1月18日の雪で交通,特に東急線は大混乱だったらしい.
ネットを見れば東急disにあふれてるし,TVニュースは面白おかしげに伝えていたように思うのだけど,その夜の「報道ステーション」が唯一,唐突に,国交省の通達の話を出してきた(他では見なかった気がする).
これを気に,一気に国交省disの流れになると思いきや,まったくそうはならず尻すぼみに(国交省の鎮火活動が素早かったのか.メディアが国交省に何か握られてるようなことは無いような気もするけど).
調べてみると,東急は確かに行政指導をいただいている.
- 国交省資料:「資料4 事故等の報告に基づく行政指導と主な改善報告 — 平成25年度の行政指導を行ったもので平成26年度に改善報告があったもの(7ページから)[PDF]
- 東急電鉄リリース:「東横線元住吉駅構内における列車衝突事故を受けた、降雪期の安全輸送確保の取り組みについて」[PDF]
こういうのに他の事業者がどの程度倣うかは,会社それぞれ濃淡有りなんだろうか?(例えば小田急は間引きも改札規制もしていなかった説があった.正確かどうかは分からないが)
今回,東急で最も影響が大きかったのは運転調整(列車本数の間引き)だが,減速については,東急だけでなく他の事業者にも指示が出ていたような報道もあった(2014年2月).
これについては,国交省の行政指導指示のリリースがある.「積雪の状況に応じた適切な運転規制等を実施すること」と指示されている.
専門家の解説はこちら.
その後,某芸能ニュースで「忙しくなった」とはいえ,この盛り上がりの無さはいったい.
いわゆる通達行政等々へのdisり大会は,火をつける適当な人がいないと起きないんだなあと,しみじみ思いました(逆に言えば,燃えているときは,火をつけ風を送っている人達がいるということなんだな,きっと).