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2009年08月31日以降,communisense.comにて,WordPressを使って書かれているもの

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The 1975を東京ガーデンシアターとぴあアリーナMMでみた

(OTOTOY編集後記からの転載です)

ツアー初日となった東京追加公演と横浜2日目にいきました。ほんとに素晴らしかったです。Mattyもバンド・メンバーも格好いい。画になる。Mattyの愛嬌ある完璧じゃなさ。良い曲ばかり。演奏最高。おそらく曲を知らない状態でもどの曲にも刺さるポイントやフレーズがある。昔の曲も最新の曲も違和感なく、でも適度な起伏をもって構成される。マルチプレイヤーのサポート4人が曲ごとにパズルのように組み合わされる。それらを可能にする知恵と腕。等々さまざまな数多くのプラスを積み上げいってはじめてこのレベルに到達するんだな、と思わされるライヴでした。

これを機に2019年や2022年のサマソニの思い出もSNSに溢れていました。私にとってもいまだに2019年のサマソニのあの夕暮れのひとときは、二度とない大事なものです。でも、2019も2022も2023もすべて、そのときに観る意味が確実にありました。そんなバンドそうそうないですよね。最高のライヴをみせてくれてありがとう。

私がThe 1975というバンドについて思うことは、2019年、サマソニの翌週に公開された “People” のレビューとして書いたこの文章にこめられています。そう、どちらかだなんて馬鹿らしい。あきらめるな。

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈良い…〉、ちゃんみなの “Good”、他、femme fataleの “mellow mellow”、Joy Oladokunの “Somebody Like Me”、Matt Malteseの “Widows” の4曲です。

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RIDEをLIQUIDROOMでみた

(OTOTOY編集後記からの転載です)

水曜日〈Nowhere anniversary show〉から。赤と黄は火曜日の〈Exclusive OX4 Show〉だったようです。しまった…。無駄に音がデカくない、音がいい、ボーカルがくっきり聴こえる、コーラス綺麗、ビートがある、ていうか紛れもない歌モノ。最初からそうだったのだけど、その後の「ジャンル化」のせいで認知が歪んでしまったのではないだろうか、としみじみ思いました。ライヴはバンドの低音問題が見事に解決されていました。アーティストもエンジニアも解決策を確立してるんですよね。気持ちよかったです。

木曜日〈Going Blank Again anniversary show〉。やっぱり俺は『Going Blank Again』が好きだわ。あの、矛盾や葛藤を内包しつつもぎりぎりのところで解決し袋小路の手前に留まる、その結果のアウトプットが堪らなく美しい。

両日とも終演後SEは “Forbidden Colours” (David Sylvian and Ryuichi Sakamoto)。かかった瞬間の小さな歓声たちの集合体と曲が終わったときの拍手。良い聴き手が集まる良い空間の証でした。

今週はThe 1975 !

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈春に憧れる。もう春だけど。いろんな意味での春に憧れ続けていこう〉、ボタニカルな暮らし。の “春にあこがる”、他、Kamisadoの “Converse”、つきみの “ねー、ダーリン”、PaperCloudの “Time” の4曲です。

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来日勢

(OTOTOY編集後記からの転載です)

週末ちょっと出かけてきました。観光地も宿も脅威のインバウンド率。日本人一割くらいじゃねっていう。ふつうに日本語で調べて日本語で予約しただけなのに。3年前までがどうだったかもはや覚えていないのですが、たぶん景色は相当に違うはず。いろいろ考えさせられました。そうこうしているうちに今週はRIDE、来週はThe 1975です。まじかよ。

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈SAGOがDIYで運営するStudio REIMEIで収録された作品。オルタナとJ-ROCKが西調布で落ち合う〉、SAGOSAIDの “Brainstop”、他、uruwashiの “Hey Yeah (feat. Wataru Sato)”、ツミキの “shampoo (feat. 鈴木愛理)” の3曲です。

そして先週の推薦曲は、〈初タイアップ決定、地上波! このまま行っちゃってください〉、ドレスコーズの “ハナムケ”、他、Fennelの “逃亡生活”、Oracle Sistersの “Hail Mary”、pollyの “ごめんね” の4曲でした。

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björkを東京ガーデンシアターでみた

(OTOTOY編集後記からの転載です)

