新しい« 1 2 ...35 36 37 38 39 ...72 73 »古い

90年代

GREEの田中さんのメッセージが話題になっている.新聞読めないんだけど,これと同じだというので読んでみた.

いきなり冒頭の,90年代が「…… どうせ何も変わらないから、頑張るだけ馬鹿らしい。悲観的なシニカルであることが賢いことで、建設的で前向きであることが愚かであるような、…… そんな雰囲気に包まれていたように思えたからです」という部分に“違和感”を覚えた.いや,90年代はそんな時代じゃなかったぞ,少なくとも俺の90年代は,と.

だがその先のシリコンバレーの話を読み進めていくうちに,自分の気持ちが理解できた.そうか,自分は90年代を通じてずっと,ネットとインターネットとウェブの真っ只中にいたから,そんな風には全く思わなかったんだ,そんなシニカルに考えている暇なんかない面白かったんだ,と.

という訳で,根本的な受け止め方としては,私と田中さんとで,あまり変わりはしないのかもしれない.ひとつだけ違うといえるのは,そんな輝きや価値観や生き方があったのは,決してシリコンバレーだけではないということ.社会やコミュニティの理解という意味では確かに劣っていたかもしれないけど,それは世界中にあったはずだ.たとえば,ジュネーブにも,イリノイにも,そして日本にも.

田中さんが結局日本から飛び出さずに,日本に居ながらにして,いま持っているものを持ち得たというのが,あそこで日本が大きく変わったことの証拠だと思う.シリコンバレーに行く必要がなくなっちゃったんだよね,実際に.

ちょっとそのリブログ,誰かの検索結果に表示されますよ

ついにきた.ネットサービス上のデジタルアイデンティティ統合の自動化が.

多くの人は複数のウェブサービスを使っている.私もそうだ.twitterにfacebookにtumblrにLinkedInにmixiにPicasaにYoutubeに,忘れちゃいけない自分のこのブログに…… そうそう,最近はGoogle+もだ.

通常,異なるウェブサービスでは異なるデジタルアイデンティティが使われる.例えばGoogle+に103124556158689945337というユーザがいて,twitterにtakadatというユーザがいたとき,それらが同一人物かどうか分かるだろうか? 本人ならば分かる.親しい友人なら分かるかもしれない.全くの他人からは? プロフィール等でおおよその察しはつくが,確信は持てない.では,人ではないプログラムやサービスからは同一人物かどうか分かるのだろうか?

Googleはそれが分かるようになった.Google以外も含めた複数のウェブサービスにおけるデジタルアイデンティティの結び付きを知り,それを検索等のウェブサービスに利用するようになった.

発端はGoogle+での,Kanzakiさんの投稿だった.

共有リンクがGoogleの検索結果に反映される?たまたま「蝉」を検索したら、「周期ゼミは、セミのうち…」という記事のスニペットの後に“+Toshihiro Takadaさんが共有しました”というおまけが付いてきた。サークルに入っているユーザが共有したもののみ表示される模様だが、この記事は彼のストリームには無いような(以前見たような気もするが)。どんな基準なのか、今のところ不明

恐らくヒットした記事はこれのことだろう.私のtumblrのポストだ.

《Googleウェブ検索ユーザのKanzakiさん》と《tumblrのtakadat》との間には,何の繋がりもない.しかし,《Googleウェブ検索のKanzakiさん》=《Google+のKanzakiさん》—[サークルに入れる]→《Google+のTakada》≡《tumblrのtakadat》という繋がりをGoogleが知ることで,Kanzakiさんのウェブ検索の結果にその情報を表示したのだ.

上の最後にある“≡”の部分,つまり《tumblrのtakadat》が《Google+のTakada》と同一人物だとGoogleが知っている理由は,Googleアカウントの“Connected accounts”や,Google(+)アカウント・プロフィールの“Link/リンク”にそのことを入力してあるからだ.今回の私の場合,tumblrのURLは後者のリンクのところにしか入力していないので,その情報が使われたことになる.

また,すこしGoogleウェブ検索を観察してみたところ,twitterのプロフィールの“Web”の項目に書かれたリンクも,同様に扱われているようだ.

