2025年04月の記事一覧

downtの初ワンマンをWWWでみた

(OTOTOY編集後記からの転載です)

downtのキャリア初ワンマン、ソールドアウト。衝撃的に良かったです。もちろんこれまでも良いライヴ多数なんですが、「衝撃」という意味では最初に出会った2021年12月いくつかのライヴのときの印象が強すぎる、downt。今回はそれを余裕で超えられました。あまりにソリッドでシャープ。結局やりたいようにやるのが一番とMCで河合さんが言っていましたが、あれだけ研ぎ澄まされてフォーカスが極まりきった後の自由だもの、そりゃ強いわ。PA外音も抜群に良く、会場の揺れも含めて最高に良い夜でした。女子男子を問わずみんなが富樫ユイにdowntに憧れて音楽でも音楽じゃなくても自分がやりたいことをすれば世界は良くなるんじゃないか、とか謎なことを終了後に考えてる自分がいました。見逃してはだめだった夜。こんな日があるからこれからもライヴに行くんだろうな。

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈柔らかさも剛さも優しさも厳しさも明るさも暗さもすべて血肉にして自由に軽やかに奏でられるdownt節〉、downtの “AWAKE”、Jurassic Boysの “遊水池”、FUJIの “不揃いの祈りたち” の3曲です。

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Hammer Head Sharkと君島大空合奏形態を1日おいてみた

(OTOTOY編集後記からの転載です)

今年になってからずっと、100人箱でいま日本で一番格好いいライヴをするのはHammer Head Sharkで、1000人箱では君島大空合奏形態だと思っていました。その両者を1日おいて観るという驚喜の沙汰。火曜日は〈Gigs in Tokyo〉主宰のHarryがオーガナイズする〈𝐒𝐇𝐎𝐂𝐊 𝐅𝐀𝐂𝐓𝐎𝐑 𝟐〉。THEティバとHammer両方好きだというひとは多いと思いますが、今回が初対バンだったとのこと、ナイス。それにしてもHammer、いったいどこまでいくのか。格別。終わったあと横にいた某氏と目が合って、「やばいですよね」って言い合ってました。イベントも久々に体験する超満員のBASEMENTBARで、誇張なく日本人が少数派。〈Gigs in Tokyo〉の成長が手に取るように分かる盛況ぶりでした。木曜日はZepp Hanedaで君島大空合奏形態ワンマン。明確に次のフェーズに入っていることがわかる客層と客の反応。2月のLINE CUBEも存分に凄かったのに、それを超えるライヴに。個々のプレイヤーが更に解き放たれて強く、圧巻のバンド・アンサンブル。あとPAがとても良かった。両日に挟まれた水曜日には笹川真生の凄まじいアルバムのリリースがあり、音楽が好きで良かった、ずっと音楽聴いていて良かった、と思わされる3日間となりました。

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈厳つい皮に包まれた笹川真生の最新アルバムだが、そこに垣間見える優しさと美メロに心を揺さぶられっぱなしだ。その様相が最も顕になっていると思うこの曲を (“溢れちゃった” と悩みに悩んで)〉、笹川真生の “美しい術”、HOMEの “city punk”、長瀬有花の “hikari” の3曲です。

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野口文をMARZでみた

(OTOTOY編集後記からの転載です)

〈Bandmerch〉の新対バン企画〈March〉第一回はNOT WONK × 野口文の長尺2マン。今年序盤のリリースといえばこれ! の2組をツーマンで、しかも60分 + 80分のロングセット。音楽好き垂涎のキレッキレの企画をありがとうございます。先攻、野口文。ライヴ初めてみました。最新アルバムがどうこうではない、60分フリースタイル勝負。まさにこの日この場所にしか存在しない音楽でした。自由で、でもフロアの身体を揺らし得るライヴたるキワキワを攻めているような。得難いなあ。60分間の魅力を一層高めていたVJは「藤子」のMVも手掛けたsirapoonとのこと。こちらも格好良かったです。対するNOT WONKは80分。リラックスかつ堂々たるステージ。

野口文って何者? と思ったひとも、今のNOT WONKはこれか! と思ったひとも、ぜひOTOTOYインタヴューをご覧ください。両者の最新インタヴューがまとめて読めるのはOTOTOYだけ!

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈バンドの1stアルバム『二足歩行の天使たち』から。シンプルで生々しいバンドサウンドに、「歌」がもっと聴きたくなる楽曲たち。月末にはリリパ開催とのこと〉、Bambi clubの “Casper dried chaopat”、Meg Bonusの “魔法”、Hwylの “わけ” の3曲です。

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アジア、日本、グローバル、西永福

(OTOTOY編集後記からの転載です)

土曜日、Shibuya Sakura Stageでの〈SIDE-B SPRING EDITION / TOKYO ALTER MUSIC SHOWCASE〉へ。3つのトーク・セッションでそれぞれ、フェスとアジア、MUSIC AWARDS JAPAN、SXSWでのJAPANショーケースの話を聴く。考えることたくさん、個別にいくつかお話もさせてもらいました。トーク後、北村蕗のライヴを観て離脱。ぺんぎんの憂鬱の企画へと西永福に向かい、SAGOSAIDのライヴ始まりのタイミングに到着。アジア、日本ど真ん中メジャー、グローバルの話をたっぷり聴いた後だが、それになにひとつ引けを取らない強度・オリジナリティ・格好良さに痺れる。多様性、横断、“不思議” であることの肯定、言われていることがちゃんとそこにある。その後のSEMENTOS、ぺんぎんの憂鬱と、この “とっ散らかった” (でも確実に芯がある) 企画が成立し客達がしっかりと楽しむ姿には可能性しかないです。それにしてもSAGOSAIDの3曲め、カッコよかったな。新曲っぽい、楽しみ。ライヴ終わり、たくさんの紙のフライヤーを頂きました。ぺんぎんの憂鬱のたなさんが毎日と言っていいくらいひたすら色んな箱でフライヤー配って迎えたイベントですもの。フライヤーはフライヤーを呼ぶ。さもありなん。

p.s.
SIDE-B SPRING EDITIONにポップアップ出店していた〈parklycoffee〉のコーヒーがむっちゃ美味しかったです。たぶんこれ。(高田)

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈1月リリースのEPからさらに歩みを進める新曲。彼らが掲げる “ポスト・ポップ” という新概念のピースとなり、EPと補い合う〉、Blume popoの “抱擁”、bearstapeの “めまい”、Texas 3000の “Universe Drawer” の3曲です。

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