SONICMANIAとSUMMER SONIC東京1日目に行った。今回はメモを細切れにtwitterとfacebookにポストしたので、それをまとめてみる。写真は面倒なので貼らない。
SONICMANIA 2022 (2022.08.19)
来たで。
Today’s TはScreamadelica。たぶん94年にUSで買ったやつ。このとき。「当時もの」と書いたけど厳密には当時じゃないな。US購入のXLなので無駄にデカい。あと布地がローテクなので暑い。
KASABIANから。途中で抜けてCorneliusに移動。してたら友人とすれ違う。なかなかな確率。
Cornelius、あんなライブやられたら身じろぎもせずに観るしかないわ。しかも急遽? 3人で。ヤバす。
からの、SPARKS。客層若いのになんであんなに温かくもりあがってるの。よくわからん笑。楽しいからいいんだけど笑。
電グル、気合い入ってね? と思いつつも、後ろを通り抜け、本日の俺的メインイベント、PRIMAL SCREAM present Screamadelica Liveへ。マウンテンでここまで前に来たの初めてかも。
Primal Scream / Screamadilca Live。歴史の教科書に書いてあるような「多幸感」。しかし21世紀の人類は特別な薬物も無し(アルコールとカフェインくらい)で「Come Together」を堪能できるようになったんだな。これは進化なんだろうか? とか。
TESTSETを3曲くらいみる。
明日もあるので帰りたいんだけど、THE SPELLBOUNDのサウンドチェックが凶悪な音を出している……ので、みた。
夜が明けていた。ソニマニ終了。
SUMMER SONIC 2022 TOKYO Day1 + AREA DIP 2022 in MIDNIGHT SONIC (2022.08.20)
THE LINDA LINDASは、あきらめた。無念。
で、到着。beabadoobee はじまる!!!
こういうケースで「可愛い」を使うのは失礼では派なんだが、それを越えて、beabadoobee、カワイイがすぎる。21世紀のリトマス試験紙はやはり(才能や環境ももちろんだが)アティテュードなのだな、と意を強くするとか。
Rina Sawayama はじまる。サポートの2人、かっけーなあ。そして、black, yellow, white のグラデーションよ。
Måneskin ! Måneskin !! Måneskin !!! 呼んでくれてありがとう。来てくれてありがとう。観せてくれてありがとう! 会場の空気感でもう涙腺にきた。次くるときはヘッドライナー間違いないやつ。このあとの2アクト、ヤバいっすね。
King Gnu。常田のラス曲前MC、Rina SawayamaやMåneskinは煽れるのに俺らはそうはいかないんだよ、ってやつだな。
そしてThe 1975。最前ブロック、ほぼセンター近く、後方柵前。だいたいベスト。
The 1975。3年前はワールドツアーを経てレディングのヘッドライナー直前、コンディション最高。今年はコロナ明け初戦? 直前にセットを25分伸ばす交渉をされたりと、ナーバスな状況。前回はヘッドに至らず、今年は堂々のヘッドライナーと、条件もモードも異なる。3年前のようなヒリヒリしたライブはもう観られない。もちろん今日のは今日で良いライブでした。
つまり、今日のようなマネスキンのライブは恐らくもう観られないだろうということだ。来て良かったわ。
マリンエリアのいつも最後にソフトクリーム買ってたお店なくなっちゃったな。
MIDNIGHT SONICへ。Phum Viphurit、いいなー。ていうかこれひょっとして、全世界の女子にモテるやつ? ノスタルジックでありながらちゃんと20年代の音像になってるとか、概ね理解できるのだが要所要所で理解不能なところがあるとか(なんらかの土着起源?)、いろいろ興味深い。観客がちゃんとレスポンスしていて素敵。
さてもうそろそろ限界なので帰ります。SE SO NEONはごめんまたいつか。
明日来ないので、これでマイ・サマソニ終わり。楽しかったです。ひとつだけベストを選ぶなら、Måneskin ! ロックだ。
以下、傍論と総論。
Screamadelica Liveで歴史の教科書に書いてあるような多幸感を浴びながら、世界塔の再現ライブがやられる世界線はあり得たんだろうか? とか余計なことを考えてしまう私である。集中しろ笑。
3歩進んでしまうとマス・マーケットに受け容れられなくなるので、2歩下がって1歩先のプロダクトを作ることはよくある。ただ、不思議なもので、(3歩先にいける才能や能力があるにもかかわらず)2歩下がるのがとても下手な人たちがいる。その原因のひとつは、2歩下がることを、そして下がらされる原因を馬鹿にしているからなんだろうけど、それは卵が先か鶏が先かでもあるからなあ。……と何日の何時頃に思ったかは秘密です。
正論は正しい。その一方で、各種対策については破るべき側の”規制”だと自らジャッジし、無知ゆえか自身の判断ゆえかは知らないが、このゾーンが無くならないように、これを守るために、多くの人々が為してきたこの2年余の行動へのリスペクトに欠ける言動を見せられる。視点は複数あり、人は完璧ではない。よい見本でもあった。
海外アーティスト・サイドにいったいどんな説明をしていたんだ? という疑問ももっともだが、一方で、ステージ上で何を言うか何をするかどう振る舞うかをアーティストに「指図する」ことなどは不可能、というのもまた事実だ。表現は充分にその程度に重い。
当初はbeabadoobeeとThe 1975さえ見られれば、と思っていたが、結果としては、とにかくMåneskinにつきた。
2022年にMåneskinを日本に呼んで一番デカいスタジアム会場でライブをさせる。もうこれだけでCREATIVEMAN様を褒め称えるべき。いい仕事とはまさにこのこと。世界が、ロックの、ロック・ショウの未来を彼らに見る意味を否応なしに実感させられました。ていうか今年のサマソニはロックでは? Rina Sawayamaからして「ロック」だった。マネスキン目指してガンガン客が集まってくる。アリーナすべて入場制限。観客たちの集中力、レスポンス、ともに抜群。ちゃんと客側にもこのライブを見せる意味が伝わっていたと思わせる現場でした。
この2年間余、こうした場の存在を守るためにそれぞれの立場で活動してきた人たち、そして今年これを成立させるべく動いてくれた人たち、すべてに感謝したいです。ありがとうございました。