いずれにせよ今のGoogleは,ユーザが自ら「これは私だ」と記述した情報を利用しているだけで,アルゴリズミックにユーザの素性を暴き立てることに成功した訳ではない.しかし,tumblrでリブログしたりブログにリンクを載せたりすると,それがどこかの誰かの検索結果に名前付きで表示される可能性があることは気に留めるべきだろう.しかもこれは,Google+ならば,サークルに入れられた人がShareした事実が,サークルに入れた人の検索結果に現われ,twitterならば,フォローされた人のWebに載っているリンクが,フォローした人の検索結果に表示される.Google+もtwitterも人間関係は非対称であり,サークルに入れる/フォローするのに,入れられる/フォローされる人(つまりそれは検索結果に名前が出る人)の承認は不要なのだ! (Google+での上限の5000人?をサークルに入れた人の検索結果は,さぞかし賑やかなことになっているのだろう)

それからこれは蛇足だが,この関係は,当たり前だが国や言語を超える.サークルに入れられてしまえば,誰の検索結果にも名前が表示され得る.ということは,なるべくならば「名前」は,多くの人にとって可読可能な文字・表記で書かれることを,サービス提供者は望むのではないだろうか.

Google+等のSNSやステータス投稿系へのユーザ入力とウェブのクロールから,フェデレーテッドなデジタルアイデンティティを構築することが出来るのであれば,SNSを横断した統合ソーシャルグラフを生成することも可能になるだろう.Googleにとっては,データがオープンアクセスでありさえすれば,個々のデータが自社のサービスではなく他社のサービス内に置かれていても,余り気にならないのかもしれない.そこが恐らくfacebookとは大きく違うところだ.

しかしこのことにふと気づいてGoogle+等にポストした(G+, fb, tw)した2日後には,本当に,Google+という“SNS”の枠を超えたサービス(今回は検索)として提供されるその光景を目の当たりにするとは.試用とか言っちゃって.Google恐るべし.

Federated identityへの道もリンクから.

……

以下参考まで.

接続アカウントやリンクの情報は,Google+等のプロフィールページに行き,そこから,Edit Profile/プロフィールを編集 → Links/リンクへ,そしてそこにある,Add custom link/カスタム リンクを追加,あるいは,Manage connected accounts/接続されたアカウントを管理,により設定/変更が可能だ.またそれらのデータの意味や使われ方については,

等に記述されている.3つめは日本語訳が用意されていないようだが,ここら辺の問題を気にするのであれば必読とも言える.

平坦な戦場にも記憶はある.厄介な

こんなグラフを見かけたので前から思っていることなど.

Global Music Industry Turnover (1973-2009)

これを見ると「単にCDがバブルだっただけじゃねーのか」という気がしないでもないが,右肩上がりを信じていた人々は,ピークのところ(1999年?)で何かが起きた,と信じたいのだろう.

Napsterが生まれたのが1999年,iTunes/iPodが出たのが2001年.まあ,関係なくは無い.

個人的状況を考えると,CDをあまり買わなくなった一番大きな理由は,iTunes/iPodにより,既に所有している音源を聴くので「手一杯になった」からだ.これはもう如何ともし難い.歳をとって新しいものへの欲求が減ったというのもまた事実で,自らのライブラリへの傾倒の容易さが更にそれに輪を掛ける.

iTunes/iPodには所有ライブラリが丸ごと入るため,そこでは全ての曲/アーティストが参加する壮大なリーグ戦となる.聴取機会を巡り,個人的「いい曲」の地位を巡り,現在の新譜や新人が数十年間の蓄積となる曲やアーティストと闘わなければならない.

戦う相手がビートルズやストーンズといったオーソドックスである,というのは,実はまだマシな話だ.それは真っ当な実力勝負とも言える(まあキツイ話だが).タチが悪いのは,iPodの持ち主の個人的な思い入れや思い出との闘いだ.そこでは,メジャー/マイナーはおろか,楽曲の良し悪しすら関係なかったりする.勝ち目の薄い,厳しい戦い.

全く同じことが,これから「文芸」においても発生するのだろう.(電子書籍云々がうまく立ち上がればの話だが) そして,その先,他のジャンルでもまた.

これからの作家や表現者は,古典と戦い,受け手の記憶と闘わなければならない.一見フラットな戦場も,微視的には記憶とか郷愁とか憧憬とかそんな厄介なもので満ちている.

ただひとつ言えることは,音楽の場合,その厳しい闘いを勝ち残るアーティストや曲が,今でも生まれ続けていることだ.それはとても素敵なことであり,それらをもたらしてくれるアーティスト達に心から,ありがとうと,貴方達のおかげでまたちょっと生きていくのもいいなと思うんだ,と言いたい.

希望はまだある.

