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カセットテープ

(OTOTOY編集後記からの転載です)

この数年の「カセットテープの復活」について調べものをしていたら、それを論じた博士論文をみつけました。“Cassette Culture 2.0: On how the Cassette prevails in the Digital Age“ by Düster, Benjamin D, (Published 2021-06-14)。英文で258ページあるので気軽には読めないですが、おもしろそうです。アブストラクトにはこんなことが書いてありました(以下私訳)。①カセットはデジタル・ディストリビューションの存在を前提として物理的アーティファクトとして機能する。②カセットは視覚的・物質的なものとして消費される。③カセットはデジタルベースで進められる音楽活動(の価値?)を正当化する文化通貨である。なるほどね。かなりしっくりくる。他の論文もみつけて眺めたりしたのですが、共通して言われているのは、カセットテープの復活はデジタル・ディストリビューションあってのものだということ。だとしたら、OTOTOY、おおいに関係あるんじゃね? とか思いました。さて……

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈ユルげでおぼろげでありながら一本芯の通った、これもロックンロール〉、AMERICAN DREAM EXPRESSの “Rock N Roll girl in my head”、他、メレの “おまも”、諭吉佳作/menの “páː” の3曲です。

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才能と諦念

(OTOTOY編集後記からの転載です)

colormalにインタヴューしました。思い返せば、よく知らずに評判だけをみかけて『merkmal』のCDを通販で買い、その良さにびっくりして。Zher the Zooではじめてライブを見て、さらに驚かされて。それからcolormalはずっと聴いて・観ていますが、今回、話をきいて改めて腑に落ちたことがたくさんありました。ぜひご覧ください。この原稿をまとめているときたまたま笹川真生のライヴがあり、1曲目の “ためらいあいいたい” の第一声で、インタヴュー中の “優しい幽霊” の歌詞についてのくだりが頭をよぎりました。「見えている風景が違う」ことを痛感させられる瞬間。ジャンルや対象は違えど、フェーズは違えど、それを自分自身で明示的に認識するか、それを他人にむけて表明するか、その有無や大小はあれど、この諦念めいた感覚に身に覚えがある人は実はたくさんいると思います。言ってみれば自分もそうだし。胸がキュッとするよね。でも、私はイエナガさんはそちら側の人だと思っています。お世辞じゃなくて、ほんとうに。

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈極上美にハンド・ブレンダーを次々と突っ込んで、ちょ、なにすんの、と思わせるかの、ウ山あまねのニュー・アルバムから〉、ウ山あまねの “タペタ”、他、紅茶フーフーの “秋のドレス”、xiexieの “sea bird” の3曲です。

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AVYSS Circle (DAY)とNo Busesのワンマンにいった

(OTOTOY編集後記からの転載です)

金曜日、AVYSS Circle (DAYのみ)。yuzuha, FUJI, HEAVEN, ウ山あまねがみられてすげー幸せでした。FUJIが変わらずむっちゃ良い。もっとライヴしてください、それだけが願いです。NIGHTは弊社の若者にまかせて帰り、翌土曜日はNo Busesのワンマン@LIQUIDROOMへ。とにかく “音が良い” に尽きました。バンド・サウンドで世界水準の今の音をきっちり鳴らし、ローの表現も格別。ドラムのチューニングが至極気持ちよかったです。アンコール最後はRadioheadのカバー。Anyone can play guitar! 楽曲の表現の良さも俺達が鳴らすぞ! という意気込みも、どちらも共感性が高く、良い締めくくりに。収容人数もだいぶ増えたライヴの後はAFURIへ。なんか普通の生活っぽいな、とか思いました。

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈ロンドン生まれ、ニューヨークとマニラ育ち、現在の拠点はコペンハーゲン。Danish-Japanese SSW、Mina Okabeの新作〉、Mina Okabeの “Rain”、他、The Bethsの “Your Side”、Death Cab for Cutieの “I Miss Strangers”、chilldspotの “Sailing day” の4曲です。

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パンと音楽とアンティーク2022にいった

(OTOTOY編集後記からの転載です)

日曜日、〈パンと音楽とアンティーク2022〉にいってきました。会場は東京都調布市・京王閣(競輪場)、横はよく通るのだけど初めて中に。文字通り、名は体を表すイベントです。音楽は、1日の入場料が1,100円でこれがみられるのはおかしいと皆口々に言うラインナップ。パンとアンティークをちゃんと買いなさいということですよね。モノ減らし中なのでアンティークはごめんなさいだけど、パンはたくさん買い・食べました!

