2020年08月の記事一覧

予定が立たない

(OTOTOY編集後記からの転載です)

先週末のRISING SUN、この週末のFUJI ROCK、そして個々のアーティストのライヴ等々と、配信が山盛りすぎて完全に破綻しています。ていうか、もう諦めた。配信ライヴのチケット購入も、うっかりメモとか残さずに買っていたので、たぶん観ないうちにアーカイヴも終わってしまったやつとかもあるに違いない(泣)。そして今週末。なんかたくさんあったはずなのだけど…… あ、いや、そうだ、colormalのワンマン配信ライヴだ。彼の初のワンマン公演、まさに『メルクマール』(colormalファースト・アルバムのタイトルでもあります)な一夜となるでしょう。楽しみです。そして実ライヴ。結局3月11日を最後に、まだ行ってないんですよね。こうなると再開一発目になにを観るかに意味を持たせたくなりつつあり、これはマズいやつだ。どうしよう。

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今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈夏の終わり、雨の湿度が恋しくなるジャジィな1曲〉、碧海祐人の “秋霖”、〈CHAI×HINDS、日本×スペイン、(自然体+DIY+野心+自信)²〉、CHAI, HINDSの “UNITED GIRLS ROCK‘N’ROLL CLUB” の2曲です。(“23回目のサマーナイト” は担当に削られました、笑)

そして、ここのところ毎週編集後記を書いていたおかげでここも更新が続いていたのですが、ついに先週は飛ばしてしまい……くそー。ということで先週の推薦曲は、〈No Buses近藤大彗のソロ・プロジェクトがスタート! エッジ感と親しみやすさのバランスが心地よい〉、Cwondoの “Too Hard” でした。

ディスプレイ越しに向き合うサマーナイト

(OTOTOY編集後記からの転載です)

映像が強力すぎて曲が頭に入らないと評判の私立恵比寿中学の新しいMV、「23回目のサマーナイト」。たしかにこれはまったく曲が頭に入らない(笑)。勝手な想像ですが、このMVは「接触イベントができない世界へのひとつの回答」なのかもしれません。“メンバー発案による、メンバー各々が夢想” する表現により、単なる「イメージ・デートムービー」以上にパーソナルに向き合える演出となっています。

ところで、OTOTOYにはそれぞれのジャンルを表すアイコンがあります。

スクリーンショット 2020-08-05 21.12.55

このアイコンをデザイナーさんに作ってもらったとき、唯一モチーフで悩んだジャンルが「アイドル」でした。今のアイドルの本質は見えるもの/聴こえるものを愛でることにあるのか、それとも精神的/物理的な繋がりの存在にあるのか。結局後者を選んだのですが、このMVは見事に両者を兼ね備えたものになっていますね。素敵だ。この曲も収録されている配信限定EP『FAMIEN’20 e.p.』は8月21日リリース予定です。さて、後記も書き終わったので、もう一回、▶️。

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今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈溶け切る直前の氷のようなギターリフとヴォーカリゼイション。暁まではまだ少し〉、NEHANNの “Ending Song”、〈少しでも美しくありたい。光射す意思を見るかような優しく美しい歌とサウンド〉、木下百花の “少しだけ、美しく” の2曲です。

(OTOTOY編集後記からの転載です)

数日前の夜、これはうっかり窓を開けたまま寝たりすると風邪ひくやつだ、そして今どき風邪をひくととても暮らしにくそうだよな……とか思っていたのですが、今日になってようやく「夏」って感じのねっとりさ(空気)がやってきましたね。懐かしいひとに会ったような、あんまり会いたくない人がやってきたような、微妙(笑)。毎年夏には個人的その夏の1枚! 的なアルバムがあるものです。7月が終わった時点での私の今年のそんなアルバム候補の筆頭は、シバノソウの『あこがれ』でした。たぶん7月にいちばん聴いた1枚。このアルバムに刻まれているように、夏というものには人それぞれに切なさや美しさや焦燥や歓喜や刹那があったりなかったりします。でも、今年の夏はおそらく誰にとっても皆等しく「特別な夏」になるのでしょう。なんかもう振り返る気満々な文章になってますが、実はまだ8月がまるっとあるわけで。これからどんな「その夏の出来事」を望めばいいんだろう。追記:とりあえず今晩は月がとても綺麗でした。

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今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈なにかの否定でもなく肯定でもない「数年後に会いましょう」〉、Billie Eilishの “my future” です。