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1995年05月07日からの日記

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今年刺さった楽曲・アーティスト

(OTOTOY EDITOR’S CHOICE Vol. 149「今年刺さった楽曲・アーティスト」からの転載です)

大晦日が担当日になりました。やっぱり今年を振り返らないといけないですかね。毎年恒例となりつつある〈OTOTOYスタッフズ・チョイス〉(2021もやります! 年明け公開予定!! 前回はこちら)と被るなあと思いつつも、スタッフズ・チョイスはアルバム中心にして、このプレイリスト・コラムは、刺さった楽曲、躍進やフレッシュさが印象的だったアーティスト、なるべくライヴを実際にみて確信できた邦楽、でいくことにしましょう。悩みに悩んで10曲を。

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今年前半の好印象はLaura day romanceフレディーマーズ、年間を通じてコンスタントなリリースが目立ちそのどれもが良かったのがBearwear (THEティバとのスプリットEPも超良い)、そして終盤に打ちのめされたのがdowntでした。downtはようやく12月にライヴをみたのですがヤバいです。3ピースで端正な音の構成、でも音がデカくて演奏が良くて音が良い。ヴォーカルが埋もれていない。来年ライヴをみるチャンスがあったら、ぜったいにみてください!

クレナズムも良いリリースが続きました。私の今年の「真夏のピークが去った」ソングは “積乱雲の下で” で決まり。12月にライヴをみました。勝手にもっとオルタナな感じなのかと思ってたら、意外にも一貫してスケールの大きさを志向するライヴでびっくり。そこか! っていう。来年の活躍も期待大です。

そして待ちに待った家主のフル・アルバム。昨年の田中ヤコブのソロ・アルバムに続き、傑作が詰まりまくっています。今回1曲を選ぶのに一番苦労したのがこれでした。2月の田中ヤコブ+家主のライヴは配信で、だったので、来年こそは会場でみるぞ!

今年は、Little Glee Monsterに高井息吹(作詞作曲)・君島大空(編曲)が楽曲提供をしたり、adieu (上白石萌歌)のミニ・アルバムに楽曲提供者として君島大空、カネコアヤノ、塩入冬湖、古舘佑太郎らが加わったりと、そのあたりで世代が進んだのを強く感じました。君島大空が作・プロデュースしたRYUTistの「水硝子」も大変素晴らしかったです。そんななかから古舘佑太郎・作詞作曲、adieuの美しさあふれる楽曲、“愛って” を。

個人的に聴いたなかで今年いちばん良いと思った歌メロは、yamaの “一寸の赤” だったかもしれません。巧みな作りで、良メロで、yamaのヴォーカリゼーションと相まって、個人の嗜好に刺さりまくりです。作詞作曲は、にお (におP)。

ついでにここで楽曲プレイリストからいったん外れると、マイ・ベストMVは銀杏BOYZの “GOD SAVE THE わーるど” かな。のんさんの目(と、おでこ)は、別格ですね。

また今年、何度かライヴをみて印象的だったのがNaNoMoRaLです。これまでもその楽曲の良質さとエモーショナルなライヴは一部では良く言われていたのですが、この夏あたりから、ライヴが本当に良いです。11月の〈ギュウ農フェス秋のSP2021〉ではSTUDIO COASTのメイン・ステージに登場。フロアを完全に掌握していて、ちょっと目頭が熱くなりました。こちらも機会があれば、ぜひご覧になることをおすすめします!

最後に。私は記事制作に直接かかわることはあまりないのですが、今年は、THEティバNo Buses、そして、SACOYANSのインタヴュー・制作のお手伝いをしました。あ、SACOYANSはかなりガッツリですね(笑)。最後に3つの記事へのリンクをはっておきますので、よろしければぜひ。というわけで昨年に引き続き忘れてならないのが、SACOYANSのセカンド・アルバムです。SACOYANSはSACOYANさんの産休・育休のため現在お休み中。来年はなんらかのかたちで良いお知らせができると嬉しいなと思っています。

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1年間、OTOTOYで、読んで、見て、聴いて、購入していただき、ほんとうにありがとうございました。

2022年もOTOTOYをよろしくお願いいたします!