音楽でいくつか。ステージをちゃんと把握しておらず、でもなんか遠くから凄い歌が聴こえてくるので何事かとふらふらと近づいてみたら、高橋勇成(paionia)。さすがだ。yonige。サウンドチェックの間、yonigeのアコースティック・セットみたことないよな……と思っていたのですが、この日が初めてとのこと。貴重な瞬間にちゃんといる俺えらい。家主。サウンド最高。あふれかえる客をノらせて、むっちゃ盛り上がっていて、家主にこんな戦闘力あったんだとあらためて、というか自分の不明を恥じます、ごめんなさい。そして3Fステージ、トリのラブリーサマーちゃん。ラブサマちゃんはいつも俺らを裏切らない。幸福な大団円。

沢山の多様な人たちが熱心にライヴをみていて、パンとアンティークも含めて場内には幸福な時間が流れるのがはっきりとわかる、とても良いイベントでした。この場にとても大きな可能性を感じたのは私だけでしょうか。無理にまとめると、①会場の交通の便、②入場料の安さ、③来場目的・空間・時間それぞれに音楽だけに縛られない選択肢が明確に提示されている、あたりか。開催に携わった方々に心から感謝したいです。おつかれさまでした!

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈9月末をもって活動休止するthe peggies、ベストALに収録の新曲。良い曲!!〉、the peggiesの “CHEESE!”、他、ハンバート ハンバートの “君の味方”、yonigeの “サイケデリックイエスタデイ – re-arrange ver.”、Cavetownの “1994” の4曲です。

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「配信解禁」—サブスクとダウンロードとロスレス

(OTOTOY編集後記からの転載です)

山下達郎の最新アルバム『SOFTLY』のダウンロード配信がはじまりました。OTOTOYでもアルバム・チャートや検索ワードの上位に並ぶなど好評で、そのことを取り上げたOTOTOYニュースアクセス上位をキープしています。

一方でSNSでは「どういうこと?」という反応も多くみられます。リリース時のYahoo!ニュースのインタヴューにあった「恐らく死ぬまでやらない」という山下達郎の発言を受けてのことでしょう。しかしそこで山下が言っているのは、「サブスクリプションでの配信は『恐らく死ぬまでやらない』」です。

先週はじまったのは、サブスクリプション・サービスではなく、ダウンロード・ストア(OTOTOYだけに限りません)での配信です。簡単にいうと、サブスクリプション・サービスは定額の利用料を支払いそのサービスの “利用契約” をすることで配信されている楽曲を聴くことができるもの、一方で、ダウンロード・ストアはアルバムなり1曲なりを “購入” しデータの形式で受け取る(ファイルをダウンロードする)ものです。このあたりについて詳しくは、OTOTOYに解説記事がありますので、ぜひ読んでいただければと思います。ちなみにデータでの販売価格は、CDと同じであったり、CDより安かったり、逆に高かったりと、その値付けのしかたはリリース元のレーベルによりまちまちです。

こちらでも紹介しているように山下達郎の楽曲がダウンロード配信されるのは、今回がはじめてではありません。もちろん、より多くのタイトルをダウンロード配信してほしいと願うファンの気持ちは大きいでしょう(ぜひとも……)。

前述のとおり今回のアルバムのダウンロード配信開始はOTOTOYだけのものではなく、他のストアでも販売が開始されています。OTOTOYが他のストアと異なるのは、山下達郎にかぎらず多くのタイトルを「ロスレス」で配信していることです。「ロスレス」ではCDとまったく同じデータをダウンロードできますが、他の多くのストアではAACやMP3といったCDに収録されているデータを “不可逆(=元には戻らない)圧縮” したものしか購入できません。ロスレスや音源圧縮についてもOTOTOYに解説がありますので、こちらもぜひご覧ください。ちなみに山下達郎は2015年の音楽ナタリーのインタヴューで、「リスナーとして圧縮音源を聴くことは『はっきり言ってありません』」と言っています。

