2000年11月の記事一覧

景気

何度食べてもやっぱり富士屋ホテルザ・フジヤのカツ・カレー(のカツ部)は旨い。何をどうしようが、旨い。これは「豚カツ」ではないのだが、でも、これより美味しい豚カツ/カツレツはいまだかつて食べたことがない。

しかし、富士屋ホテル近辺のあの混み様は一体何事なのであろーか? 個人的には、富士屋ホテルは、腐っても鯛と言うと語弊があるが、いくら「観光客」がわらわらしていようとも、やっぱさすがだよね、というのが評価なのであるが、さすがに土曜日(いつのとは言わない :-)は、人多すぎ、スタッフのキャパシティー越えすぎ。本当に腐ってたと言えよう。(-_-;

あの光景を見てると、「ほんとに景気悪いんかいな?」と思ってしまうよな、やっぱし。

だって、泊まったり晩飯食ったりするとしたら、これがベースの客単価だぜ。昼に名物?のカレーは2,000円+税サ。2人でカレー食ってコーヒー飲んだら6,000円。辺りを見渡してみると、金持ってる(んで、使わない)年寄りが多いと言えば多いが、フツーの若者の2人組だってたくさんいる。

で、話は箱根から那覇に一気に飛ぶが、ザ・ナハテラスの予約も、結局、取れず仕舞(あー、後悔先に立たずとはまさしくこのこと、独り言)。満室満室… どーゆーことなのだ? 一体。

ほんとにほんとに景気悪いのかなぁ?

沖縄の方は、(不幸にも)ANA超割な日と重なってしまったのが原因のひとつであるのは確かだろう。勝手にそれが原因だと決めつけた上で思うに、超割で沖縄行ってナハテラスに泊まる、というのは非常に今の日本(人)的なお金の使い方だなぁ、しかし。

果たしてそのようなお金の使われ方から結論付けられることは、ほんとに「景気が悪い」ということなのだろうか? ふむ。

朝生

久しぶりに、ちゃんと始まる時間にそそくさとチャンネルを合わせたりなぞして、朝生を観たりする。田原総一朗がどんな言い訳をするのか見てみたい、とかいうヒネクレタ興味だけではなく、さすがに今日は普通に、観ようかな、と思ったのであった。そんな感じを私に起こさせたということだけをみても、結構なインパクトのある出来事だったのだな、と思う。

で、それなりの期待で最後まで見てたのだけど、私が最近感じているような解釈の話は、結局話題に上らなかった。別に、こいつら気づいてない、とか言いたい訳ではなく、当然とっくに皆そう思ってる部分があるのだろけど、公の場での議論の話題にするにはちょっと危険なのかもしれない、と思ったということ。

何かというと、結局ここ最近の、そして今後の政治というか選挙は『世代間闘争』である、ということ。

小淵総理まで、と、森総理以降、で何が決定的に違うかというと、それは決して人柄資質密室5人組云々(そんなことは昔から同じ)ではなく、小淵氏(と竹下氏)が死んだ、という事実そのもの。結局こいつらは散々ばらまくだけばらまいて、自分らはオイシイ思いして、で、借金残して死んじまうんだ、ということが改めて明らかになった、こと。

60だの70だのというジジイは、どうせすぐ死ぬんだよね。後に借金残ろうが生活がどんなになろうが日本がどうなろうが、知ったこっちゃねーよ、ってことだよね。自分が生きてる間だけソフトランディングごっこが続いてれば、それでオッケーなんだよね、あんたら?

って思った、ってことだよな。きっと。

多選の土建屋が落とされるってことは、そーゆーことなのでしょう。『都市対地方』というのも、(一つには)単に世代別人口分布がそれらの地域で異なるだけ、ってことなのでしょう。加藤紘一氏は61だけど、「あいつらのやり方は間違ってる。このままじゃ日本は駄目になる」って言ったことで、彼はそのことをちゃんと考えてくれる人だと(若い連中が)思った、だから期待した、ということなのでしょう。某巨大掲示版群辺りで「選挙権ないけど」とか言ってる連中までもが今回の「加藤事件」で盛り上がってるのも、それ故なのかもしれない。(ついでに言うと、今回妙に逆上してるのは全共闘運動・大学闘争世代だろ、きっと。どう見てもこいつらが一番ロクでもない。)

ということで、やっぱ、年寄りから決定権取り上げないといかんよな、会社も国もどこもかしこも。

何か怒られそーなこと書いてるが、別に、死ねと言ってる訳じゃなし、年金/利子生活者から選挙権没収しろとか言ってる訳じゃなし(でも3%くらいマジで希望)、ま、そもそも誰も読んでないから大丈夫だろー、つーか。:-b

こないだの衆院選のときに中村正三郎さんが書いてた(2000/06/19のところ)ように、一番若いのに投票する、ってのは完全にアリだよな。

より現実的に言うと、『自分に(あるいは、自分より若くて)一番年齢の近い人に投票しよう』キャンペーン、だな。で、それでどうしようもないときは『よりマイノリティに入れよう』キャンペーン、か。でも、マイノリティに投票って、今の日本だと女性に入れるしか選択肢はないのか? 逆差別。 あ、ツルネン・マルテイ氏がいるか。

などと思った朝生鑑賞であった。でも朝生って昔は5時とかまでやってなかったけか?

# あ、ツルネンさんが最後に出てくるのはオチじゃないからね、決して。

生中継

あ、ちくしょう、途中で切りやがった。

日付変って11月21日午前4時過ぎ、衆院で内閣不信任案が否決された直ぐ後に始まった、加藤氏と山崎氏の記者会見。NHK総合とNHK BS2ではその様子を生中継していた。でも、会見がまだ途中であるにもかかわらず、中継を切り、まとめモードの『ニュース』をやり、そのまま番組を終えた。

見事なまでの敗者の弁。この記者会見での加藤氏の顔や言葉は、とても見応えのある、見る価値のある場面だった。「失望した国民」は、決して現象だけではなく、この敗者の弁をも直接見て某かの判断すべきだろう、と思わせるものだった。

なのに途中で切りやがった。

そもそもこの記者会見の中継はNHK総合とNHK BS2でしかやってなかった。民放はハナからどこもやってない。朝日ニュースターは当然、朝日ニュースターよりも百倍以上頑張ってる(というか、朝日ダメ過ぎ)NNN24 (NTVノン・ストップ・ニュース24)でもやってない。日経CNBCは夜中はMSNBC化してるのでしょうがない。

この午前4時過ぎに、あの生中継以上に重要な、あるいは、見応えのある"コンテンツ"が日本にあるのか? 今やってるのは一体何だ、おい。

何でも米英がエライ、とは言いたくないけれど、やっぱり、CNN INTERNATIONALBBC WORLDは、フロリダ州最高裁の口頭弁論を、きっちり生中継してるぞ。決して、その時に『ニュース』や『解説』をやってるのではない。

何てこった。CS(スカパーとか)に入ればどこかで見られるのか? どこだ? 国会TVとか? 金出せば見られるのか?

まったくもって、どうしたらいいんだ。「政治」が貧困、であることの要因は3分の1は、やはりこの点にあるよな。

ほんとに、『報道機関』というか、『マスコミ』、もう要らねー。"channel"だけそのまま寄こせ、"channel"だけ。

などとしみじみ思う秋の、とはいえ低気圧通過でジメジメと生暖かい、夜長である。