カテゴリー: wp の記事一覧

2009年08月31日以降,communisense.comにて,WordPressを使って書かれているもの

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“Whenever You Call” / 嵐

(OTOTOY編集後記からの転載です)

語ることはとても難しいけれど、でも、避けちゃいけないんと思うんですよね。嵐の“Whenever You Call”。Bruno Mars & D’Mile、作・プロデュース。良い曲です。間違いなくグローバルなレベルにある。このタイミングだからこそ制作できた楽曲、という言葉が良い意味でも悪い意味でもかけられる。聴いていてとても気持ち良いと同時に、メタなレベルですごくモヤモヤとした感情をもたらす楽曲。日に日に増えていくYouTubeの英語やその他日本語以外のコメントが、希望であり、かつ後進への重い課題でもある。ていうかこれ、語るのを避けてる文章だな(笑)。ともあれ、リピして聴きます。そして、OTOTOYに音源無くて申し訳ないです。

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今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈「何かいい感じ」がちょっと足りない今の暮らし、もっと外に出たいよね〉、Okayukaの “何言ってるか分かんないけど何かいい感じ” と、〈川谷絵音のタレントと中嶋イッキュウのニュアンスに包まれる〉、ジェニーハイの “まるで幸せ (2020 MIX)” の2曲です。

ジェニーハイは昨年のアルバム版と較べ、強いミックス&マスタリングになって再リリース。川谷絵音の音楽生成能力は異次元すぎるし、歌う中嶋イッキュウ(tricot)が素晴らしすぎます。

バーチャルなアイドルたち

(OTOTOY編集後記からの転載です)

今年はオンライン開催となったTIF (TOKYO IDOL FESTIVAL)。オンラインであることを活かし「バーチャルなアイドルたち」が出演する〈バーチャルTIF〉企画を開催、との話に感心していたら、その<バーチャルTIF>をbilibiliで有料配信するという発表が先日あり、さらに感心することしきりです。いまはまだ“VTuber”などと呼ばれることの多い“彼女”たちですが、いよいよプラットフォームを超える存在となり、その呼び方も変わっていくのでしょうか。そんな“VTuber”たちの音源をOTOTOYではロスレス・ハイレゾで配信中です。気になる方はぜひこちらのタグをチェック! → https://ototoy.jp/tags/VTuber

(今週はちょっと業務っぽい、笑)

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今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈かっこいいロックと至高のポップが同居する3rdアルバムから悩みに悩んでこの1曲を〉、ラブリーサマーちゃんの “豆台風” です。

ちなみに悩みに悩んだもう1曲は“ヒーローズをうたって”。既発シングル曲と先行リリース曲を外してこの2曲が残り、真っ直ぐをとるか、ズレの気持ちよさをとるか、という選択に。まじ、ラブサマちゃんさん、おそるべし。

大きな一歩

(OTOTOY編集後記からの転載です)

8月末に大阪・泉大津フェニックスで開催された野外フェス〈RUSH BALL 2020〉。今日、主催者から「実施から2週間が過ぎ、開催地においてクラスターもなく、全参加者登録の大阪コロナ追跡システムによる関係機関からの連絡はありませんでした」という報告がTwitterでありました。屋外イベントのガイドラインをみずから作り上げながらフェスを実現させた主催・運営・関係者の方々に心からの称賛と感謝を贈りたいです。またそれを共に作り上げた参加者の皆さんにも大きな称賛を(そしておそらくは久しぶりのライヴを存分に楽しんだ皆さんに「イイナー」という正直な気持ちも)。我々もそろそろ一歩踏み出そう。小さくてもよいから、一歩を。

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今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈叙情あふれる歌、絶品のギター〉、田中ヤコブの “THE FOG”と、〈日々の暮らしとともにあった現実の脆さ・儚さを美しさに昇華したかの1曲〉、SPOOLの “スーサイド・ガール” の2曲です。

「untie」

(OTOTOY編集後記からの転載です)

日曜日にsora tob sakanaのラスト・ワンマン・ライヴ「unite」を配信でみました。現地会場のあり方も、配信もライヴ・ヴューイングもクラウド・ファンディングも、今の制約下において出来得るかぎり良いことを追求する姿勢にあふれたライヴでした。4時間50曲におよぶステージの最後の曲、“unite”を歌い終えた3人の笑顔、互いに交わし合う視線、寺口さんの口元に見える「ありがとう」。神﨑さんのクシャッとした笑顔、スモーク、落ちる照明、そのタイミングの完璧さ。カメラワークと奏でられるギターの音も含めたその配信映像には、この上ない美しさがありました。素晴らしいステージを、そしてこれまでの活動、ありがとうございました。