と長々と書きましたが、それよりなにより個人的に大問題なのが、今年のツアーのチケットがまだ取れないことです!!! まじかー

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈yamaの2ndアルバム『Versus the night』から初の本人作詞作曲のこの曲を〉、yamaの “それでも僕は”、他、グデイの “ラストデイズ・オブ・オーガスタ”、ヨルシカの “チノカテ”、路地の “月は今でも明るいが”、Ålborgの “Girl” の5曲です。

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来日ラッシュ

(OTOTOY編集後記からの転載です)

いまだにサマソニで痺れた心と頭がそのままですが、ここでボーッとしていると、この秋冬の来日公演ラッシュのチケット確保に失敗します。自分の中の面倒くさいを振り切って気合で自分用メモを整理しました。Little Simz, Kamasi Washington, The Charlatans 🎫, Almost Monday 🎫, Pale Waves 🎫, Ringo Deathstarr, Big Thief 🎫, Elephant Gym 🎫, Stella Donnelly, TAHITI 80, CHVRCHES, Superorganism, Wet Leg 🎫, björk, …… たぶんまだ抜けているのがあるに違いない。🎫 がついているのはチケット確保済みのやつです(自分が笑)。最大の不安はbjörk様ですね。取れるんだろうか。

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈振り幅の大きい4s4kiの傑作new ALから悩んだ結果この曲を〉、4s4kiの “ring ring, you kill me”、他、私立恵比寿中学の “ヘロー”、スカートの “しるしをたどる”、Ruth B.の “Paper Airplanes (from the Netflix Film A Jazzman’s Blues)” の4曲です。

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ソニマニとサマソニ(東京1日目)にいった

(OTOTOY編集後記からの転載です)

SONICMANIAはPRIMAL SCREAM present Screamadelica Live、SUMMER SONICはbeabadoobeeとThe 1975が事前のお目当て。3者とももちろん最高に良かったです。でもそれ以上に今年はMåneskinにつきました。2022年にMåneskinを日本に呼んで一番デカいスタジアム会場でライヴをさせる。これほどまでに「いい仕事」があるだろうか。世界が、ロックの、ロック・ショウの未来を彼らに見る意味を否応なしに実感させられました。次に来るときはヘッドライナー間違いないやつですね。そして来年、The 1975来日という噂がちらほら。楽しみが過ぎる。

この2年間余、こうした場の存在を守るためにそれぞれの立場で活動してきた人たち、そして今年これを成立させるべく働いてくれた人たち、すべてに感謝したいです。ありがとうございました。

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈2年前にsoundcloudで発表されその後ライヴでも演奏されてきたマイ・フェイバリットが最新EPで音源化!〉、colormalの “優しい幽霊”、他、中野ミホの “電源”、ベルマインツの “風のゆく先 (with 鈴木迅, 井上花月 from Laura day romance)”、Panic! At The Discoの “Don’t Let The Light Go Out” の4曲です。

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SONICMANIA 2022 & SUMMER SONIC 2022 (東京1日目)

SONICMANIAとSUMMER SONIC東京1日目に行った。今回はメモを細切れにtwitterとfacebookにポストしたので、それをまとめてみる。写真は面倒なので貼らない。


SONICMANIA 2022 (2022.08.19)

来たで。

Today’s TはScreamadelica。たぶん94年にUSで買ったやつ。このとき。「当時もの」と書いたけど厳密には当時じゃないな。US購入のXLなので無駄にデカい。あと布地がローテクなので暑い。

KASABIANから。途中で抜けてCorneliusに移動。してたら友人とすれ違う。なかなかな確率。

Cornelius、あんなライブやられたら身じろぎもせずに観るしかないわ。しかも急遽? 3人で。ヤバす。

からの、SPARKS。客層若いのになんであんなに温かくもりあがってるの。よくわからん笑。楽しいからいいんだけど笑。

電グル、気合い入ってね? と思いつつも、後ろを通り抜け、本日の俺的メインイベント、PRIMAL SCREAM present Screamadelica Liveへ。マウンテンでここまで前に来たの初めてかも。

Primal Scream / Screamadilca Live。歴史の教科書に書いてあるような「多幸感」。しかし21世紀の人類は特別な薬物も無し(アルコールとカフェインくらい)で「Come Together」を堪能できるようになったんだな。これは進化なんだろうか? とか。

TESTSETを3曲くらいみる。

明日もあるので帰りたいんだけど、THE SPELLBOUNDのサウンドチェックが凶悪な音を出している……ので、みた。

夜が明けていた。ソニマニ終了。


SUMMER SONIC 2022 TOKYO Day1 + AREA DIP 2022 in MIDNIGHT SONIC (2022.08.20)

THE LINDA LINDASは、あきらめた。無念。

で、到着。beabadoobee はじまる!!!

