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2009年08月31日以降,communisense.comにて,WordPressを使って書かれているもの

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対策

(OTOTOY編集後記からの転載です)

先週、ライブイベント業界4団体から〈緊急事態宣言下におけるライブイベント公演の開催に関する共同声明〉が出されました。実際に行ってみるとよくわかるのですが、この声明でも触れられている〈感染拡大防止対策ガイドライン〉を遵守した公演は、これはリスクだなと感じる場面にはほぼ遭遇せず、とてもよく考えられ・運用されていると思います。また観客の側もその運営にとても協力的です。それらの結果として「有観客公演約7,100公演(総動員数約230万人)が開催され」「現在に至るまで当該4団体会員社によるライブイベント会場からの感染者発生は認められておりません」という表明がされるに至ったのでしょう。不存在の証明はできないものですが、こうして公式の声明としてその事実が示されることには、とても意味があると思います。事態収束への道筋がまだまだ見えない現状をしのぎつつ、より本質的な対策にむけて力をあわせたい2021年です。

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今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈フィロのス・日向ハル、昨年の生誕ライヴ・アルバムから髭男カバーを。似合ってる!〉、日向ハルの “宿命” 、〈どことなく郷愁を感じさせるサウンド。なにげない日常の心情の動き、その大切さを思い起こさせる。〉、UQiYOの “Cresent” の2曲です。

楽しみでしかたない

(OTOTOY編集後記からの転載です)

Googleのフォト・アプリの機能に「思い出」というのがあって過去の写真が表示されるのですが、ながめていたら3年前も4年前も「今週」、For Tracy Hydeのライヴを観ていたようです。これどっちもO-nestだな。ああライヴ観たい…… フォトハイといえば2月にでるアルバムが楽しみでしかたないです。出るたびにこちらの期待のはるか上をいくFor Tracy Hydeのアルバム。待ち遠しい。楽しみでしかたないといえば、1月はArlo ParksとNOT WONKのアルバム。NOT WONKの前作は私の2019年の真ん中にどっかりと座るような作品のひとつでした。さて今作は…… 2月でもうひとつ待ち遠しいのはTHEティバの2連続EPリリース第二弾。12月に出た第一弾EPは豊かなサウンドの裏にあるフォーキーなしっとりさ加減が抜群でした。第二弾はゴリゴリだそうです。そんなTHEティバのインタヴュー記事が先ほど出ました! 約1年前からずっとやりたいと思い描いていてようやく実現した、THEティバ、初のロングインタヴュー。ぜひ読んでいただければ。さて今年はなにを思い描き、来年どんなかたちになるんだろう。楽しみでしかたない。

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今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈ポップしなないでの新バンドプロジェクト。聴けばビリヤニはもちろん、ラッシーも恋しくなる〉、Paraisoの “ビリヤニ” 、〈わずかにノスタルジックなポップ・エッセンスと最新の音像を身にまとったSCLLの新曲〉、Spangle call Lilli lineの “epic” 、〈理由は人それぞれであろう、さざ波立つ心を包むトラックのちから〉、uruwashiの “Fall in Love” の3曲です。

返事は返そう(返します)

(OTOTOY編集後記からの転載です)

とりあえず年末年始はよく寝ました。お布団ラヴです。夜寝て昼起きてて昼に布団干すと生活のクオリティが超上がります。当たり前重要ですね。年頭の抱負とかそもそも人生の計画とかほぼほぼ持ったことなく人生を過ごしてきたのですが、そういうタイプの人間からすると、昨年のような「思うようにならない」ことへのストレスは意外と少なかったりします。柳に風、良い言葉だ(笑)。「柳に風」に相当する英語の慣用句はあるのかと思って調べてみたら「No reply is best.」っていうのが出てきました。マジかよ、それは良くないのでは(強く自戒)。とはいえ、以下元旦のプレイリスト・コラムに書いたことと同じですが、翻弄されっぱなしなのもウィルスと社会に対して癪なので今年はもっともっといろいろと考えようと思っています。明るい、良い、未来を信じながら、ね。

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今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈あゆ巫女のソロ名義プロジェクトaymkのダークポップな2nd EPから〉、aymkの “faith” 、〈年は明けてしまったけど胸ざわめかせるクリスマスソングはいつ聴いてもいいんです〉、Lucie,Tooの “Winter Song” の2曲です。

making our future

(OTOTOY EDITOR’S CHOICE Vol.97「making our future」からの転載です)

あけましておめでとうございます。
昨年はさまざまなことがこれまで経験したことの無い状況にみまわれる特別な年でした。そんななか、多くの皆様にOTOTOYをご覧いただき、またご利用いただき、心から感謝しております。 ありがとうございました。

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この週替りプレイリスト&コラムの一番下にありサムネイルにも使われる画像は、毎回プレイリストやコラムの内容のイメージにあわせてデザイナー(前回コラム登場のナガタミキ)が作ってくれています。でも今週の金曜日は元旦。内容を決めずに先に作っておいてもらうようお願いしたところ、初日の出っぽいものが上がってきました。

