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素人なりに考えると結局,人間は囲碁を部分的にしか理解していなかった,ということなのかなぁ.言い方を変えると,実は,囲碁は,その探索空間の広大さ(場合の数の多さ)がゆえに人間には不得意な問題だった,ということだったりして.さらに別の言い方をすると,計算量は多い(探索空間は広い)が問題自体は「単純」だった,とか.

今回に至るブレークスルーは,モンテカルロ木探索,UCT,機械学習,ディープラーニング,自己対戦,強化学習,計算プラットフォーム,あたりだろうか.

人間が把握していなかった空間をAlphaGoが「読めた」理由のひとつは,モンテカルロ碁のランダム性と自己対戦による強化学習と計算するソフト&ハードの技術,だとも考えられる.また逆に第4局の後半が「酷い」のは,そこがAlphaGoにとっても未探索の性質をもつ探索空間だった可能性もある(だとすると,未探索な空間がまだ大量に残っているのかもしれない).

7〜8年くらい前かな,一部分野研究者の複数人/チームが『認識(探索)とは生成だ』的なことを言い出して,ずっと心に引っかかっているのだけど,今回の話はそこに繋がっているような気もする.

いずれにせよ出発点は人間が残した棋譜であり,つまりこれは,過去から現在に至る棋士/技術者を併せた人類のチームプレイにより成し遂げられつつある,巨大な問題に対する「勝利」とも言えるのではないだろうか(なんてね)

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これ↑は自分のためのメモであり内容が妥当なことを全く保証しません.

いや今回のこの界隈の話って,役立たずになった古い知識による陥穽の玉手箱みたいなもので,プロで立場がある人ほどそれ分かってるから迂闊なこと言わない.

というわけで,以上,素人の気軽さ迂闊さから書いておりますです(笑)