(プレイリストのSpotify版はこちらです)

君島大空とNaNoMoRaLと4s4kiをみた

(OTOTOY編集後記からの転載です)

年末が押し迫るなか3日続けてライヴ。君島大空@STUDIO COAST、NaNoMoRaL@新宿MARZ、4s4ki@O-EAST、すべてワンマン。この不自由な、なにもできなかった、なんでもでき得た、2020年〜2021年。どれもそんな22ヶ月のあいだに彼ら・彼女らが歩んできた道程を結実させたかの如きステージでした。先行きの不透明感が若干増してくるなかでも、来年への希望が大いに沸く3夜。そして個人的には、おそらくこれがラストSTUDIO COASTでしょう。いままでたくさん素敵なライヴをみてきたSTUDIO COAST、ほんとうにありがとうございました!

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今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈The fin.と中国のシューゲイズ、オルタナティブ・ロックバンドOrange Oceanとのコラボレーションは爽やかなシューゲポップ〉、Orange Ocean, The fin.の “Made for Mermaid”、他、伶の “エンカウント feat. 笹川真生”、kiwanoの “シークレットチョコレート”、NaNoMoRaLの “087478” の4曲です。

乳化と界面

(OTOTOY編集後記からの転載です)

リュウジさんの「少ない茹で汁で煮詰める」というパスタ・レシピのおかげで、パスタを作るときに「たっぷりのお湯」を沸かす必要がなくなり、あきらかに数分の時短になりとてもよいです。水も塩もガスも時間も節約できて、かつ意図(行為と目的の関係)が明確なレシピ。素晴らしいですね。そして、試しにこれをパスタ以外の麺類でやってみると、どれも良くならないのが面白い。中華麺の “まぜそば” ですら合わない。そうした麺類(やパスタでもある種のソース)では、乳化を味わっているのではなく、麺と “ソース” (つゆ・たれ)との界面の明瞭さを楽しんでいるという理解が生まれました。興味深い。ちなみに個人的には、リュウジさんの「至高のペペロンチーノ」と鳥羽シェフの「無限パスタ・ゼロ」の悪魔合体手法を独自に確立していまして、これがマジで悪魔です。紹介はいずれまたネタがない週に。

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今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈Bearwear待望の1stフルアルバムから、シンガポールのドリーム・ポップ・バンドSobsのCeline AutumnをゲストVo.に迎えた、美しく・暖かな日差しが目に浮かぶこの曲を。〉、Bearwearの “A Star In Me (feat. Celine Autumn)”、他、グソクムズの “駆け出したら夢の中”、Garrett Nashの “Stacy’s Mom”、CHAIの “ACTION (with ZAZEN BOYS)” の4曲です。

collaborate

(OTOTOY編集後記からの転載です)

職場から徒歩2分の利を活かして(とか言う割には行ったのは開催最終週だったりするが)、渋谷区立松濤美術館の「白井晟一 入門 第1部」を観にいきました。都心に暮らす者の多くが一度は気を止めたことがあるだろう「ノアビル」に関する展示が薄めだったのが、意外というか、なるほどというか。そんななか強烈な印象だったのが、白井晟一研究所・所員、ドラフトマンである大村健策さんの図画やパースの凄まじさ。説明文にあった “無給” という単語に引っ掛かったりしながらも、“collaborate” というものにしみじみと思いを馳せたり。年が明けてからの第2部は、白井晟一設計の松濤美術館の建物そのものが展示物となるようです。ある種の「機能」が建物から剥ぎ取られるのだろう。そうしたらどんなものが見えてくるのだろうか。こちらも今から楽しみです。

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今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈あらためてその異能さ・孤高さを思い知らされる。橋本絵莉子、初のソロ・アルバムから〉、橋本絵莉子の “ワンオブゼム”、他、家主の “夏の道路端”、LAGHEADSの “Try (feat. kiki vivi lily)”、Lucie,Tooの “Fool” の4曲です。

downtとクレナズムをみた

(OTOTOY編集後記からの転載です)