というわけで今週は、朝日や明日や未来を感じる曲、10曲です。このような状況です。自分自身が良い未来を信じないで誰が信じるんだ、けっこう真剣にそう思っています。

ちなみに私は下の著者プロフィールにもあるように「技術担当。編集部では“音楽好き・ファン目線を忘れない”担当(自称)」です。昨年年頭に考えていた2020年のOTOTOYの改善のうち、実現できていないことがたくさんあります。そのかわりに、という側面が大きいのですが、昨年は、音源配信でライヴハウスを支援する〈Save Our Place〉、それに伴う〈投げ銭〉の仕組み、オンラインでレコ発/インストア・イベントを行う〈OTOTOY ONLINE IN-STORE〉、〈オトトイの学校〉のオンライン開催への移行などを新たに始めることができました。昨年の春以降、今やるべきことは何かをOTOTOYの皆で考えて実行した結果です。

2021年が計画をもって進められる年になるのか、それともまたその時々の状況に翻弄される年になるのか、それは分かりません。でも翻弄されっぱなしなのも(ウィルスと社会に対して)癪なので、もっともっと考えようと思っています。明るい、良い、未来を信じながら。

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2021年が皆さまにとって、音楽を愛する人々にとって、良い年であることを願って。
今年もOTOTOYをよろしくお願いいたします。

(プレイリストのSpotify版はこちらです)

東京ガーデンシアターで私立恵比寿中学をみた

(OTOTOY編集後記からの転載です)

東京ガーデンシアターは本当なら6月に小沢健二で行っていたはずの新しいホール。今回はじめて行きましたが、とてもよいホールでした。音よし箱よし周辺環境よし。個人的にはほぼ満点です(アクセス面がマイナスと思う人もいるだろうことはわかる)。もうみんなここでやってほしい。そして私がSTAY HOME期にもっとも新規どハマりしたのが、私立恵比寿中学でした。思いかえせば“感情電車”のMVをみたとき、“自由へ道連れ”のMVをみたとき、あのとき素直に行っていればよかったんだという後悔。今年1月に偶然“若者のすべて”のカバーを聴いたとき、これはもう絶対にライヴに行かなければと思ったにもかかわらず、その後はこんな状況に。ようやく来れました。はじめてみた「大学芸会」は、メンバーの技術の高さと気合い、新しいバンドの上手さと一体感、ロジカルにも感情的にも考え抜かれた演出・構成、チームとしての志の高さ、どれもが抜群でした。コンサート/ライヴをやることや行くことの素晴らしさのすべてがそこにある、そんな時間と空間。これをどう表現すればよいか考えていたら、この言葉が浮かびました。「強い気持ち・強い愛」。それだ。

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今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈平賀さち枝がコーラスで、直枝政広がギター・コーラスで参加した、メロウでエモーショナルなナンバーを〉、曽我部恵一の “Yeah Yeah” 、〈来月リリースのアルバムへの期待が高まる先行配信曲。きっとそこにすべてがあるだろう〉、NOT WONKの “slow burning” の2曲です。

yuigot + 長谷川白紙の音がするも候補だったのだけどまた他の人に先に出されました。

柔軟さと強さ

(OTOTOY編集後記からの転載です)

ライヴの楽しみ方には実はいろいろな流派があります。たとえば、声を上げて盛り上がるだけがライヴではなく、会場みな一言も発せず身じろぎもせず全集中力をステージに向ける、そんなライヴもたくさんあります。それは決して静かな音楽だからではなく、力強いビートと轟音に対してそういう臨みかたをする。もちろんそれは「盛り上がっていない」のではまったくありません。「アンコール」にも、声だけ型、声と手拍子型、手拍子だけ型(リズムキープ派と速くなる派があったりする)と、これもさまざまなパターンが。先週行ったとあるライヴが予想外にアンコールなしの演出構成だったのは、そこが普段「声あり型」の現場だったからかな、とふと思ったりしました。気をつかったりフラストレーションを感じたりさせるくらいなら、そんなのは不要に、本編できっちりケリをつけてやろうぜ、と。そんな一事が万事、作り手の思考の深さと意志の強さに満ちたライヴをみると心からの幸福を感じます。ほんとうにありがとう。

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今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈音楽の大地に立つ生身の人間の尊さ、展開力にあふれた一曲〉、THEティバの “Go back our home” 、〈初の全国流通フル・アルバムから、より感情が揺さぶられる再録ヴァージョンを〉、Cody・Lee(李)の “drizzle(2020)” 、〈Eupholksのコラボプロジェクト第一弾。顔を上げ前に進みたくなるインディー・フォーク〉、Eupholks, Charlotte is Mineの “Flaw In The Design” の3曲です。

Zepp Tokyoでリーガルリリーをみた

(OTOTOY編集後記からの転載です)

