2009/09/05 (土) @ 02:37
(よくわからないカタカナ語を並べてみました > タイトル :-)
で,一応,今回の経緯などを少し.
その1.動機について.
今回日記をわざわざマージした理由を端的に言えば,隠せないのであれば積極的に見せるしかない,と,時間軸的厚みは価値である,の2つ.
まず理由前者について.
以前にウェブで読んだとても印象的な話のひとつに,こんなのがあった.今北産業的に言うと,
不要になったものをヤフオクに出した.
試しにその型番で検索してみたら,
自分が昔書いた悪口が出てきた.
という内容で,その結論として,今や個人のレベルでも首尾一貫性のマネジメントが必要な時代なのですね,という話.
(私は,この話は今泉さんのblogで読んだのだと思いこんでいたのだけど,いま探してみても金輪際みつからない.自分のブクマにも何故かない.という訳で,話の内容自体に何かの思い違いがあるか,あるいは,話はあってるけど出典不明か,です.ごめんなさい.)
私もWebでは往時さんざんやりたい放題なので,もやは,これについては,もう,どうにもならない.
今や過去を消そうと思っても,それは,元のデータを消してGoogleとWebArchiveに削除を依頼すれば何とかなる,というようなものではない.逆にそういう中途半端なことをすると何が起こるかというと,一般人や検索の意図がニュートラルだったりポジティブだったりする人からは見えず,ある種の専門家や検索の意図がネガティブな人からは見える,てなことになるのが関の山だ.
つまり,消せないのであれば,潔く自らの手で提示しておくのが次善かも,というのが理由の一つめ.
次に理由後者.
何か(特にサービス業的なもの)を探すとき,ウェブ検索に依るところは非常に大きい.
とはいえ,いまどき小綺麗でもっともらしいホームページを作ることはとても簡単で,表面的なホームページの内容では何も判断できない.しかし,そんななか,活動の時間的積み重ねというものは,そう簡単には捏造できないものだ.たとえばそのホームページに,明らかに過去数年間の活動の記録があり,そこからある一貫した姿勢とか態度とかが読み取れる場合,(その姿勢や態度に共感できるのであれば)そこを選んだ結果が「当たり」となる確率はかなり上がる.
つまり,自分の14年というのはそれなりの意味があり,それを破棄するのはいささかもったいないかも,というのが理由の二つめ.
等々,まあ要するに,個人のレベルでもそーゆーマネジメントをしないと,これからはいろいろと危険が危なかったり大損だったりするんじゃね?,という個人的思索からの帰結により,このような犯行に至りました,みたいな.
その2.サイト設計について.
RIMNET時代にも書きましたが,この日記の最想定読者は自分自身なので,サイト設計も私のユーザーエクスペリエンスが最大になるようにデザインされています.あー気持ちいい.:-)
WordPressは実際に使ってみたら分かったんだけど,こりゃ,テンプレートもテーマもプラグインもへったくれもなくて,要するにテンプレートとしてPHPのプログラムは何でもかんでも実行可能だし,結局テンプレートだろうがプラグインだろうがアクション/フィルターでいつでもどこでも何でもPHPのコードが実行可能だし(しかもglobalすれば何でも触り放題変え放題),ああそういえばWordPressコアの関数のオーバライドも可能ですね,というか,まあ本当に「こ れ は ひ ど い (笑)」.おかげさまでいろいろできて,本当に自分のユーザーエクスペリエンス最大です.気持ちいい.ありがとうございます.(いやしかし本当に何でもできるんですかね.何かしら私が知らないセキュリティ機構があることを信じているのですが… でもいまのところやろうと思ったことは何でもできた.:-)
一方,自分以外の読者様には,となると,実際我が身を振り返ってみれば今日び他人のブログなんぞRSSリーダー経由以外では滅多に読まないので,フィードで全文出してさえいればそれで良いのではないかと思う今日この頃,皆様ご愛顧賜り厚くお礼申し上げます(livedoor readerで3人,Google Readerで4人,両方とも内1人は自分 :-).
という訳で,今後ともよろしくお願いいたします.
2009/09/04 (金) @ 23:58
自分用メモ.
今回の衆議院選,自民党の初当選は5人.
