(OTOTOY編集後記からの転載です)

初日はワンマン@BASEMENTBAR。そのワンマンをみて、そしてこれまで何度もみてきた彼等のライブを思い出して、aldoをなんと評したらいいのかを考えていました。思いあたったのは「怖れを知らぬ貪欲さ」でしょうか。

翌日、彼らの自主企画@BASEMENTBAR/THREE往来。DAY (という名の夜公演) はいけていませんが、NIGHT (という名の深夜公演) でPANICSMILE → 5kai → Linen Frisco → Ayato → uri gagarnと続けてみて、あぁこんな強者たちを敵として戦うあるいは味方として切磋琢磨するのであれば、怖れてなんかいる場合じゃないし貪欲であらざるを得ない、と痛感させられました。行き着くのは物理と肉体、音楽はリズムと和声とメロディと逸脱。問題集の答を先に見てしまったような気持ちで臨んだ大トリのaldo。彼らが貪欲であるならば、受け手も、敬意を欠かず礼を尽くした上で、限りなく貪欲でありたい。もっと、もっと……、そんな時間。

すべてが終わり外へ。夏ならば明るくなっていそうな時間でしたが12月では真っ暗で激寒。開放感よりも頭が冴えまくるような気分。それにしても “uamiさんを客演に迎えるaldo van eyck”、とかを東京でみれてしまってよいのでしょうか。地元福岡の方たちの赦しを請いたい。とても、とても良かったです……

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈名古屋のシンガーソングライターKatie FordのバンドSad Happy Birthdaysの全編英詞となる1stアルバムから。ノスタルジックなインディロックのエッセンスをまといながら、2025年の聴き手の心を揺らす風が吹く。〉、Sad Happy Birthdaysの “Friend Song”、Blume popoの “きらきら”、しろつめ備忘録の “かたちあるもの”、Bookshelf Sessions, ゆうさりの “” の4曲です。

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OTOTOYの公式プレイリストに自分が推薦した曲だけを載せた個人プレイリスト、「OTOTOY NEW RECOMMEND-ed by me」も公開中!