ビョーク+オーケストラ編成の “orchestral” と、ビョーク+フルート・セプテット+合唱隊+ハープ+パーカッション/ドラムス+マニピュレーター/キーボード+終始投影されるTobias Gremmlerによる映像+数々の舞台装置 (ビョークが中に入って歌うチェンバー・ルームもあり) からなる “cornucopia”。orchestralは普通に「ああ良いものを観た」なのですが、cornucopiaはただひたすらに凄まじかったです。さまざまな経路で視覚と聴覚が刺激される。ライヴというより舞台芸術、舞台芸術というより体験。見たことのない生態系がそこにあり、観ている者たちがその生態系に巻き込まれそうでありつつも、確かな膜で隔てられている。2019年4月の初演からどの程度アップデートされているか分からないのですが、2023年春、“Generative AI” の熱に浮かされている今でこそ、発せられる音と光景の隅から隅までが心に響きました。「ポピュラー音楽」の枠組みからの逸脱を恐れない彼女の音楽を、観る者に訴えかける「なにか」として構築する凄腕、おそるべしです。またcornucopiaは世界各地での公演のたびにさまざまなアップデートとローカライズがされており、その努力を惜しまぬ姿勢にも頭が下がります。ここから何を受け取るかは人それぞれでしょう。個人的には「人は束になって力を合わせ使えるものは何であろうがすべて使って戦え」と受け止めました。「Tabula Rasa」の “You are so strong” というフレーズの繰り返しで終わる本編ラスト。くらうっていうのはこれか、と。凄かったです。

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈アルバムついにリリース! 来日公演を切に切に願います〉、boygeniusの “Satanist”、他、The Bethsの “Watching The Credits”、クラムボンの “ソナタ”、SPRINGMANの “カポック” の4曲です。

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For Tracy Hydeのラスト・ライヴをWWW Xの最前でみた

(OTOTOY編集後記からの転載です)

この日に良企画が被りすぎだろ、という怨嗟の声すら聞こえた3月25日。悩ましくはあるけどFor Tracy Hydeの解散ライヴとあれば、ここを選ばざるを得ません。当日、購入してあったチケットをダウンロードしてみたら整理番号がAの2番。まじすか(笑)。実はFTHのチケ運はこれまでも良くて、O-nestのライヴで1番を引いたこともあります。自分は「おっさんは最前に行かない」閥なので、あと外音をちゃんと聴きたいので、いつもなら良番は無駄にするのですけど、今日はどうしよう…… 段差があるフロアなら上段柵に行けばよいのですが、WWW Xはフラット。解散ライヴだしな、最後だしな…… と数秒の逡巡の後に超久しぶりの最前へ。ドセンではなくeurekaさんと夏ボさんの間あたりに。

MCで夏ボさんが口にした「東京で一番美しいバンド」という言葉。何が一番かは各自が自分で決めればよい。でも、「東京で一番美しい」、たしかに胸を張ってそう言えるバンド、そう言えるこの日のライヴでした。ありがとう、For Tracy Hyde。ライヴ後の渋谷の街は人出がもの凄くて、数年ぶりに見たその光景は夢のようでも夢から覚めたようでもありました。そんな街とともに皆の音楽の夢はこれからもそれぞれに続いていくのです。

チケット探したら出てきた。1stのリリパか。この日は初めてドッツを観た日でもある

チケット探したら出てきた。1stのリリパか。この日は初めてドッツを観た日でもある

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈Sobsアレンジ楽曲、Celine Autumnがヴォーカル参加、アルバムは4月5日リリース!〉、日食なつこの “ダム底の春 feat. Sobs”、他、美波の “ブルーグラス”、鉄風東京の “FLYING SON”、女王蜂, 満島ひかりの “回春” の4曲です。

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Porter Robinsonを豊洲PITでみた

(OTOTOY編集後記からの転載です)

コロナ以降、初豊洲PIT。これでだいたい主な箱はコロナ後済になったかも。O-CrestとLINE CUBEがまだですが、O-CrestとLINE CUBEになぜか縁がないのは以前からの傾向。ともあれソールドアウトの豊洲PITです。まじで3000人入ってたかもしれない。Porter Robinson、良い曲しかない。そしてなによりこの日はフロアが最高でした。観客たちが素晴らしすぎる。感受性と理解の高さ、スマートでクレバーな受容、素直でaestheticな反応。すっかりフロアにやられて泣けてきました。観客に、あのシンガロングに「泣けた」という発言がSNSでも多く見られました。ですよね。日本の未来は明るいです。ほんとうに。オープニング・アクトは急遽当日朝に呼ばれたらしい、kz。個人的にはこの文脈にあまり触れてこなかったので、盛り上がる皆を、いいなーと、羨ましく見ていました。行って良かった。

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈ニューアルバムへの期待がますます高まる。楽しみすぎる…〉、揺らぎの “Worthy of..”、他、ヤユヨの “このままじゃ”、peanut buttersの “悪魔くん”、文藝天国の “ゴールデン・ドロップ” の4曲です。

そして今週は他の編集部員とシェアした推薦も多数。100 gecsの “Dumbest Girl Alive”、PAS TASTAの “zip zapper”、illiomoteの “Mid”、等々も。このケースでアルバムやEPの場合、あ、この曲選ぶんだ、っていうのもあって面白いです。楽しい編集部生活。

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クラシック音楽と音楽情報デザイン

(OTOTOY編集後記からの転載です)