(ツイート再生エントリ)

それで世界が変わると信じてた

あの頃のぼくらは
美しく愚かに
愛とか平和とかを詩(うた)にすれば
それで世界が変わると信じてた

「五線紙」という竹内まりやの歌の歌詞の一部.作詞は松本隆.

30年前の曲だが,30年前の時点での「あの頃」とは,さらにそこから10年以上遡ったものだろう.

「愛とか平和とかを詩にすれば,それで世界が変わると信じ」ていたことを今,嗤うのは容易だが,果たしてそれがどの程度愚かだったのか,当時の「歌の力」を実感として知らない立場からは一方的に批判する気にはなれない.

40数年後の今,ぼくらは美しくも愚かに,ネットを使いネットの力を口にすれば,それで世界が変わると信じてはいないだろうか.

僕は,今のPCやモバイルやインターネットといった領域のソフトウェア,ハードウェア,ネットワークは,ぼくらの生活を変えると信じている.だから,プログラムを書く人,ハードを作る人,ネットワークを造り24時間365日それを動かし続ける人,そしてそれらを使って何かする人のことは好きだし,尊敬するし,もっともっと突っ走って欲しいと思う.そして何より自分自身もそうありたいと思う.

ネットは凄いと口にするだけではなく,プログラムを書き,モノを作り,システムを動かそう.少なくとも僕らの生活は変わる.そして世界も変わるかもしれないさ.

数十年後に振り返ったとき,僕らがどれくらい美しく愚かに見えるかは分からないが.

——

twitterで書いたけど,イマイチまとまらなかったので.
(といって,こっちでまとまったかというと,そういうわけでもない :-)

Amazon.co.jp MP3ダウンロード

Amazon.co.jpのMP3ダウンロード販売が,ついに始まりました.

注:本記事内のAmazon.co.jpへのリンクはすべてアソシエイト(アフィリエイト)付きのリンクとなっていますが,MP3ダウンロードに対してアソシエイト入りのリンクを張ってそれを踏むと何が起きるかのは,現時点で私には全く分かりません.その点,ご注意ください.

思えば,今を去ること3年と少し前,2007年の9月に,米Amazon.comでのDRMフリーMP3ファイルのダウンロード販売が始まりました.実はその開始後しばらくの間は,(US customers向けだとの注記はあったものの)日本のIPアドレスから日本のクレジットカードを使っての購入が可能であり,その余りの安楽さと快適さに,私は己の自制心の無さを思い知ることとなったのです(笑).

そうして時は流れ,多くの人が待ち焦がれそして忘れ去ろうとしていた今,突然のAmazon.co.jpでのMP3ダウンロード販売開始です.

ということで早速,見に行ってみたものの,価格・ラインナップともに「これじゃあなあ……」という状況にはありますが,今後に激しく期待しつつ,ここは買い支えるしかないのか,と.

とりあえず参考までに値段を比較してみたので,並べておきます.今の円高レートで比較するのはちょっとフェアじゃない気もしますが,現実でもありますので.

Utada Hikaru Single Collection Vol.1 / 宇多田ヒカル
Amazon.co.jp MP3 ¥ 2,000
Amazon.co.jp CD ¥ 2,425 (参考価格:¥ 3,059)
iTunes Store (JP) ¥ 2,000
TIMERS / THE TIMERS
Amazon.co.jp MP3 ¥ 2,000
Amazon.co.jp CD ¥ 1,663 (参考価格:¥ 2,000)
iTunes Store (JP) ¥ 2,000
hana-uta / ハナレグミ
Amazon.co.jp MP3 ¥ 1,500
Amazon.co.jp CD ¥ 2,229 (参考価格:¥ 2,500)
iTunes Store (JP) ¥ 1,500
Kid A / Radiohead
Amazon.co.jp MP3 ¥ 1,500
Amazon.co.jp CD 日本盤 ¥ 2,525 (参考価格:¥ 2,548)
Amazon.co.jp CD Import, from US ¥ 2,055
Amazon.com MP3 $ 7.96 (¥ 644)
Amazon.com CD $ 7.96 (¥ 644)
iTunes Store (JP) ¥ 1,500
iTunes Store (US) $ 7.99 (¥ 646)
Ultimate / Pet Shop Boys
Amazon.co.jp MP3 ¥ 1,500
Amazon.co.jp CD 日本盤 ¥ 2,500
Amazon.co.jp CD Import, from US ¥ 2,817
Amazon.co.uk MP3 £ 7.49 (¥ 978)
Amazon.co.uk CD £ 12.93 (¥ 1,688)
iTunes Store (JP) ¥ 1,500
iTunes Store (UK) £ 7.99 (¥ 1,042)

……

P.S. まったく別件だが,これ書いてて,記号とUnicodeとUTF-8と全角半角問題って,結構業が深いなあ,と思った.

