこともあるコンテンツとファンダムの在りかたについて、これが理想のかたちのひとつかもとか、みるたびに考えさせられます。

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈親しみ+心地よさ+すこしのもどかしさ+ほのかに見える未来=良い曲〉、torontoの “たしかなきもち”、他、I Saw You Yesterdayの “Dye It Gray”、黒子首の “かくれん坊”、JAWNYの “strawberry chainsaw” の4曲です。

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downtのリリースツアーをFEVERでみた、そしてお家でFUJI ROCK

(OTOTOY編集後記からの転載です)

downt最新EPの東名阪リリースツアー・ファイナル、新代田FEVERにいきました。出演はpaionia、uri gagarn、そしてdownt。唯一無二のuri gagarnとpaionia。間違いようもなく、抜群に良かったです。そしてこの2組を従えてのdowntも圧巻でした。いままでみたなかで一番良かったというか、いままでで一番、富樫さんとロバートさんが笑顔で楽しそうにライヴしてました。良いイベントをありがとうございます。

downtはここから週末はFUJI ROCKへと。わたしもお家で配信FUJI ROCK。THE NOVEMBERS、Snail Mail、Arlo Parks、Dinosaur Jr.、Cornelius、SUPERORGANISM、JAPANESE BREAKFAST、Elephant Gym、Black Country, New Road、ずっと真夜中でいいのに。、そして、MOGWAI !!! 音楽フェスティバルがいかに大切で素晴らしいものかは、Elephant GymのTellさんが日本語MCで、ジャストのサイズで言い尽くしてくれました。ほんとうにありがとう。

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈まさに駆け回る子犬が目に浮かぶ、今週リリースのアルバムからの先行配信曲。〉、Jan fluの “Doggg runnn”、他、the pulloversの “なんでもないルーティーン”、No Busesの “I’m With You”、yamaの “くびったけ” の4曲です。

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Holly Humberstoneの来日公演をCLUB QUATTROでみた

(OTOTOY編集後記からの転載です)

ついに「来日公演」です。振り返ってみると最後に行ったのは2020年2月のJAY SOM、その前が2019年12月のStella Donnellyと(どちらも同じQUATTRO)、2年半ぶりの海外アーティストのライヴでした。またひとつ「状況」が戻りました(そしてBA.5も同時にやってくるという)。ライヴはほんとうに良かったです。ステージにはHolly Humberstoneひとり。トラックをメインとして、パッドとルーパーを駆使し、ギターかシンセかキーボードかのどれかを弾きながら歌う。タイトでパワーのある低音。“Thank you!” “Arigatogozaimasu!” を連発し、1曲ずつ曲の背景を簡潔・明確に説明しながら唄っていく。客の反応…… 会場は「洋楽」が戻ってきた感に満ちていました。2年半ぶりに聞く“アリガトゴザイマス” の愛おしいこと。“アリガトゴザイマス” がこんなに尊かったことを忘れていました。気づいたのだけど、私、完全に「来日公演免疫」がなくなってますね。このままの状態でサマソニに行ったら終始泣き崩れていそうです。やばいわ。

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈型と自由とを兼ね備えたバンドサウンド、その上で踊るおーたけ@じぇーむずのヴォーカルが心地好い〉、一寸先闇バンドの “ルーズ”、他、さとうもかの “魔法”、Billie Eilishの “The 30th” の3曲です。

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Let’s Knife

(OTOTOY編集後記からの転載です)

土曜日、オトトイの学校・特別編として「女性アーティストの表現」をテーマに、野中モモ×岡村詩野、スペシャル・ゲストに少年ナイフNaoko、というトーク・セッションがありました。トーク中さらっとNaokoさんが「レディングとかロラパルーザとかプリマベーラに出たとき」と仰ったのですが、あらためて、凄すぎでしょ、と。この3つすべてに出演したことある日本のバンドって他にいるのでしょうか。

そんな偉大なる少年ナイフですが、私は、サンフランシスコのライヴハウス (Slim’s)で少年ナイフのライヴをみたことがあるのが、その手の自慢のうちのひとつです。なんの関係もないくせに誇り思っちゃうような、完売・大盛り上がりのライヴでした。“Antonio Baka Guy” で一斉に「ばかがぁぁぁぁぁぁぁい」と叫ぶアメリカ人たちの愛おしさは忘れられません。