アップルが「Apple Music」とは別に、クラシック音楽専用のストリーミング・アプリ「Apple Music Classical」をはじめるそうです。2021年に買収したPrimephonicに機能を追加して、Appleブランドでの提供となるのでしょう。米国等では今月末からサービス開始、日本は「後日提供を予定」とのこと。このニュースをきいて、クラシックは求められる情報デザインが(ポピュラー・ミュージックとは)大きく異なることの傍証だなあ、と思いました。正直、私個人、違うだろうことは分かっても、どうしたらよいか分からないのですよね。とはいえOTOTOYのクラシック(とジャズ)の現状の扱いはひどすぎます。誠に申し訳ありません。扱っている音源自体の貴重さ(ロスレスの存在とか)は確実にあるのに。なんとかしたい。

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈小坂忠「ありがとう」(細野晴臣、作詞作曲)のカバー。小坂忠のアルバム再発は4月に〉、Friday Night Plansの “Arigatou”、他、ちゃんみなの “You Just Walked In My Life”、Tanukichanの “Been Here Before”、mekakusheの “恋する女の子” の4曲です。

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メレと高井息吹とtoitoitoiを西永福JAMでみた

(OTOTOY編集後記からの転載です)

そういえば「冬メレ」(注 : メレは四季ごとにセットリストのコンセプトが変わるのです)をまだ今年は観てない、このままだと “つんと” をライヴで聴くのは1年後になるのでは? ということに気づき、そして偶然に2月最後のライヴがJAMであることを教えてもらい、行くことに。“つんと” はもちろん良かったのですが、“ランドリーパイプ” が沁みました。自分はやっぱりこの曲好きだなあ、と。あと音がすごく良い(後述)。2番手、高井息吹が歌った、企画趣旨への彼女なりの応答としての、赤い公園 “pray” のカバー。これがとんでもなかったです。高井息吹も赤い公園も石野理子も津野米咲も、すべてが、すべての愛し愛されるものが、あの空間にありました。感情崩壊。3番手、toitoitoi。いつにもまして、すげーな、なステージだったのですが、なんかこの日、音がとんでもなかったんですよね。アコギ1本なのにキックも空間系も聴こえるみたいな。どんなPAの魔法? この日にかぎらず最近の西永福JAMはとても音が良いです。また行こう。

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈Hana Hopeの新曲はサマソニへの出演も発表されたHONNEがプロデュース〉、Hana Hopeの “We’ve Come So Far”、他、羊文学の “永遠のブルー”、Lilubayの “Home away from home”、BBHFの “メガフォン” の4曲です。

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クラムボンを東京ガーデンシアターでみた

(OTOTOY編集後記からの転載です)

場所が東京ガーデンシアターだし、会場に入ったらステージ上に機材もなにもないし、はじまったらミトさんひとりでアコギ持って出てくるし、どうなることかと思ってたら…… まぎれもない、いつも通りの、いつにもまして、クラムボンのライヴでした。最後に幕をすべて開けて舞台袖をあらわにする演出まで含めて、さまざまな意図が明確で気持ちよいライヴ。この日でいったんライヴ活動からは離れ、しばらくは「巣ごもり」とのことです。「広げる」ためのピリオド、しかと受け取りました。

ライヴ中に “タイムライン” (2017年リリース)を聴きながら、そういえば「タイムライン」的な世界の切り取り方が一般になって ≒「Worldbeam」が実装されて15年くらい?。いまところまだ我々はそこに留まっていてさほど進歩もなく、次へといくにはもう5年くらいかかるのかなぁ? とか余計なことを考えたりも。

そして、原田郁子さんご結婚おめでとうございます! (当日限定配布ブックレットでの発表でした)

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈聴くものの内側に手を差し伸べるかのような石野理子の歌が印象的〉、Misty Toneの “ひとひら (feat. 石野理子)”、他、すなおの “はためいていて”、7coの “Soup” の3曲です。

そして他の人が先に挙げていたのですが、これは外せない、揺らぎの “Here I Stand” も。

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Wet LegをO-EASTでみた

(OTOTOY編集後記からの転載です)

誤解を恐れずに言えばグラミーもブリット・アワードも意外と近くにあるんだな、っていう。超良い意味で。もちろん最後の10cm, 1cm, 1mmが果てしないのだろうけど、それを感じさせない身近さがありました。すごく普通なのにちゃんと良いのが、不思議というか底知れないというか。あとやっぱりcharming重要、eccentricは流行らないですね(後ろは余計なひとこと)。昨年4月に来日決定のニュースをきいたとき、「来年2月!? 先すぎる!!」と思ったのですが、結果、まさにこんな小箱ではもう当分観られないだろうという貴重なライヴに。良かったなあ。

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈ぜひハイレゾで聴いてみほしい高音質ライヴパフォーマンス音源。〉、宇多田ヒカルの “First Love (Live 2023)”、他、Omar Apolloの “3 Boys”、Cavetownの “del mar county fair 2008” の3曲です。

そして他の人が先に挙げていたのですが、これは外せない、100 gecsの “Hollywood Baby” も。

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