水曜日、Laura day romance, THE PLANET WE CAN SEE, downtのスリーマン。良いイベントでしたが、なんといっても、downtですよ! いろいろ良いのですが、それらぜんぶをいったんおいても、とにかく、音がいい。指の動き・ピックの動きがすべて見えるかのような粒立ちのよいギター、輪郭のはっきりしたリズム・パート。その上で、轟音。すごくいい。downtは12月はライヴ強化月間らしく、毎日?っていうくらいにたくさんライヴの予定がありますので、ぜひ観てほしいです。俺もすぐまたみたい。いつ行こうかな。

そして金曜日は、クレナズムでした。勝手にもっとオルタナな感じなのかと思ってたら、意外(?)にも一貫してスケールの大きさを志向するライブで、とても驚きました。そこか! っていう。そしてそんな真っ直ぐな志向のなか、というか、だからこそ、けんじろうさんのギターがとても良い。大好きです。

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今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈今年のFUJI ROCKで圧巻のパフォーマンスをみせた4s4ki、NEW EP『Here or Heaven』からの先行配信曲。〉、4s4kiの “新世界”、他、Lil Soft Tennis, kZmの “I Feel On You”、Beach Bunnyの “Christmas Caller”、Ribet townsの “new × ○” の4曲です。

13歩

(OTOTOY編集後記からの転載です)

ピクミンGO、じゃない、ピクミンブルームやってます。そもそもそんなに歩かないし、そのために歩く、とかにならないひとなため、ようやくLv.15になりキノコを見つめる昨今です。もうすっかりやらなくなったポケモンGOとくらべると、平和、ですね。Nianticと任天堂の共作であるポケモンGOは、当初はまさに半分アメリカン・半分日本な世界だったのが、レイド・バトルが出てきたあたりから、これって『Independence Day』(映画)?というかんじでアメリカン成分がどんどんと増えていきました(個人の感想です)。さて、ピクミンブルームのアメリカンな半分はどこにあるのか? アメリカ(の理想)が変化しているのか、それともこれから追加されていくのか。興味深く見守りつつ、必要最低限に歩いていこうと思います。今日も在宅ワークな一日で、まだ「13歩」です笑。

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今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈こんなギターのリフとリズムとの構成がもっとスタンダードになっていけばいいな。〉、Narco-lepsyの “Bless”、他、私立恵比寿中学の “Anytime, Anywhere”、Boyishの “相合傘” の3曲です。

俺的最後のageHaにいった

(OTOTOY編集後記からの転載です)

最後にageHaに行ったのがいつなのかもう思い出せないくらいで、もうこのまま行く機会もないかなーと思っていたところにベストなタイミングで放り込まれたBPM15Q主催の〈心拍数15Q -Good Luck ageHa-〉。行ってきました。FUJI ROCKで最高だった4s4kiもみられて幸せ。BPM15Qもなにもかもふくめてみんなの楽しいが充ちていてとても良かったです。俺的ageHa納め無事完了。STUDIO COASTは君島さんの先行当たったのであと一回…… とここまで書いて念のため確認したら、COASTクローズは来年1月末でした。今年いっぱいと勘違いしてた。12月末終了はZepp Tokyoですね。Zeppに行く予定がそれこそ、ない。これで終わりなのだろうか。奇跡の確率に賭けてaikoさんを申し込んでみるか。

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今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈なにかを口にし、前に進む。まあしょうがない、とか会話をしながら。〉、mabanuaの “Coffee Excess feat. Orono (Superorganism) & Lennon”、他、Roomiesの “Do you feel”、Hammer Head Sharkの “Dummy Flower”、SAGOSAIDの “Moment26” の4曲です。

SACOYANSを福岡でみられず、NaNoMoRaLをギュウ農フェスでみた

(OTOTOY編集後記からの転載です)