一周年

今日でブログ開設一周年(笑)ですよ.

昨年夏時点では,これほどまでに,自他共にアテンションをtwitterに奪われるとは露知らず… いや,予兆は既にあったんですけどね.

こうなったら禁断の「つぶやき合成によるブログ生成メソッド」を導入するしか…

それにしてもtwitterはほんと恐ろしいですね.
普通になうなう言ってると,生活がダダ漏れになる.
何も考えずにつぶやいてると,脳味噌の中がダダ漏れになる.
かなりの手練れの人でも,自己修飾やポジショントークである場合,そこにある恐怖や虞,自信や誇りや本当の拠って立つものが何かが,相当に顕わになる.
いやほんと怖いわ,あれは.
唯一の救いは,それらは,そのときの時間の流れに沿ってそのときの状況と併せてタイムラインを見ていると浮かび上がってくるもので,あとからツイートを辿って見てみてもそうは分からない,という点でしょうか.

そんなこんなで,相変わらず肝心なことな何も言いませんが,このサイトに右カラム等にもありますように,@takadat ら辺に居りますので,よろしくお願いします.

(一周年だというのにtwitterネタか… sigh. :-)

RISING SUN ROCK FESTIVAL 2010 in EZO 2日目の「さよなら夏の日」を集めてみた

ライジングサンの達郎,良かったんだろうなあ.悪い理由がない.2010ツアーのバンドは去年と一緒なんですよね? でそのメンバでRSRだものな.嫁紹介で驚かせておいて,8月フェスの夕刻に「さよなら夏の日」.完璧すぎる.

……

ツイート追ってたりしたら何か堪らない気持ちになったので,RISING SUN ROCK FESTIVAL 2010 in EZO 2日目の「さよなら夏の日」を集めてみた.



@nrgirl: この空でさよなら夏の日は泣くしかないです。

@uhauhaimachan:

@soe_freewayjam: さよなら夏の日 #RSR10

@hira_yuki0871: 太陽さんまた会いましょう!ノシ #rsr10

@Yusuke_Yamamoto: やまたつさんはステージ裏で素敵な夕日みながら聴きました #rsr10

@obnt: さよなら夏の日 #rsr10

@achakovsky: 達郎さん、無駄な音がひとっつもなかった! 気持ちよかったなぁ。

@hagito: そろそろ2日目も暮れ時であります #rsr10

@emit_efil: 太陽さん、アジカンが演奏するまで暫しのお別れです。 #RSR10

@moremichi: 夕陽…達郎さん、本当に幸せな時間でした。 #rsr10

@tammy_xx: 日が暮れてきてだいぶ涼しくなりましたライジング会場。達郎さんのライブみたの10年振り位な気がする。すごく良かったー。独りこっそりとカラオケ大会。今はまったり斉藤和義待ち。

@takuya99com

@memenbow: 北海道きてよく空みるなぁ #rsr10

http://twitpic.com/2elmye



うん.間違いない.

この場にいらした全ての方に幸福あれ.

Google Buzz 雑感

Google Buzzを使ってみた感想なぞ.但し使ったのはPC版のみ.私のiPod touchからはBuzzれない.タブは表示されてるんだけど.OSが2.2なのが原因かしらん.なので位置情報に基づくサービスの部分については,以下,まったく触れていないし,使ったこともないという前提のもとで.

最初の感想としては,作った奴,真面目だなあ,というの.Twitter使っていて真面目な人間が我慢ならない部分が潰してある.私も真面目な人間だけに(笑),その気持ちはよーく分かる.