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今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈プロデューサー・Chocoholic、自身の新作は自らの心情の向き合ったエモーショナル・ナンバー〉、Chocoholicの “Falling Into History”と、〈軽やかなヴォーカル。思わず身体が動いてしまう幸福なリズム。来たるミニアルバムからのリードトラック〉、DENIMSの “I’m” の2曲です。

伝えあう、オンライン

(OTOTOY編集後記からの転載です)

オンライン・ストアがやるインストア・イベント〈OTOTOY ONLINE IN-STORE〉。6回目まで終えましたが、ここまで、YouTubeを使ってのインストア・ライヴ、公開インタヴュー、アーティスト・トークイベント、アーティストが映像を見ながらトークする回、そしてZoomを使っての、個別特典会、グループ特典会、オンライン・サイン会と、さまざまなパターンをやってきました。それぞれの形態ごとに適切な映像・音声の繋ぎ込み方が異なり、とてもおもしろい(担当は胃が痛い)です。そしてすべてにおいて面白さの鍵となるのが視聴者とのインタラクションの部分をどう作るか。オンライン=一方向みたいな誤解は払拭していきたいですね。そんなOTOTOY ONLINE IN-STORE、今週水曜日は井出ちよの(3776)のインストア・ライヴです。お楽しみに!

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今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈Daniel Johnstonカバーのライヴ音源。ストリングスが加わり、より優しいサウンドで。〉、Homecomingsの “Living Life (Live at Tokyo Kinema Club)” です。

予定が立たない

(OTOTOY編集後記からの転載です)

先週末のRISING SUN、この週末のFUJI ROCK、そして個々のアーティストのライヴ等々と、配信が山盛りすぎて完全に破綻しています。ていうか、もう諦めた。配信ライヴのチケット購入も、うっかりメモとか残さずに買っていたので、たぶん観ないうちにアーカイヴも終わってしまったやつとかもあるに違いない(泣)。そして今週末。なんかたくさんあったはずなのだけど…… あ、いや、そうだ、colormalのワンマン配信ライヴだ。彼の初のワンマン公演、まさに『メルクマール』(colormalファースト・アルバムのタイトルでもあります)な一夜となるでしょう。楽しみです。そして実ライヴ。結局3月11日を最後に、まだ行ってないんですよね。こうなると再開一発目になにを観るかに意味を持たせたくなりつつあり、これはマズいやつだ。どうしよう。

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今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈夏の終わり、雨の湿度が恋しくなるジャジィな1曲〉、碧海祐人の “秋霖”、〈CHAI×HINDS、日本×スペイン、(自然体+DIY+野心+自信)²〉、CHAI, HINDSの “UNITED GIRLS ROCK‘N’ROLL CLUB” の2曲です。(“23回目のサマーナイト” は担当に削られました、笑)

そして、ここのところ毎週編集後記を書いていたおかげでここも更新が続いていたのですが、ついに先週は飛ばしてしまい……くそー。ということで先週の推薦曲は、〈No Buses近藤大彗のソロ・プロジェクトがスタート! エッジ感と親しみやすさのバランスが心地よい〉、Cwondoの “Too Hard” でした。

ディスプレイ越しに向き合うサマーナイト

(OTOTOY編集後記からの転載です)

映像が強力すぎて曲が頭に入らないと評判の私立恵比寿中学の新しいMV、「23回目のサマーナイト」。たしかにこれはまったく曲が頭に入らない(笑)。勝手な想像ですが、このMVは「接触イベントができない世界へのひとつの回答」なのかもしれません。“メンバー発案による、メンバー各々が夢想” する表現により、単なる「イメージ・デートムービー」以上にパーソナルに向き合える演出となっています。

ところで、OTOTOYにはそれぞれのジャンルを表すアイコンがあります。

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このアイコンをデザイナーさんに作ってもらったとき、唯一モチーフで悩んだジャンルが「アイドル」でした。今のアイドルの本質は見えるもの/聴こえるものを愛でることにあるのか、それとも精神的/物理的な繋がりの存在にあるのか。結局後者を選んだのですが、このMVは見事に両者を兼ね備えたものになっていますね。素敵だ。この曲も収録されている配信限定EP『FAMIEN’20 e.p.』は8月21日リリース予定です。さて、後記も書き終わったので、もう一回、▶️。

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今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈溶け切る直前の氷のようなギターリフとヴォーカリゼイション。暁まではまだ少し〉、NEHANNの “Ending Song”、〈少しでも美しくありたい。光射す意思を見るかような優しく美しい歌とサウンド〉、木下百花の “少しだけ、美しく” の2曲です。

(OTOTOY編集後記からの転載です)

