朝日新聞の夕刊連載,ニッポン人脈「戦争 未完の裁き(6) ずるずる真珠湾への道」から,近衞忠大氏の言葉.
NHKのスペシャル番組「真珠湾への道」に関わったときのことを振り返って曰く,
ただ,そのころの国民の考え方のベースが僕たちにはよく伝わってきていない.当時は日本は強いんだ,世界の晴れ舞台に打ってでるんだと,言ってみれば,日本のサッカーがワールドカップに行ったときみたいな,そういう感じだったと思うんです
ものすごく言い得て妙だな.
「あのワールドカップ」が4年間も8年間も続くのか.大本営発表偉大なり.
しかし,朝日新聞,お前が言うか,という感は強い…
新聞は戦争を美化せよ!—戦時国家情報機構史 (山中 恒)
「あのワールドカップ」が4年間も8年間も続かせしめたものは、空気は、何だったんでしょうね…。
まだまだあの大戦のことを歴史と言ってしまうには日が浅いのだなと思いました。私たちはもう一度くらい、しまったって言って、繰り返してしまうかもしれないですね。
| 2006年8月17日 @ 00:57
歴史は繰り返すと言いますが、同じ形では繰り返さないとも言います。
どこぞの会社の会長が、バブル期に、DRAMを安く作れるようになっただけで、「もうアメリカに学ぶことは無い」とか、何を勘違いしたのかと思うようないとか言って、うつつを抜かしている間に、今となっては取り返しのつかない状況になっていたり、これまた別の会社はロックフェラーセンターを買ってみたりするわけで、確かに、戦争ほどの悲惨さは無いものの、低温火傷のように、見方によっては、むしろ長く尾を引くような大失態をしていると思います。
「しまった」とみんな感じているでしょうが、産業・経済や金融でのビハインドをどう取り戻していくのか。。。護送船団や「赤信号みんなで渡れば」的な方法論はもはや、グローバルには通用しないですよね。。。
って、もともとの日記の趣旨からはずれちゃいましたね。
| 2006年8月17日 @ 09:00
大して強くもないのに「勝てる勝てる」と思い込んで突き進む姿は、確かにワールドカップと重なりますね。
| 2006年8月18日 @ 01:19