情報通信技術の発達は社会を狭くする.その結果,昔は,9割の頭がいい人と1割の馬鹿と付き合っていれば良かったが,今は,9割の馬鹿と1割の頭がいい人を相手にせざるを得ない方向にまっしぐら,である.しかもその馬鹿はコミュニケーションコストの低下につれ2乗で増加する.という訳で,成功するためには馬鹿語重要.でもそれは諸刃の剣.
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と,10年前ならこれで終りで良かったのだが,今は馬鹿が増えているらしいのでここで終ってはいけない.
「頭がいい」とは,頭脳明晰なことではない.
「馬鹿」とは,頭がわるいことではない.
「頭がいい人」は,自分の頭で考える人.
「馬鹿」は,自分の頭の範囲でのみ考える人.
今,世の中でうまく回していけてる人は,馬鹿とのコミュニケーションのスキルをどこかで習得した人だ.でもあまりそれに長けていても,不意に(少数派の)頭がいい人が目の前に現れ,終ったりする.恥ずかしげもなくbilingualであることこそが肝心.
大切なのは,志と愛.それでいいのだ.
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ということが養老孟司の本(←読んでない)には書いてあるんじゃないかと,勝手に想像するテスト.
年頭の所感(嘘)
2006/01/21 (土) @ 05:58
養老さんはもうちょっと保守的ですね.
ちなみに英語とのbilingualityは恥ずかしくもなんともなくて,最近はもう母語+英語+商売の言葉(通信屋ならフランス語が案外便利かも)というtrilingualityが要求されたりします.
| 2006年1月21日 @ 08:30
ここで、「成功」を定義すると。。。
・この状況下で「頭のいい人」コミュニティで生活していける状況を作る事
・「馬鹿」から、支持を取り付ける事、金を巻き上げる事
さて、どちら?
:-)
| 2006年1月21日 @ 09:10
takadaさん,
面白い話ですね.
>情報通信技術の発達は社会を狭くする
自分で自分の首絞めてるみたいな自覚は?(^^;
| 2006年1月21日 @ 18:34
> ここで、「成功」を定義すると。。。
やっぱそういう話に読めちゃいますよね.でももうちょっと,何と言うか,marketとaccoutabilityみたいな話も気分としては入ってて,結局どれも同じことなんだと思う今日この頃.東京地検特捜部も同じことか… というのは次の日記に書こう.
> ・「馬鹿」から、支持を取り付ける事、金を巻き上げる事
し,しまった.だとすると,すぐに日記を「友人まで公開」に変更しないと! (mixiに居るかなぁ,お金出す側の人 :-)
> さて、どちら?
ひみつ!
| 2006年1月23日 @ 02:52