ついにZeppワンマンに到達したリーガルリリー。感慨深い。欲をいえばスタンディングでフルに入っている光景をみたかったけど。でも、ここにとどまらずにもっと大きな会場に立つ3人が想像できる、そんなライヴでした。かつてのリーガルリリーのライヴハウス時代、よく上手前方で踊っていたお客さんがいたのが今でも印象に残っています。先週Zeppの22列目くらいで右手を挙げて踊っていた人は同じ人だったのかな。この日も上手側でしたね。抽選なのに。エモい。先週公開されたソウル・フラワー・ユニオンのインタヴューで中川敬さんが言っていました。「ミュージシャンはすぐ「やっぱりライヴは生だよね〜」とかいうけど、そんな当たり前のことを言うなや(笑)!」、と。当たり前だけど、世の中、当たり前のことを言う人の方が多いし声も大きい。手を挙げて踊るという当たり前を取り戻した人もいれば、声を上げるという当たり前をまだ手にできない人もいる。それはどちらの楽しみ方が正しいとかそういうことではないです。それぞれのやり方で「当たり前」を乗り越えよう。

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今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈大名曲。〉、Superfriendsの “Million miles apart” と、〈着想と良メロと切なさが同居する眉村ちあきの真骨頂。元、“さかなのうた”。〉、眉村ちあきの “マーメイドボーイ” の2曲です。

SACOYANSをみた

(OTOTOY編集後記からの転載です)

日曜日、SACOYANSのライヴをみてきました。むっちゃカッコいい。もし今年がこんな年じゃなかったとしても確実に2020年の記録に残る、そんなライヴでした。綺麗な音で正しく音がデカい。そのなかで色濃く立ち上がるSACOYANのヴォーカル。すばらしい。事前に想像していたよりもずっとバンド感がありました(これは私の勉強不足が原因)。こんな状況で2020年に東京でみられるとは思ってなかった。呼んでくれたひと、来てくれたバンドに、感謝しかないです。そしてもうひとつ先週といえば、THEティバの新作MV「Go back our home」。この両者、何かが重なるなと思っていたのですが、それは荒涼とした音楽の大地に立つ生身の人間の尊さなのかもしれません。その存在に感謝したいです。

(これは昨日のじゃない別の日のライヴだけど。1:03:15〜)



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今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈より自由さを増した2ndフルアルバムから、瑞々しさをたたえたこの曲を〉、Charlotte is Mineの “群青” と、〈冬、すこしだけ暖かい日、街を歩く。そんな一曲〉、松木美定の “おぼろの向こう” の2曲です。

トーキョーベートーヴェン+モトーラ世理奈の青春のリグレット (feat. モトーラ世理奈)も候補だったのだけど他の人に先に出されました(笑)。

Go Toトラベルしないで済んだ話

(OTOTOY編集後記からの転載です)

6月に「早く時代がついてこい!」で紹介したcolormal、かなり好きなアーティストなのだが、この10月ころからGt./Vo.のイエナガが「活動を終える」と言い出し、まあ冗談だろうと眺めていたらだんだんと発言が具体的に。来月13日のライヴがラストらしいので、これはひさびさの遠征案件か、Go To使えるかな? とか思っていたらそちらの状況も怪しく…… が、昨晩彼らからアナウンスがありOTOTOYのニュースでも取り上げたように、話は一転、これまでのサポートをメンバーに迎えてソロ・プロジェクトからバンド体制に移行とのことでした(やっぱりか!!!)。現サポート体制はバンドとしても大変に魅力的で、やられたと思いつつもこの嬉しいニュースを喜びたい。というわけでGo Toはやめて配信で観ます。ニュースは良いほうがいいからね。

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今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈「I pray for you. それじゃ、またね。」〉、赤い公園の “pray” と、〈サンプリングされたJuliaの声とハウシーなピアノがビートに寄り添う〉、Fred again..の “Julia (Deep Diving)” の2曲です。

ハイファイの民主化

(OTOTOY編集後記からの転載です)

OTOTOYで機材レヴューをし、勢い余って販売もはじめてしまった「iFi audio ZEN DAC」と「ADAM AUDIO T5V」のセット。5万円台でこの音質が買えてしまうのは、二昔前から考えれば確実にゼロひとつ安くなっているだろう。5万円台が高いのであれば、いわゆる「中華」と呼ばれているDAC/デジタルアンプとそこらへんから拾ってきた(なにそれ笑)スピーカーという選択肢もある。それなら半額以下。それでもかつての数十万円コースの音がするだろう。これって別の言い方をすると「ハイファイの民主化」なんですよね。同時進行でサブスクリプションの普及とスマホで音楽を聴くことが進んでいて、結果として起きていることからは見えにくくはなっているが、この「ハイファイの民主化」が音楽全般に与える影響はとても大きいのではないだろうか。というわけで、機材レヴューに興味のある方は「特集記事」を、セット販売に興味のある方は「物販」を、そして民主化されたハイファイで聴く音楽に興味のある方はOTOTOYを、ぜひご覧ください。

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今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈“優しさ”に満ちた最新ミニアルバム、全曲素晴らしくて選べないけど〉、クレナズムの “ラテラルアーク” と、〈真っ直ぐなロック&ポップが一番格好いい〉、NYAIの “Cheap sentimentalism” の2曲です。

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