数日前の夜、これはうっかり窓を開けたまま寝たりすると風邪ひくやつだ、そして今どき風邪をひくととても暮らしにくそうだよな……とか思っていたのですが、今日になってようやく「夏」って感じのねっとりさ(空気)がやってきましたね。懐かしいひとに会ったような、あんまり会いたくない人がやってきたような、微妙(笑)。毎年夏には個人的その夏の1枚! 的なアルバムがあるものです。7月が終わった時点での私の今年のそんなアルバム候補の筆頭は、シバノソウの『あこがれ』でした。たぶん7月にいちばん聴いた1枚。このアルバムに刻まれているように、夏というものには人それぞれに切なさや美しさや焦燥や歓喜や刹那があったりなかったりします。でも、今年の夏はおそらく誰にとっても皆等しく「特別な夏」になるのでしょう。なんかもう振り返る気満々な文章になってますが、実はまだ8月がまるっとあるわけで。これからどんな「その夏の出来事」を望めばいいんだろう。追記:とりあえず今晩は月がとても綺麗でした。

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今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈なにかの否定でもなく肯定でもない「数年後に会いましょう」〉、Billie Eilishの “my future” です。

幻のままにならないことを願いながら

(OTOTOY編集後記からの転載です)

え?もう編集後記の日?ていうか月曜日? この4連休で週の感覚が完全に破壊されました。で、そもそもなんで4連休だったのかというと……という話は、私どこかに書きましたね。そうです、先週のOTOTOY週替りプレイリスト&コラム、〈OTOTOY EDITOR’S CHOICE Vol.74〉です。OTOTOY編集者が持ち回りで「45秒試聴×10曲+コラム」を選び・綴るこのコーナー。私はローテーションには入っておらず、こういうとき(お休みとか)に出てくる役回りで、2回目の登場です。今回は4連休の原因である幻のオリンピック・パラリンピックにちなんで、来日公演が延期/中止になったアーティストの曲です。なるべく「ちなむ」ようにタイトルや曲の内容も考えて選んでみました。ビリー・アイリッシュの9月公演の延期も今日正式に発表されましたね。選んだ曲がなにげに良い曲ばかりで、延期/中止の無念さが増すばかりのプレイリストです。

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今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈ずぶ濡れの僕らにさしこむ一条の光〉、君島大空の “火傷に雨”、〈導入で驚かされながらも、バンドサウンドが鳴り響きながらも、揺るぎないタグチハナ〉、addの “名のない日” の2曲です。

延期(中止)になったもの

(OTOTOY EDITOR’S CHOICE Vol.74「延期(中止)になったもの」からの転載です)

今日、2020年7月24日は「スポーツの日」で祝日です。「体育の日」の名前が今年から変わり、今年に限り(のはずだったのに) 10月から7月に変更されました。もちろん〈東京2020オリンピック・パラリンピック〉のためです。ほんとうなら今晩8時からオリンピックの開会式。サッカーとソフトボールは今週水曜日からはじまり、今日も朝からアーチェリーとボートの競技が。そして明日から本格的に競技が開始‥‥のはずが、ご存じのとおり(いまのところ)来年に延期へ。結果的になんだかよくわからない連休2日目の金曜日です。

今年はオリンピック・パラリンピックだけではなく多くのことが延期や中止になりました。そこで今週のプレイリストは、来日公演が延期/中止になったアーティストの曲を。個人的にはAmerican Footballと(ここには入れていないけど) DIIVとBen Wattは行きたかったなあ。Bruno Majorも楽しみだったのに。My Chemical Romanceは悩ましかったやつです(東京単独公演があれば……)。そしてBillie Eilish! チケット当たってたのに!! などなどと、まずは9曲。もちろんこれ以外にも来日が叶わなかったアーティストは多数います。こんなにも多様なアーティストたちが常日頃来日していたんだ、なんて私たちは幸せだったのかと、今回調べていて、あらためて思いました。

来日勢だけではなく日本のアーティストたちの公演も数限りなく延期/中止になりました。プレイリストの最後の1曲は、そんな時期に観たたくさんの配信ライヴのなかで最も感銘をうけたカネコアヤノの曲を。7月5日の〈LIVEWIRE〉こけら落としライヴの完成度も素晴らしかったのですが、なにより、3月15日の生配信ライヴの「状況に対する静かなる怒り」のようなものに満ちた歌は、強く印象に残っています。

この状況に対する答はまだないです。でも、わたしたちが思慮と工夫を重ね、すこしずつ動いていくしかありません。どのようなかたちであれ、またライヴとともにある日々に向かって。

(プレイリストのSpotify版はこちらです)

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