2021年02月の記事一覧

新しい日本武道館でBABYMETALをみた

(OTOTOY編集後記からの転載です)

新装なった日本武道館にはじめて行きました。印象は変わらないのだけど受ける感触全般がなんかさっぱりとしてる、みたいなリニューアルですね。ああ、変わらずに武道館だなあ、っていう。今回はスタンド席だったのですが、アリーナに入るあの裏口通路みたいなところは綺麗になったのでしょうか。さてBABYMETALです。制約というものはある種の人の心に火を点けます。与えられた制約のもとになにができるか、逆にここでなければできないことはなにか、だからこそやってやろう……そんな気持ちを注ぎ込んで作られた、感染拡大防止ガイドライン下でのステージ構成だったと思います。武道館10公演で2回ごとに徐々にセットリストが変化していっているらしい。わたしが観た回はファースト・アルバム収録曲がワールドワイドなアーティストとなった今のBABYMETALの楽曲へと見事にアップデートされていて、10年におよぶ活動歴への自信を見せつけられた気がしました。3月4月に残り4公演。また観たいなこれは。

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今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈心地よい浮遊感から密な音のベッドへと。ライヴで聴きたい1曲〉、I Saw You Yesterdayの “Always”、For Tracy Hydeの “Interdependence Day (Part I)” の2曲です。

表参道でSACOYANSとウ山あまねをみた

(OTOTOY編集後記からの転載です)

SACOYANS × ウ山あまね、というツーマンを表参道WALL&WALLでみました。昨年リリースのEP『Komonzo』が好印象だったウ山あまね。グローバルと同時進行のHyperpopをやりつつちゃんとJ-POPの子供であるという大好きなやつでした。また観たい。そして昨年12月以来2度めのSACOYANS。間違いない。カッコいいもん。機会があったら絶対観るべき。クラブ系のPAで聴くフルテンなバンド・アンサンブルと、そこに綺麗な輪郭を持って立ち上がるSACOYANのヴォーカル。貴重な機会でもあり、とても良かったです。やはり私は大阪に行くしかないのか……

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今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈4thアルバム今週水曜日リリース! このまま突っ走りたい〉、For Tracy Hydeの “Just Like Fireflies” 、他、illiomoteの “It’s gonna be you”、りりあ。の “素直になりたい子の話。”、Nana Yamatoの “If” の4曲です。

解決したい

(OTOTOY編集後記からの転載です)

「あのグループのあの子、どこかで見た気がする」を解決したい──〈IDOLS DIAGRAM〉。このウェブサイト、昨年からあったとのことですが、自分のタイムラインには先週突然あらわれるようになり、で実際に見てみるとこれがすごい。システムとしても上手くできているので、いったい誰がこんなものをと思い調査開始。みつけた作者のかたに直接コンタクトをとってOTOTOYのニュースにしました。作者の方からいただいたコメントの内容とウェブサービスのプロダクトとしての「顔」が一致していて、ソフトウェアってそういうものだよねとあらためて思う機会に。そうありたいです。この手のジャンルを扱うソフトウェアではいつも・・・・・・・・・の扱いを確認するのですが、・(てん)ちゃんたちがちゃんと・で、納得。ちなみにグラフの生成はGraphvizを使っているそうです。ですよね。

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今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈人間に必要なのは散歩と音楽です。朝でも昼でも夜でも深夜でも。〉、Dortmund Moon Slidersの “Night Walk” 、他、cosmomuleの “発光”、peanut buttersの “夕焼けハローワーク” の3曲です。

in the right hands

(OTOTOY編集後記からの転載です)

NOT WONKのアルバム、Arlo Parksのアルバムと、自分内本年重要タイトルがリリースされた先週。どちらも期待通り、繰り返し聴いています。そして実はそこまで期待していなかったWeezerのアルバム『OK Human』がとてもよい。「コンピューターを捨て、アナログに戻り、オーケストラとともに制作した」作品。でも私はソフトウェア・エンジニアなので、その類のステートメントを手放しで肯定することはできません。テクノロジーとは補助器具であり、使う側の愛と志こそがその価値を決めると思っています。Weezerのこのアルバムにおける管と弦の使い方に込められたロックとポピュラー・ミュージックの歴史への深い愛、それは疑いようのないものです。そして可能であれば、皆がそんな愛や志とともにテクノロジーを手にとってほしい。大切な人とともにする食事を作ろうと包丁を手にしたときのように。そんなことを思いながらいつもコーディングをしています。

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今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈2020年という「時間」から生まれた内省的ドリームポップ。〉、Madeline Kenneyの “Summer Quarter” 、他、kiwiの “A Little Wish”、NOT WONKの “200530” の3曲です。