- 金田勝年 (秋田2区,比例復活) → 59歳.元参議院議員
- 斎藤健 (千葉7区,比例復活) → 50歳.国政立候補2回目
- 伊東良孝 (北海道7区) → 60歳.元道議.元釧路市長.国政初立候補
- 橘慶一郎 (富山3区) → 48歳.元高岡市長.国政初立候補.世襲5世
- 小泉進次郎 (神奈川11区) → 28歳.国政初立候補.世襲4世
ちなみに民主党は初当選143人(内,元参議院議員は4人?).
うーん.
話は別だが,それにしても,今週あたりのメディアの,既得権益が侵されることや業態が衰退していくことへの恐れとそうであるが故の裏返しの高飛車さがミックスされた言動は,そうそうめったに見られるもんではない貴重な見苦しさであるなあ.
2009/08/31 (月) @ 01:27
夏休みの製作完了.
Intermittent Diary — とぎれとぎれの日記帳…
http://d.communisense.com/
夏休みの製作らしく,8月31日公開を目指しました!!
というのは嘘で,実はとっくに出来ていたのですが,過去記事で無駄に有田芳生の悪口とか誰の悪口とか彼の悪口とか書かれているので,一応,気をつかわないといけないじゃん,ということで,31日公開です.
詳細は http://d.communisense.com/about/ にありますが,旧RIMNET時代とmixi日記をひとつにまとめて,WordPressにしました.で,これが引っ越し後,最初の記事です.
まあ,mixiもそろそろどうかねとか,いつまでリムネットに金払い続けるのかよとか,いろいろ思うところもある訳ですが,とりあえずは,ひさびさに,サイト構築,CMS,スタイルシート,PHP (いやこれは… :),楽しいかも!!! というのが,お引っ越しの理由です(本当かよ :-).
というわけで,もしよろしければ,今後ともよろしくお願いいたします.
2009/04/17 (金) @ 23:43
素晴らしい.
にしても,あそこで “September” をやられると…
そこまでのセットリストと相俟って,ゴミのような,咲き乱れる菜の花のような,といいつつ実は陽炎に揺れる多摩川べりであるところの高校生時代が走馬燈化して,思わず落涙.嗚呼,これで “Touch Me Lightly” があれば…
自分以外には全く通じない文となってますが,今日の日付を確保するために,とにもかくにもまず書き込みを. (ひょっとしたら後で書き換えます)
2009/03/31 (火) @ 17:31
うーん,3月31日 17時半にして,今年度が終わった気がするぞ.
あとなんかあったっけ? 覚えてないということは,きっと無いに違いない!
大過なく終わったかどうかは,他人が決めるので,もういいことにしようっと.
ということで暇だぞ…
2009/03/19 (木) @ 17:44
垂水さんやら河野さんが厚木に来ている間に,松山に.
(たぶん) 初愛媛県.これで四国四県制覇!
とはいえ,香川県は小豆島にしか行ったことがないので(高松は行ったことないはず),若干,インチキぎみではあるが.
で,愛媛といえば,やっぱり,ナンバープレートの変な字体.(え,違うって? :-) たくさん見られて嬉しいかと思いきや,最近は,普通の字になっちゃってるんだ… (人の車のナンバープレートをマクロで撮ってる怪しい奴.)
と思って調べたら当然ゴロゴロ書いてあるのが見つかるけど,こーゆーのって,ほぼ全て何でもネットには書かれていて,逆にこうなると風情がないなぁ,と思いました.
あ,松山の感想.
松山城,きれい.
道後温泉,行ってない.
食べ物,普通にとても美味しい.
うん,いいとこですね.:-)
2009/02/06 (金) @ 23:58
久しぶりにテレビでニュース番組なぞを見ていると,心の中で j とか n とか s とかのキーを押そうとしている自分がいる…
こんな私はおかしいのだろうか? いやおかしくない! :-)
2009/01/30 (金) @ 01:17
とある日の実話.面白いなあ.
AさんがノートPCをプロジェクタに繋いでプレゼン&ディスカッション中,参加者のひとりのBさんが自分のノートPCで議論に関連する新しい情報を見つけました.それを参加者みんなで見ながら議論を続けたいと思います.さてどうしましょう?
参加者各人が(独立に)挙げたソリューション案は以下のとおり.
