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1995年05月07日からの日記

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ソフトウェアは技術のメディアだ

とある会議で突然出てきて心を掴まれてしまった言葉.

言った本人は,意図して言ったのか,言い間違えただけなのか,はたまた私の聞き間違いだった(笑)のかは,今となっては分からない.

ちなみに,ここで言ってる「メディア」の定義は

medium — a means for distribution and presentation of information

に沿ったもの(”information”の部分を”技術”に入れ換える感じか).

これは,Steinmetz and Nahrstedt の “Multimedia: Computing, Communications, and Applications” の最初に出てくる奴で,この本自体は若干???だが,この表現は大好きで,見つけて以来,ずーっと使っている.

ググっても出てこないなぁ,この言葉.そもそも「技術のメディア」という言葉遣いが殆ど見られない.「メディア」の使い方が普通と違うからか.

人によっては,ソフトウェア(プログラム)ではなく,ハードウェアだったり,それこそプロダクト(製品)だったりするのだろうけど,自分的にはこれが一番.何てったってソフトウェアは,プロダクト(実行形式)とした場合と,ソースコードとした場合の二面性を持つ.そんな希有な性質を持つメディアが他にあるだろうか.

『ソフトウェアは技術のメディアだ』

追記:
よく考えると,書いてることがちょっとおかしい.
昔は,製品はすぐにバラバラに分解されて,あっという間に丸裸にされた.今,モノをバラしてもよく分からないのは,ソフトウェアが入っているからだ.しかも法でリバースエンジニアリング禁じたりしようとまでしやがる.
なんて最悪で最高のメディアなんだか!

84年,90年,2007年

カノッサの屈辱2007
つまらん…

こんなもんだったか? 90年当時はこれで面白かった? それとも今回の制作者が2線級だった? あるいはテレビ(の現場)の力が落ちたのか.っていうか,所詮,番宣は番宣,てなとこか.

とか書こうと思ってたら,渡辺和博氏の訃報が…

『金魂巻』が84年で,『見栄講座』が83年.経済指標が表すところのバブル景気が始まる前にこれらがあった訳で,とすると,Web2.0というかgooglephoriaというかそういうことがあったことのその後はどうなる訳? などと思う私も先週の金曜の夜は渋谷に居ました.

R.I.P.です.

走為上計

そうか,その手があったか!

[R30]: 某えん罪事件の映画の件

以前にどこかで読んだ気もするのですが、満員電車の中で女性に手を捕まれて「あなた、痴漢でしょ!」とか叫ばれたら、「違う」と主張したり「出るとこ出てやろうじゃないか」とかバカなこと考えたりしないで、とにかく脊髄反射的にすぐに手を振り切って、脇目もふらずに電車を降りて(あるいは別の電車に飛び乗って)人混みに紛れて逃げるのが最上の策であるらしいですね。

今までなら痴漢に限らず,もしやっていないのに逃げてそれで捕まったら,「やったから逃げたんだろう」ということになるが,これからはそう言われたら「あの映画にようになるのが怖かったから逃げた」と言えばよい訳だ(動機は充分).「たしか実際に富山であったじゃないですか」と付け加えればモアベターよ(痴漢じゃないけど),みたいな.

なんて素晴らしい映画だ! 見てないけど(笑).

それにしても,国家の根幹を成す(刑事)司法制度へのこんな辛辣な批判が表舞台で野放しにされているのが,とても不思議.いくら「制作:フジテレビ・…」とはいえ.今時そんなに太っ腹な国家じゃないでしょ,ここは(笑).

法曹的には「でしょでしょだからやっぱ『裁判員制度』重要だよね」という一大パブリシティってことで手打ちが済んでるとしても(なんだよその断定口調は :-),官憲的にはどうなんだろ.でも富山県警もナイスなタイミングでナイスなネタを出したりしてるからには(公開前日って何だよそれ),何らかの利害の一致があるんだろうな,とか(陰謀論).

謎な映画だ.見てないけど(笑).

という訳で実際に本人の立場になってみれば「ナイスなネタ」なんて言ってる場合ではないのは明らかなので(ごめんなさい),「三十六計,走為上計」ということで.

あ,ほんとにやってるのに逃げた場合は意味ないよ.たぶん.
って,それ何の布石だよ.ああ,ヤな時代.

罫線リファクタリング

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とあるフォーマットの更新をする必要が生じた.敵は「罫線エクセル」.

もうせっかくだから,そのフォーマットの一利用者の頃から汚いなぁと思ってたところも全部直すことに.

罫線エクセルの分際でオートシェイプの線やら四角形やらを使ってるところやテキストボックスで字を乗せてるところは,(大改造になるので仕方なくおいておくことにした2箇所以外は)すべて撲滅.結合すべきセルはちゃんと全部結合.縦書きは文字列の方向でちゃんと縦書きに(一文字ずつ改行してんじゃねえよ Alt-Enter).その他,格闘することしばし…

よし,できた!!!

何この達成感と爽快感(笑).

世の罫線エクセラー達の気持ちが分かる気もする.抗い難い快感.表組み重要.罫線万歳.

生産性も合理性もゼロだけどな.

(上の写真,文字の部分は消去済です)

古地図で東京めぐり

ぐぉぉぉぉ.萌え萌え.

Yahoo!地図情報 – 古地図で東京めぐり

「掲載期間: 2007年1月25日〜3月15日」って,この期間ずっと会社休んで見ていたいよー.