  • タイムライン的強制的時間の流れも,ラベル付けもグルーピングもリストも何もなく,ただ最新のコメントが付いたものが浮き上がるBuzzは,スレッドフロート型掲示板そのもの.
  • ただしその掲示板には板が1つしかない.しかも「板」として何が見えるかは人によって違う.一人として同じ板は共有していない.
  • Google Buzzにおいて「スレ」に相当するものは何と呼べばいいのか? それを”Buzz”と呼ぶような気もするがよくわからん.一部では「バズレ」と呼ばれている.便宜上,以下,「バズ板」「バズレ」「バズ」「コメント」と呼ぶ.
  • まず,バズレはバズをポストすることで作られる.バズレにはコメントがポストできる.(バズレ=1つのバズ(最初のポスト)+500個以下のコメント)
  • PC版Gmailの”Buzz”タブを押した際に表示されるものを「バズ板」としよう.バズ板に現れるのは,(1)自分が作成したバズレ,(2)フォローしている人が作成したバズレ,(3)過去に自分がコメントをポストとしたことがあるバズレ,のいずれかで,かつ,パブリックなもの,あるいは,プライベートだが自分が閲覧グループに含まれているもの.
  • 新しくコメントがポストされたバズレはバズ板の先頭に表示される.ただし自分自身がコメントをポストした場合は浮上しない.
  • 自分が作成したバズレにコメントがポストされた場合,および,自分がコメントをポストしたバズレに新たにコメントがポストされた場合は,前記のバズレ浮上とともに,GmailのInboxにも表示される.
  • バズレはGmail上ではメールメッセージとほぼ同等に扱われる.バズレにはシステムラベルである”buzz”が付けられるので,検索等で”label:buzz” や “is:buzz” が使える.
  • リンクや写真が貼れるのは,バズ,すなわち,バズレの最初のポストのみ.コメントにポストできるのは文字だけ.
  • バズやコメントでは文字修飾が可能.*ふともじ*,-delete-,_いたりっく_,*_-あわせわざ-_*,等(前後に半角スペースが必要).詳細は,http://morinoyume.com/diary/google-buzzで太文字でつぶやく。/ を参照.
  • バズ板が表示されている画面上部の”Search Buzz”検索窓は,パブリックなバズレを対象とした検索.ここから検索すれば,フォローしている/されている関係無しに,すべてのパブリックなバズレが検索できる.
  • 検索語が空欄のまま”Search Buzz”を押すと全てのパブリックなバズレ,つまり,Twitterの「パブリックタイムライン」に相当するものが表示される.但し表示順は,より新しいコメントがあるものが上,なので,Twitterで言うところの時間軸に沿って並べられたタイムラインではない.
  • “Search Buss”のadvanced searchは,現時点では,is:buzz,has:[link/video/image],author:,commenter:,がサポートされている.ヘルプとしては http://mail.google.com/support/bin/answer.py?hl=en&answer=173277 に記述がある.
  • プライベートなバズレ(自分が作成したもの,あるいは,他人が作成し自分が閲覧グループに含まれる物)を検索対象としたい場合は,GmailのInboxの方の検索窓(”Search Mail”)で検索する.バズレのみを対象としたい場合は,上述のように”is:buzz”を付ければよい.指定がない場合は,メールのメッセージとBuzzのバズレが横断的に検索される.
  • 疑問:Inboxの方でバズレをdeleteすると何が起きるのかが,イマイチよく分からない.
  • 自分のバズのフィードは,プロフィールのURLが http://www.google.com/profiles/123456789012345689012 だとすると http://buzz.googleapis.com/feeds/123456789012345689012/public/posted にある.含まれるのはパブリックなバズのみ.
  • GmailでBuzz画面に飛ぶキーボードショートカットは g-b.
  • Connected Sitesにデフォールト以外のサイトを追加したい場合は,Googleウェブマスターツールにそのサイトを登録すれば良い.
  • しかしGoogle Readerを連携させている人をフォローするのは,正直,かなりキツイ…

くらいが,現状の理解です.もちろん,間違いはあると思う.

という訳で以下,雑感.