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈宮崎朝子のハッピーな発表後(おめでとうございます!)、初のリリースがこちら(歌詞を聴いてくださいね)。ほんとに好きです。〉、SHISHAMOの “ハッピーエンド”、他、Chilli Beans.の “L.I.B”、好芻の “Blue boat”、メレの “東京” の4曲です。

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NaNoMoRaL初のバンドセット・ライヴをUNITでみた

(OTOTOY編集後記からの転載です)

バンドメンバーにヒダカトオル、RONZI、マーヤ、春尾ヨシダを迎えたNaNoMoRaL初のバンドセット・ライヴをみました。なにより驚いたのは雨宮さんの “フロントマン” としての堂々とした佇まいでした。パセリさんは “嬉しそう” に尽きます。私は春尾ヨシダさんのベースに惚れました。ライヴレポートを書きましたので、ぜひお読みいただければ。

そして先週といえば、忘れてならないのはTHE 1975の新曲です。この2年で必要に迫られて(?)インディ・フォークが主たるアプローチ化してしまったこの状況下において提示される、彼らならではの一段の高み感。サマソニが楽しみだーーー。

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈ユニークなリズムトラックの構成、そして美しいギターと歌メロ〉、Sisters In The Velvetの “In 10 Pages”、他、valkneeの “DESTROY!”、asmiの “earth meal”、ヒグチアイの “ランチタイムラバー” の4曲です。

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原稿依頼

(OTOTOY編集後記からの転載です)

実はREVIEWSの連載がはじまったときから思っていたのです。管さん(管梓 a.k.a. 夏bot / For Tracy Hyde、エイプリルブルー、他)に原稿を頼みたいなと。管さんならではの視点は確実に存在するし、ご本人のキャリアからして書ける方であることは間違いないだろうし。こういうのはメールで依頼とかではなく直接お話をして感触を得たいものですが、なかなかその機会がなく……が、ついにチャンスが巡ってきました。5月のcolormalワンマン@TOKIO TOKYOの終演後です。お話をしたところ幸いなことに速攻で快諾を得て、先週の掲載に至りました。テーマは「アジアのシューゲイズ」です。これまで新譜よりだったREVIEWS企画の幅をすこし広げました。良いテーマ、良い選盤をありがとうございます。まだご覧になっていないかたはぜひお読みいただければ。素敵な文章を書いてくださった管さんに感謝。そして何気に絶好の機会を与えてくれたcolormalにも感謝を。出会いや思わぬ機会があるライヴは、良いライヴ、良いアーティストの証です。

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈C子あまねの1st EP『Japan』、バラエティ豊かな収録曲の中からバラードのこれを。〉、C子あまねの “ロックバンドは恥ずかしい”、他、macaroomの “mugen”、YAYYAYの “催眠”、renforshortの “Julian, king of manhattan” の4曲です。

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小沢健二 So kakkoii 宇宙 Showsを東京ガーデンシアターでみた

(OTOTOY編集後記からの転載です)

とても、とても良いショウでした。だからこそ、自分にとってのこれまでのベストは8年前のZeppツアー (魔法的 Gターr ベasス Dラms キーeyズ)だな、とあらためて思いました。あれはgreat gigだった。個人的に「離脱」にはマイナスの印象が残りました。世界は斯くも突然に裂け目が生じ得る。それは理解できます。クリエイトする側にとって己の裂け目をつくる力を再確認することの必要性も理解できます。でも受け手からすれば “見えざる手” が増えたともいえる。僻んでいないで生成する側にまわれ、と。それがメッセージであるならば、もっともすぎるので返す言葉もありません。終演後は6年前と同じことを思いました。これを非日常・非生活にすべきではない。これこそが日常であり生活であるべきだ。今年はより強くそう思いました。ネガティヴな感想に聞こえるかもしれないですが、とても、とても良いショウでした。本当です。このライヴをもって、自分が持っていた2020年からのチケットそのまま有効・延期公演がすべて終わったはず。この週末はどこも人出で賑わっていました。その意味でも、一区切りなのかもしれません。

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈話題沸騰絶賛嵐、downtの新作EPから〉、downtの “I couldn’t have done this without you.”、他、suya suya junctionの “girl”、Group2の “Syndrome”、liesl-maeの “The Trip” の4曲です。

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「正史」

(OTOTOY編集後記からの転載です)