とか思いつつグルグルしてたら,要は,エーピーピーカンパニーというところの『江戸明治東京重ね地図』のオンライン(無料)版ってことか.航空写真の部分はYahoo!版での新機能みたいだけど.(参考: Tea time diary: 古地図で東京めぐり)

となれば買いだ買いだ買いだ,という訳で何も考えずにAmazonのカートに入れて,クリック・クリック・クリック.(既にカートに入ってたのも何も考えずにそのままクリック.) ただの馬鹿だ.

で,安心してから地図に戻る,と.

なんつーか,「現代」より「明治」の方が親近感が湧くよう気がするのがあれだ.多分,センチメンタルバリューというか,それは気のせいだけなんだが…

2008年著作権法改正

これ全部やんのか? (たぶんまだまだ他にも…)
各問題,国会委員会でいうと1日ずつでお終いとか?

2008年.長い「祭り」になりそうだなぁ…

http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20061118ddm008020079000c.html

http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20061114AT3S1302713112006.html

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/11/17/13982.html

http://www.asahi.com/digital/internet/TKY200611230288.html

http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/wadai/news/20061209k0000e020065000c.html

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20061113/253441/

http://www.thinkcopyright.org/

貨幣損傷等取締法

へぇー,へぇー,へぇー.

セブン銀行 | 【お願い】緑色の特殊インク付着の紙幣にご注意ください!

Googleニュース: 緑色 インク 紙幣

でも,お札を故意に破いたり落書きしたりするのは犯罪,ってよく聞いたことがあるけど,あれは都市伝説なんだろうか? 確かに刑法にそんな条文ないし,表題の貨幣損傷等取締法というのがあっても,その場合の貨幣というのは硬貨のことらしいし… (こないだマジック用品販売で逮捕されたやつの根拠がこれだね)

結局,「紙幣に緑色のインクを付ける」ことも,「緑色のインクが付いた紙幣を使う」ことも違法じゃないし,逆に,「緑色のインクが付いた紙幣の受け取りを拒否すること」は違法(民法の条文なんだっけ?)な訳であって,それって楽しい遊びが…(違うって :-).

にしてもセブン銀行.この仕組みの仕込みは以前からしてあったらしいのに,それを事前広報して抑止力にするのではなく,1回発動させてから(実際に盗ませてから)公表って,そっちの方が効果が高いという,情報及びリスク・マネージメントの結果なんだろうか.すごいなぁ.

今日も「10回目」

暇だったので(笑),IP Meetingなぞに来てみる.

Internet Weekに来るのは何年ぶりだろうか?

なぜか必ずWISSと日程が重なる(ちなみに今年も重なってる)ので来られない時期もあったが,今はWISSも行くの止めたので来れない理由があった訳ではないのだが.

で,着いて何の疑いもなく1階に行ってみると… 閉鎖されている.がーん,IP Meetingが「小ホール」なのか.いつから… そういう時代ですかそうですか.

一連の話を聞いている間にも,「これから山のような可能性が開けている夢のような季節」を感じる自分と,「先の無いどん詰まりのどうしようもない季節」を感じる自分がくるくると入れ替わったりして,ある意味,面白い.

どこを見ると前者のように感じ,どこを見ると後者のように感じるかだいたい分かったような気がしたので,一応納得.でも,その納得があっている確信はまだない.

何人かの懐かしい人に挨拶なぞしつつ帰る.

にしても,最近,「10周年」とか「第10回」ばっかしだな(笑).

年寄りの昔話

環境知能シンポジウムのときの竹内さんをみて,ああ,竹内さんもこういう場で『年寄り』の役をやるようになったんだなあ,とある種の感慨を覚えていたんだが,そう思ってるうちに自分にも『昔話をする年寄り』の役が回ってきてしまった…

という訳で,なんかもう明日ですが,World Wide Web Consortium Tenth Anniversary in Asia とやらで昔話をします.

当日付くのが英日ではなくて日英の同時通訳(つまり日本語で喋る)というのに気づいて一気に気合いが抜けたままです.有料イベントなので,こんなことでは良くありません.うーむむむむ…

大岡山西9号館(その2)

中の人は2日目も居ました.:-)

前回の日記コメント

いわっ さん
 「高田さんは、新JISとEUCとどちらが嫌いですか?」って、
 内輪ネタすぎますかね。。。でも、necom830, 高田さん、
 東工大 というと、ついつい思い出してしまいます。

「シフトJISとUnicodeどっちが嫌い」じゃなかったでしたっけ? >IP Meeting

よく覚えておらん.いつのことだかすら分からんがな… と思ってみてみたら,94年だった.

http://www.brl.ntt.co.jp/people/takada/docs/ip-meeting94/

この原稿が予稿集の入稿に間に合わず,ごめんなさい自分で刷って持っていきますと言ったら「1,000部ですよ」とか言われ,なんでIP Meetingに1,000人も集まるんだよとビックらこいたあの日,つーか(遠い目).

でもこれによると600人って書いてあるな.http://internetweek.jp/outline/index.html#history (事前登録してないとそもそも建物の中に入れないんだよ,とか言われて行くのあきらめたNECスーパータワーが400人か.)

などという昔話の舞台である講堂の裏手が西9号館だ,と.(裏の梯子から講堂に侵入してたとか暦本さんが言ってたな.やっぱ変な人.:-)

それにしても,あそこ,スロープを一部潰して(盛り土して)道路にしたのか??? 記憶が…

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