(OTOTOY編集後記からの転載です)
今回のツアーは東名阪福広のZeppツアー (広島は除く) で東京は2公演。東京公演初日はZepp DiverCity完売、まじで2000人超のパンパンの入り。どんな層がファンなんだろうという話を先週、編集部でもしていたのですが、客層はバラエティ豊かでした。ステージ上には例によって常にカメラマンが。衣装の色が一番派手なことも含めて完全に意図的なもの。2年前の来日のときから「あれはどういうロジックでアリだとされるのだろうか」を自分でも考えているのですが、切れの良い説明には至れていません。ライヴそのものは、Lo-Fi好み、シティポップ〜YMO・リスペクト、ガチガチにアメリカンなメロとリズムの基礎体力、の組み合わせの巧みさを堪能しました。
また今回の公演で理解したのは、“普遍性” (時間と地域に渡る) の価値が一般の実感に根付いた、個々人の “好き” がその普遍性と接続することによる “好き” の肯定、“普遍性” と “好き” を再構築するにあたり不可欠なリスペクトとスマートさとチャームの在りかた、あたりが時代の肝かということ。ここらへんもうすこし掘り下げたい。良いライヴでした。
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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈空気が変わる、世界に引き込まれる、メレならではの圧巻〉、メレの “セピア”、柴田聡子の “Passing”、EG & his Drawersの “Rainbow” の3曲です。
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OTOTOYの公式プレイリストに自分が推薦した曲だけを載せた個人プレイリスト、「OTOTOY NEW RECOMMEND-ed by me」も公開中!