リーガルリリー、初の日比谷野音ワンマン。

入場、位置につく3人の嬉しそうな笑顔、それがすべて…とか思ってたら、始まるや凄まじい。襲いかからんばかりに凶悪で美しい、ギター、ベース、ドラムス、ヴォーカル。繰り出される曲たちを聴きながら“才能”ってほんとにあるんだな、とか思ってしまう。

背後のビルの側面に赤みが差し空の明るさが落ちていく18時50分からの5分間の「ぶらんこ」。図ってか図らずか奇跡のような時間。「ぶらんこ」でレスポールに持ち替えたのは大正解。未だにムスタングを持つたかはしほのかの幻影を見、最近にモヤモヤもする自分に回答を突きつけられたような2時間だった。

真正面のロックに最新のテクスチャー。ロックは死んだかって何さ。キャラ的に淡々としてはいるのだけど、あれは何か伝説級の日本のロックの瞬間だった気がします。本当に本当に本当に良かった。心地よい風、最上の音楽、野音の魔法。格別でした。

日本国内外を問わずロックフェスのデカいステージに立ってほしいです。ありがとう。