アルバム『SOFTLY』のリリースにあわせて山下達郎のインタビューなどを多く目にします。それらを読んでいると、生存者バイアスというか、勝者によって史書が書かれるさまを目の当たりにしているな、と感じます。これは批判ではありません。歴史とはそういうものだし、また音楽とはという観点においても、山下自身が商業音楽とは闘争(勝ち負け)であると言う以上、他人がそれにどうこう言う筋合いはありません。

一方で先週よく目にした敗者といえば、IEです。人びとのIEに対する語り口をみていると、文化圏レベル/コミュニティレベル/個人の価値観レベル等々で、その人(たち)が判官贔屓の人か打落水狗の人かが見えてきます。そういうことは人との接しかたにおいてとても重要なので、よくよく覚えておこうっと、とか思ったりします。(もちろんこれもどちらが良いというものではありません。)

「判官贔屓」はもともと源義経に対する心情のことで、その「史実」の基礎となっているのは『吾妻鏡』です。『吾妻鏡』は北条得宗家の視点から書かれた勝者の史書です。「日本のポピュラー・ミュージック正史」に印される、美しき敗者は誰になるのでしょう? 興味深い。

(初出のfacebookへの投稿はこちら)

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈センチメンタルなギターと普遍的な歌メロが心に残る〉、しんきろうのまちの “六月”、他、naomi paris tokyoの “Sad Vacation”、kojikojiの “true to true”、The Bethsの “Silence Is Golden” の4曲です。

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雑音

(OTOTOY編集後記からの転載です)

なにかの拍子に見かけたネットの文章に「トマトやイチゴのヘタは雑菌だらけ」とあるのをみて、そりゃ果実の表面よりはたくさんの菌や微小生物がいるだろうけど、それは「雑菌」なのだろうか? とか思いました。以前に別の職場にいたとき、「雑音」という言葉を耳にする機会が時折あったのですが、いつも話を聞きながら、雑音という音はないのでは? と(昭和天皇が言ったとされる「雑草という草はない」を思い出しつつ)心のなかで考えていたことを、久しぶりに思い出しました。……てなことを先週SNSに書いたら「そういう雑念を振り払いましょう」というツッコミが、笑。ほら、だから「雑」の部分って大切なんですよね。ライヴの記憶も意外と音楽の音だけじゃなくて、空調の音とかが混ざって残っていたりする。そういうことってありません?

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈TVアニメ『BIRDIE WING』挿入歌。キャッチー、疾走感、やかましい。最高!〉、illiomoteの “Take a chance”、他、plumsの “明け”、Soccer Mommyの “newdemo”、Inhalerの “These Are The Days” の4曲です。

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ぺんぎんの憂鬱のレコ発企画にいった

(OTOTOY編集後記からの転載です)

たな、のソロ・プロジェクトである、ぺんぎんの憂鬱。もともとはゴールデン・ウィークにあったライヴで、ぺんぎんの憂鬱と國が良かったとTLがざわついていたんですよね。だからちょうど良い機会なので観にいこうとは思っていたのです(この日はいくつも良企画目白押しで悩ましい日ではあったのだけど)。そうしたら、ERAの20周年イベントの佐藤千亜妃/ayutthayaの回で終演後にフライヤーを配っていて、その後路上でライヴしているところに出会い、そして謎の因縁? が発覚するという…… なかなかミラクルでした。そんなわけで、ぺんぎんの憂鬱のレコ発イベント。良い企画でした。出演5バンドの色の散らばり具合が程良く、それでいて共通する核の部分がちゃんとある。それこそがたなさんの「好き」である(とご自身でおっしゃっていました)。企画の鑑ですね。ぺうつ(と略すらしい)自身のライヴは自称する “不穏” よりも、歌うたなさんの横顔に垣間見える不敵っぷりが印象に残りました。今作EPはまだOTOTOYで配信できていません(すみません)。EP二部作とのことで、冬リリースの後編楽しみです。それまでにはOTOTOYでも扱えるよう、調整と作業をがんばろう。

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈活動開始から2年、キャリアが形となったラッパーdoggieの最新モード。MV監督はエドソウタ。〉、doggieの “FallingDown*”、他、Paper moon Endrollの “生活のなかで”、S.G. Goodmanの “If You Were Someone I Loved”、笹川真生の “ ためらいあいいたい” の4曲です。

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