こんな雰囲気のいいライブは稀かもしれない。幸せな空気に包まれた時間だった。
開演時間直前に会場に着いたため、まるで入場資格審査のような7Fリキッドルームまでの階段を一気に登る。はぁ。ぢぢぃなのはもとより、本当はリキッドの床、嫌いなんだけど、先週の反省からフロア前方、カーネル外縁に行く。
開演… 音が悪くて、なに演ってるか全く分からん(笑)。
冒頭からBillyの笑顔が目立つ。こんな至近距離でBilly Corganを見るのは勿論初めてだが、こんな機嫌のいい奴だったんだろうか? あと、Paz可愛いっす。あのPazの笑顔と、ある種、妙な人気(日本だけ?)は、frontmanを宿命づけられたBillyにとってもプラスだろうなぁ、とか思う。
(何の曲か忘れたけど)演奏中に突然、全ての照明が落ちる。10秒… 20秒… 30秒… と真っ暗な中で演奏が続き、ようやく照明が復活する。明るくなった瞬間のメンバー全員の笑い顔を見たとき、本当に幸せな気持になった。安っぽいかもしれないが、でも、上っ面な"We love you"ごっこより、遥かにリアルな一体感がそこにあった。
まぁ、とにかく音が悪くて何だったのか良く分からんのだが(後ろに行くと違ったのか?)、Pop色が強く聞こえるCDとは異なり、Rock魂爆発! 的な印象のライブだった。
ラス曲前にBillyが、「FUJI ROCKでまた日本に戻って来たいので、主催者に"We want ZWAN!"ってメールしてね」とかいうMCをかまし、大"We want ZWAN!"コール大会(一部の客は"We are ZWAN"って言ってたが、それは違うだろう。お前は一体誰だ :-)。そして最後は、Billyがステージの端から端まで客と握手をして終了。素晴らしい…
こんな小さな箱でBilly Corganを観ることは二度とないかも、という思いに増幅されていたことは事実だが、それにしても、とても、幸せな時間を感じたライブだった。
Manicsといい、今年は端からイイ感じだ。次はJ! へへ。
Set List (hirock氏のページより引用)
- Lyric
- Declarations of Faith
- El Sol
- For Your Love
- Settle Down
- Endless Summer
- Of a Broken Heart
- Jesus, I
- God’s Gonna Set this World on Fire
- Love Lies in Ruin
- Honestly
- Friends as Lovers
[Encore1]
- Mary Star of the Sea
[Encore2]
- Ride a Black Swan
- Spilled Milk