先月末に2ndアルバムのリリース・ツアーで東京に来たSACOYANS。CLUB GOODMANでのワンマンは1stと2nd全曲演ったうえにスマパンのカバーまでという豪華セット。ほんとうに良いライヴでした。このあとSACOYANSはSACOYANの産休・育休で一時活動休止に、土曜日の休止前ラスト・ライヴを福岡UTEROまでみにいくか本気で悩んだのだけど、やはり断念。無念でなりませぬ。(結成からの2年を振り返るSACOYANSのインタヴューあります。ぜひご覧ください。)

その無念を晴らすかのように翌日・日曜日は〈ギュウ農フェス〉へ。STUDIO COASTもあと1回か2回かなという感傷はさておき、なんといってもメインステージ登場のNaNoMoRaLでしょう。ほんとうに「音楽やってる」アーティストだなあ、と。NaNoMoRaLは音楽の希望だ。主語デカじゃなくて補語デカですが、わりと本気です。そう言いたくなるほど、ステージ上もフロアも美しい光景でした。また、いや、あれ以上の光景を、いつかどこかで。

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今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈ストレートなスリーピース・ロック。衒いのない真っ直ぐなミッド・バラード。名曲。〉、zanpanの “魔法が使えても”、他、Holly Humberstoneの “Friendly Fire”、Silk Sonicの “Blast Off”、Meguの “So good” の4曲です。

betcover!!とNOT WONKをSHIBUYA CLUB QUATTROでみた

(OTOTOY編集後記からの転載です)

熱いツーマン。NOT WONKは2021年10月31日の翌日月曜日の精神状態を包み隠さず吐露したライヴ・アクト。構成面でも『dimen』のモードが一区切り、と。そしてbetcover!!です。8月のWWWからの配信で観てはいたのだけど、噂に違わぬすげー領域に。来年のリキッドルーム・ワンマンのチケットは先行当選済みです。楽しみだー。ところでコロナ禍における人数制限ありのQUATTROは床にテーブで枠が書いてあるパターンなのですが、例の「QUATTROの柱」の後ろには枠がない。ですよね、っていうか。公式にそう言われると逆に清々しい気持ちにもなる。まあ邪魔は邪魔なままだけど。そして、邪魔だけど、でも「支えている」事実は紛れもないところがあまり清々しくはなかったりとか。そんな諸々を知恵と勇気でなんとかするのが2022年かもしれない。

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今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈ロックが好きだ、ってこんな感じだったよね。軽快で、でもドラマチック〉、TENDOUJIの “Young Love”、fika, Fabichの “Coffee & Clouds” の2曲です。

ルーツ・ミュージックで世界を旅する

(OTOTOY編集後記からの転載です)

キングレコードの民族音楽シリーズ『THE WORLD ROOTS MUSIC LIBRARY』のハイレゾ版。先週、第4弾の東アジア編がリリースされました。東アジア編は中国・モンゴル・チベット・韓国・台湾・琉球・アイヌ・日本……等々。さてOTOTOYには「タグ」という機能があり、このシリーズには”THE WORLD ROOTS MUSIC LIBRARY”というタグがついています。同じタグのタイトルをまとめて表示させることもでき、たとえばこんな風に表示されます。そしてここで試聴ボタン(画面下の▶)と押すと全曲45秒ずつの試聴が続きます。このページで試聴をしていくと相当に世界がめくるめくので、お好きな方には堪らないはず。ぜひお試しください。地域を指定したい方は、このシリーズの紹介記事のそれぞれのページ、ヨーロッパ、アフリカ、西アジア、中央アジア編南アジア編東南アジア編東アジア編で試聴ボタンを。旅もままならなかった1年半が過ぎました。まずはイメージを膨らませるために、あるいは予習のために、音楽で世界を巡ってみてはいかがでしょう。

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今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈静けさ、壮大さ、寄り添い、そして歪んだギターソロ。〉、クレナズムの “あなたはさよならをここに置いていった”、他、The War On Drugsの “Occasional Rain”、Swindleの “SECOND GUESS (feat. Maverick Sabre)”、水曜日のカンパネラの “アリス” の4曲です。

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