- BさんのノートPCのところに歩いて行って画面を覗き込む
- BさんのノートPCをプロジェクタに繋ぎ替える
- BさんがURLをメッセンジャーかメールでAさんに伝える
- Bさんがググったキーワードとその後のナビゲーションを口頭でAさんに伝える
うーん,なんというソリューションのレイヤの幅広さ!
よくある日常だけど,これをICTアーキテクチャ的に真面目に考えると3年くらい食えるネタかも.:-)
面白いなあ.
2009/01/20 (火) @ 02:28
いろいろなところで語られている,ソニーのハンディカム・キャンペーン・コンテンツ.
Cam with me(カム ウィズ ミー)|デジタルビデオカメラ Handycam “ハンディカム” | ソニー
よくできてますね.確かに涙腺やられるおじさん続出は納得,みたいな.
でも,個人的感想を言えば,威力というか破壊力はこちら↓の方が断然上.ちなみに,こちらは母娘の物語.(加えて,上のキャンペーンの企画時にこの本が前提としてあったのではないかという邪推をしてしまいそうになる.)
ちいさなあなたへ
アリスン・マギー(文), ピーター・レイノルズ(絵), なかがわ ちひろ(訳)
Someday
Alison McGhee and Peter H. Reynolds
不思議ですよね,「絵は動かない,音は出ない,インタラクティブ性もない」のに.(笑)
この制約下での表現の凄さは何なんだというか,制約の下での積み重ねがあるからこそ凄いのかというか,そもそもそれは制約などではないのではないかというか.
もちろん,ソニーの方は,ビデオを撮る行為というモチーフとハンディカムの販促という目的,あるいは老いや死というものを感じさせる表現まで踏み込めない(これも邪推),等々の制約がある訳で,直接較べられるものではないですが.
とかいうことを書いていくとソニーの奴を貶めているように読めてしまいますが,決してそんなことはありません.見れば分かるように,ちゃんと手間を掛けた,かつ,素敵な仕事だと思います.
P.S.
文章を書いた後,タイトルを何にしようか考えてたら,こんなん浮かんでしまった.いったい今は何年だ.:-)
追記.
作り手の方々.
602 inc.
cam with me < yiglog
public var むらけん:Flasher; Launch* Cam with me | Handycam | Sony
2009/01/16 (金) @ 12:59
微妙に琴線に触れたので…
ソーシャル・キャピタル – 池田信夫 blog
コミュニケーションを求める欲求は食欲や性欲と同じぐらい根源的なので、…
(長い文章の中の本質ではないワンフレーズ切り出しで申し訳ないですが)
最近,自分が以前に書いたこと(*1)(*2)を改めて考え直していたりしていて,いろいろ思いをはせている訳ですが,やっぱり,コミュニケーションというのはそういう位置付けのものですよね.
人間は… とかいうことではなく,生物のかなり根源的な動作原理というか.
そもそも有性生殖(接合による遺伝子の交換を含む)をする以上,個と個のコミュニケーション(1対1からn対nまで)は必須であるし,また,個体や種の生存のために「群れ」を利用する以上,ある種の群コミュニケーションも必須だし.(この2つのコミュニケーションは区別すべきではない同一線上にあるものなのか,それとも実は別のものなのかも私には分からない.)
そういったコミュニケーションというものを機械論的に捉えたとしても,その物理化学的な機構は実は全然分かっていないだろうし,またそれを生気論(二元論)的に捕らえたとしても,コミュニケーションによって伝えられる何らかの存在(「心を伝える」とか言うときの「心」? あるいはクオリア的何か?)がどんなものかも分かっていないのだろうし.
現時点で「伝えられる何か」を表現する手立てとして唯一最大に成功しているのが,シャノン=ウィーバーの『情報量』であるのは確かだけれとも,それで全て解決はいお終いではないよね,やはり.
で,以下,エントロピーをやりとりすることが生命の基本的ななんとかネゲントロピーがどしたこうした,とか言い出すとどんどん危ない世界に入っていくので,そっち方面は立ち入り禁止です! と.:-)
いずれにせよ,コミュニケーションというのはもっと根源的で,やるべきことというかやるべきアプローチは沢山あるのだよね,ということを自分に言い聞かせたい今日の日記でした,まる.
(*1) Diary: 1996/03/26: あなたは肌が恋しいですか?
(*2) Diary: 1996/07/12: 肌の定め