こういうケースで「可愛い」を使うのは失礼では派なんだが、それを越えて、beabadoobee、カワイイがすぎる。21世紀のリトマス試験紙はやはり(才能や環境ももちろんだが)アティテュードなのだな、と意を強くするとか。

Rina Sawayama はじまる。サポートの2人、かっけーなあ。そして、black, yellow, white のグラデーションよ。

Måneskin ! Måneskin !! Måneskin !!! 呼んでくれてありがとう。来てくれてありがとう。観せてくれてありがとう! 会場の空気感でもう涙腺にきた。次くるときはヘッドライナー間違いないやつ。このあとの2アクト、ヤバいっすね。

King Gnu。常田のラス曲前MC、Rina SawayamaやMåneskinは煽れるのに俺らはそうはいかないんだよ、ってやつだな。

そしてThe 1975。最前ブロック、ほぼセンター近く、後方柵前。だいたいベスト。

The 1975。3年前はワールドツアーを経てレディングのヘッドライナー直前、コンディション最高。今年はコロナ明け初戦? 直前にセットを25分伸ばす交渉をされたりと、ナーバスな状況。前回はヘッドに至らず、今年は堂々のヘッドライナーと、条件もモードも異なる。3年前のようなヒリヒリしたライブはもう観られない。もちろん今日のは今日で良いライブでした。

つまり、今日のようなマネスキンのライブは恐らくもう観られないだろうということだ。来て良かったわ。

マリンエリアのいつも最後にソフトクリーム買ってたお店なくなっちゃったな。

MIDNIGHT SONICへ。Phum Viphurit、いいなー。ていうかこれひょっとして、全世界の女子にモテるやつ? ノスタルジックでありながらちゃんと20年代の音像になってるとか、概ね理解できるのだが要所要所で理解不能なところがあるとか(なんらかの土着起源?)、いろいろ興味深い。観客がちゃんとレスポンスしていて素敵。

さてもうそろそろ限界なので帰ります。SE SO NEONはごめんまたいつか。

明日来ないので、これでマイ・サマソニ終わり。楽しかったです。ひとつだけベストを選ぶなら、Måneskin ! ロックだ。


以下、傍論と総論。

Screamadelica Liveで歴史の教科書に書いてあるような多幸感を浴びながら、世界塔の再現ライブがやられる世界線はあり得たんだろうか? とか余計なことを考えてしまう私である。集中しろ笑。

3歩進んでしまうとマス・マーケットに受け容れられなくなるので、2歩下がって1歩先のプロダクトを作ることはよくある。ただ、不思議なもので、(3歩先にいける才能や能力があるにもかかわらず)2歩下がるのがとても下手な人たちがいる。その原因のひとつは、2歩下がることを、そして下がらされる原因を馬鹿にしているからなんだろうけど、それは卵が先か鶏が先かでもあるからなあ。……と何日の何時頃に思ったかは秘密です。

正論は正しい。その一方で、各種対策については破るべき側の”規制”だと自らジャッジし、無知ゆえか自身の判断ゆえかは知らないが、このゾーンが無くならないように、これを守るために、多くの人々が為してきたこの2年余の行動へのリスペクトに欠ける言動を見せられる。視点は複数あり、人は完璧ではない。よい見本でもあった。

海外アーティスト・サイドにいったいどんな説明をしていたんだ? という疑問ももっともだが、一方で、ステージ上で何を言うか何をするかどう振る舞うかをアーティストに「指図する」ことなどは不可能、というのもまた事実だ。表現は充分にその程度に重い。

