(OTOTOY編集後記からの転載です)
水中、それは苦しい主催のフェス。会場は上野、不忍池のほとり、上野恩賜公園野外ステージ・水上音楽堂。日本ではオープンカーに適した季節が意外と少ないというのはよく言われますが、それは野外ステージも同じで、実は屋根があったほうが嬉しいことが多い。でも、この日は屋根を邪魔に感じるくらいの絶好の天候。わがままですね(笑)。とにかく外のライヴは気持ちがよい。出演はNaNoMoRaL、レ・ロマネスク、眉村ちあき、ひとりTOMOVSKY、大木温之(Theピーズ)、知久寿焼、そして、水中、それは苦しい。NaNoMoRaLのステージングは、ひとつフェイズが進んだようにみえました。このフェイズで彼らがクリアしたいものは何を想定してるのだろう、などと考えたり。この日は “春になる” がすごく良かったです。ハルさんタイムで2.2曲くらいトモさんがドラムを叩く。わたしは初めてみました。大木兄弟最高。パセリさんと「たま」の話をしたあとに聴く知久さんの「おるがん」と「らんちう」はとても染みる。ハルさんトモさん知久さんは同年生まれ(知久さんが早生まれ)、Theピーズ、カステラのメジャーデビューとたまのイカ天出演が同じ年(たまのメジャーデビューは翌年)。“戦友” 感がありますね。そしてなんか、すげーカッコよかった水中、。あまりにいい感じで締まったので自らアンコールで1曲追加してました(笑)。土曜日に編集版映像の配信がはじまるそうです。気になったかたはぜひ。「ファンはアーティストの鏡」を体現する良い観客たちとともに良い音楽を満喫した1日でした。
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今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈cinema staff三島想平プロデュースの新EP、配信開始!〉、グデイの “nothing”、他、Bialystocksの “差し色”、Predawnの “Star Child”、bülowの “Booty Call” の4曲です。