今年の春くらいは “TATSURO FROM NIAGARA” ばっかり聞いてた.ツアーの影響もあったんだが,もう,とにかく良くて良くて.

とはいえ34年前の曲ばかり聞いているのも人としてどうかと思い悩んでいたいたところ, “eight-hundreds” が出て,ようやく救われた.これで2009年の音楽にハマれる(笑).

という訳で,今年一番聞いたアルバムは,MONGOL800 — “eight-hundreds”

モンパチ,なんかすごいアルバム作っちゃったな,というか,すごいところに来ちゃったな.こんな音作りでも,くるりがやるのとは意味が違うぞ,みたいな.

てなことを年末にでも書こうかなぁ,とか,ほのぼのネタのストックのひとつだと思っていたら,武道館のライブレポがこんなことに.

後半、最新アルバムから畳み掛けられた「神様」「blue blues」「not equal」「I’ll be」の流れには宗教的な凄みがあった。

モンパチ武道館 – ROCKIN’ON JAPAN 編集部日記 | ブログ | RO69(アールオーロック) – ロッキング・オンの音楽情報サイト

中でも、特に圧巻だったのは、後半、17曲目“神様”あたりから20曲目“I’ll be”までの、最新アルバムの4曲を並べたブロック。「ハネて踊れて歌えるモンパチじゃない部分の結晶」みたいな、簡単に言ってしまうと「じっくり聴かせる」ことに徹した時間。
尋常じゃない集中力で、音が奏でられ、歌が歌われる。1曲、2曲と聴いているうちに、気がついたら、別の世界に連れていかれていた。そんな感じだった。基本的に祝祭ムードだった武道館が、その時間だけは別の空気に包まれていた。おごそか。そう、あんまり、バンドのライブでそういうことを感じることは少ないけど、「おごそか」という言葉が一番近いかもしれない。

MONGOL800 @ 日本武道館 | 邦楽ライブレポート | RO69(アールオーロック) – ロッキング・オンの音楽情報サイト

くあー.これはやはりあらゆる手を尽くして行くべきだったのか.

今年一番の痛恨ネタになってしまったではないか.

なんということだ…