  • 繰り返しだが,作った人,真面目なんだろうなあ.確かにその気持ちはよく分かる.ツイートがタイムラインの彼方に消えていくとか,会話のチェーンが分からないとか,耐えられないもの(笑).
  • トラブルチケットやリクエストトラッカー的なシステムとうまく連動させる仕組みを作ると便利かも.API公開されるので色々できそう.
  • 仕事,というか,共同作業にはかなり使えると思う.これがあるなら,メールなんてダルくて使ってらんないかも.でもそうして使うならばなおさら,コメントにもリンク付けられるようになってないと駄目なのではないか.
  • しかし,Google社内で使われているだろう仕事用の意思疎通・情報交換用システムとBuzzとの関係はどうなってるんだろうか.Buzzとは全く異なるものがあると考えるのが当然だが.
  • 実況向け,と言う人もいるが,1バズレ=500コメントまで,では実際には使えないと思う.
  • プライベートなバズを使ってGTDとか個人のタスク管理とか出来そうなんだけどな.
  • しかし,いかんせん,バズ/バズレを分類する手段が今のところない.ラベルもないし,フォルダーもない(フォルダーはある訳ないか :-).
  • そして決定的に疑問なのは,バズ(バズレの最初のポスト)とコメントという,2つの概念があることだ.なぜこの2つを別のものとする必要があったのか,その理由が分からない.TwitterにはTweetという1つの概念しかないし,2ちゃんねるだって1と2以降の投稿に本質的な違いがあるとは思えない.1つの概念ではいけない理由は何か?
  • 決定的疑問その2は,following/followersに何の意味があるの? ということ.結局,人をフォローすることの意味は,その人のバズ(=その人作成のバズレ)がバズ板に表示される,ということだけだ.バズレの中を見れば,following/followers関係なしに,誰かが書いたコメントが目に入る.そして一旦あるバズレにコメントをポストすれば,そのバズレの作者がfollowing/followersであるか否か関係なしにバズ板に表示されるようになる.Google Buzzのソーシャルグラフは何のためにあるものなのか?
  • バズ板として何が見えるかは人によって違う.一人として同じバズ板は共有していない.ここにはソーシャルグラフが効いている.しかし,バズレの中身は全てのユーザに同じものが見えている.ここではソーシャルグラフが全く意味を持っていない.

というところでしょうか.

激しく今後に期待しつつ,少し使ってみようかと思います.以上,雑感おわり,まる

Apple iPad

出ました.Apple iPad

公式ページの言葉が全てを物語っている.

The best way to experience the web, email, photos, and video. Hands down.

3Gモデルでも「電話」は出来ないしSMSも使えない,”Voice”アプリへの言及もない,カメラも付いてない.とりあえず今回は,そういう意味でのコミュニケーションデバイスにはしないという意志.思わず,”Apple TV Portable” という言葉が頭に浮かんだ.(masayangに褒められちった w)

発表の仕方ビデオを見ると分かるが,これは,カウチを豊かにするデバイスだ.もちろん1人で使うことが第一に想定されているが,肩を並べ寄り添って一つのiPadを見るという形でのコミュニケーションを喚起するデバイスでもある.2〜3人で,わいわい,あるいは,きゃっきゃうふふしながら見るには最適かも.iPadの左右の枠を2人で持つ姿が目に浮かばないか? タッチインタフェースにより「入力デバイスを持つ」必要がないので,複数人で一緒に操作できる.これはとても大きなアドバンテージだ.

個人的には,南国リゾートのデイベッドやガゼボが一番似合うような気がする.気がするというか,そうしたいです私,みたいな.だってこれ一つで旅行に本と音楽とビデオ,全部持っていけるんだぜ.素敵すぎる.

iPadを,自宅カウチの快適さ,すなわち,「好きな音楽,好きなビデオ,好きな本や雑誌,好きなデジタル/ネットコンテンツがある時間」を持ち運ぶ,という提案だと解釈するならば,やっぱ Apple TV Portable じゃん,それって.w

P.S.
そしてあのサクサクを可能にしたのがApple初(?)のSystem-on-a-chipだという凄さ.(Apple A4)

P.P.S.
そして謎のmicro-SIM(とunlocked)関連の話題の今後の盛り上がりに期待大,みたいな.(どーなるんだろう…)

関連記事: Intermittent Diary — Apple i… What?

10年代スタート

あけましておめでとうございます.ことしもよろしくおねがいします.

だと句点を入れても32文字.twitterでOKだな.

えー,昨年2009年の個人ニュースは… ブログ始めましたw

じゃなくて真面目に言うと,一応少し自らを悔い改めまして,ネット的なものWeb的なものに対して「どうせ本質は進化してないし」とか言って斜に構えるのをやめて,素直に向き合うことにしました.結果,blogTwitterTumblrを真面目に使うようにしました.いまだに,諸々の中途半端さというか,未完成さというか,道半ばさが,かなり歯痒く感じますが.

あとは,いろんなデータというかリソースが「あちら側」に行ってしまいました.何が行っちゃったかは,いろんな意味で言えませんw

にしても,「1つめの2000年代」が終わってしまいましたねえ.ちなみに,2つめの2000年代は2099年まで,3つめの2000年代は2999年までです.

2010年は,そして2010年代は,どうなりますやら.

P.S.
この投稿はアーカイブページの動作確認を兼ねております.… ちゃんと動いているようだ.

 新しい« 1 2 ...35 36 37 38 39 ...72 73 »古い