当初はbeabadoobeeとThe 1975さえ見られれば、と思っていたが、結果としては、とにかくMåneskinにつきた。

2022年にMåneskinを日本に呼んで一番デカいスタジアム会場でライブをさせる。もうこれだけでCREATIVEMAN様を褒め称えるべき。いい仕事とはまさにこのこと。世界が、ロックの、ロック・ショウの未来を彼らに見る意味を否応なしに実感させられました。ていうか今年のサマソニはロックでは? Rina Sawayamaからして「ロック」だった。マネスキン目指してガンガン客が集まってくる。アリーナすべて入場制限。観客たちの集中力、レスポンス、ともに抜群。ちゃんと客側にもこのライブを見せる意味が伝わっていたと思わせる現場でした。

この2年間余、こうした場の存在を守るためにそれぞれの立場で活動してきた人たち、そして今年これを成立させるべく動いてくれた人たち、すべてに感謝したいです。ありがとうございました。


small talk

(OTOTOY編集後記からの転載です)

先週、アメリカの「雑談」文化が話題になっていた。小沢健二の2年前のインスタ投稿が掘り返されたりも。

個人的には随分と昔に現地で実体験した文化だが、日本でこれを自主的に実践した時期が一度だけある。それは2011年3月、14日あたりから1週間か10日間くらい。

あるときスーパーで、節電で止まっているエスカレーターの脇で(おそらくアルバイトの)若い男の子が「お詫び」を繰り返す役をしていた。その彼に思わず「おつかれさまです。ありがとう」と声をかけると、驚くくらい表情が明るくなった。それをきっかけに「これは “あれ” をやるときだ」と思い、アメリカでの “あれ” を思い出しながら、行列の前後のひと、お店の店員さん、なんとはなしにそこにいるひとに話しかけるようにした。それは当時あった有形無形のストレスを和らげる役割をかなり果たしたと思う。と同時に、アメリカ人は常日頃からこれが必要となるようなストレスとともに生活しているんだろうか? と思ったりも。そして幾日かが過ぎ、世間が徐々に日常を取り戻していくにつれ、いつの間にかそれをすることもなくなった。

きっかけは自ら感じたストレスからだったが、日本で日本語で雑談をするのは実はそれほど難しいことではない。自分にとってはアメリカで英語でそれをするほうがよっぽど大変。だってそれこそ「being funny in a foreign language」だから。

そんなわけで今週末はソニマニ&サマソニです!

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈2019年、最初のバンドセット・ライヴでも演奏された楽曲がついに音源化!〉、君島大空の “19℃”、他、Homecomingsの “Shadow Boxer”、Living Ritaの “UTOPIA”、Cape of good hopeの “ICECREAM” の4曲、そして他のひとも推薦していた、Death Cab for Cutieの “Foxglove Through The Clearcut” です。

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ファミえんにいった

(OTOTOY編集後記からの転載です)

3月の (OTOTOYの)「私立恵比寿中学 総力大特集」のときに「OTOTOY EDITOR’S CHOICE」で書いたとおり、エビ中・コロナ期にわかファンである私は “ファミえん未体験” だったのですが、この週末、ついに行ってきました〈エビ中 夏のファミリー遠足 略してファミえん in 山中湖 2022〉。楽しかったです!!! 山中湖に来るのも2015年のラブシャ以来。7年ぶりかよ!

ところで、私は〈ファミえんラジオ2020〉が大好きなんです。若干の説明をするとこれは、開催延期(後に中止)となってしまった2020年夏のファミえんの日、開催予定時間に、予定していたセットリストの通りライヴ音源を流すというYouTube Live企画でした。アーカイヴが残っていていまでもみることができます。グループの体制は9人へと変わりましたが、映像はなく音だけですが、それでも、いまなおこれが最良のエビ中入門用コンテンツでは? とさえ思います。それくらいセットリストも音源も素晴らしい。そしてなによりコメント欄が最高。議論をよぶこともあるコンテンツとファンダムの在りかたについて、これが理想のかたちのひとつかもとか、みるたびに考えさせられます。

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈親しみ+心地よさ+すこしのもどかしさ+ほのかに見える未来=良い曲〉、torontoの “たしかなきもち”、他、I Saw You Yesterdayの “Dye It Gray”、黒子首の “かくれん坊”、JAWNYの “strawberry chainsaw” の4曲です。

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