2023年02月の記事一覧

クラムボンを東京ガーデンシアターでみた

(OTOTOY編集後記からの転載です)

場所が東京ガーデンシアターだし、会場に入ったらステージ上に機材もなにもないし、はじまったらミトさんひとりでアコギ持って出てくるし、どうなることかと思ってたら…… まぎれもない、いつも通りの、いつにもまして、クラムボンのライヴでした。最後に幕をすべて開けて舞台袖をあらわにする演出まで含めて、さまざまな意図が明確で気持ちよいライヴ。この日でいったんライヴ活動からは離れ、しばらくは「巣ごもり」とのことです。「広げる」ためのピリオド、しかと受け取りました。

ライヴ中に “タイムライン” (2017年リリース)を聴きながら、そういえば「タイムライン」的な世界の切り取り方が一般になって ≒「Worldbeam」が実装されて15年くらい?。いまところまだ我々はそこに留まっていてさほど進歩もなく、次へといくにはもう5年くらいかかるのかなぁ? とか余計なことを考えたりも。

そして、原田郁子さんご結婚おめでとうございます! (当日限定配布ブックレットでの発表でした)

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈聴くものの内側に手を差し伸べるかのような石野理子の歌が印象的〉、Misty Toneの “ひとひら (feat. 石野理子)”、他、すなおの “はためいていて”、7coの “Soup” の3曲です。

そして他の人が先に挙げていたのですが、これは外せない、揺らぎの “Here I Stand” も。

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Wet LegをO-EASTでみた

(OTOTOY編集後記からの転載です)

誤解を恐れずに言えばグラミーもブリット・アワードも意外と近くにあるんだな、っていう。超良い意味で。もちろん最後の10cm, 1cm, 1mmが果てしないのだろうけど、それを感じさせない身近さがありました。すごく普通なのにちゃんと良いのが、不思議というか底知れないというか。あとやっぱりcharming重要、eccentricは流行らないですね(後ろは余計なひとこと)。昨年4月に来日決定のニュースをきいたとき、「来年2月!? 先すぎる!!」と思ったのですが、結果、まさにこんな小箱ではもう当分観られないだろうという貴重なライヴに。良かったなあ。

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈ぜひハイレゾで聴いてみほしい高音質ライヴパフォーマンス音源。〉、宇多田ヒカルの “First Love (Live 2023)”、他、Omar Apolloの “3 Boys”、Cavetownの “del mar county fair 2008” の3曲です。

そして他の人が先に挙げていたのですが、これは外せない、100 gecsの “Hollywood Baby” も。

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by human

(OTOTOY編集後記からの転載です)

このあいだガストに行ったら、お客さんが配膳猫ロボとすれ違うときにごく自然に避け、ときには人間同士のように「お見合い状態」になりかけてるひとがいたりという光景が当たり前のように見られ、ロボがというより人間(の適応力)すごいなと、しみじみ思いました。

配膳ロボは何気に人間のほうが適応してしまったので、今の猫のまま使い続けられそうでもあり、あるいはさらに改良進化されそうでもあり、この先どうなるのでしょう。日本だと前者も考えられますが、ロボを作るのは中国企業なので止まるという選択肢はないのかもしれない。

それはさておき、何年か後には、ずっと人間が配膳してきたところと、ロボを経た後に人間に回帰したところの両方が現れるのでしょう。どちらも動いているのは人間ですが、一周して辿り着いた後者は、ずっと人間だった前者とは違うステージにいるはずです。螺旋のz軸ですね。機械ができることを人間がやる。「演奏」ではそれに意味があることが当然視されていますが、より多くのフィールドと(人間の)レベルで、なにがどうして違うことが「当然」なのかも含めて、考えられていくのだろうなあ。

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈3rd single is out! MVも素敵なのでぜひ!〉、Ålborgの “Lemon Cake”、他、横田悠二の “ダイナマイト”、いつかのネモフィラの “夜更東京”、和田彩花の “きいろいいえ” の4曲です。

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「N分N乗」

(OTOTOY編集後記からの転載です)

昔から乗算、冪算、冪乗、“〜のn乗”という言葉の関係構造が気になっていたのですが(そういうことが多いひとです笑)、こんなものが国民的話題? になるとは思ってもいませんでした。「N分N乗」、「これN乗じゃなくてN倍じゃね?」というやつです。で、これ、そもそも、言葉の使いかたが変だと思うのですよね。つまり、
 数を足す→加算
 同じ数を足すことを繰り返す→冪加算→乗算
 同じ数を掛けることを繰り返す→冪乗算→冪算
までは良いとして(最後、別の名前つければいいのにと思わなくはない)、謎なのがその言いあらわしかたで、
 加算→○に△を足す/加える
 乗算→○に△を掛ける/乗ずる (○の△倍)
 冪算→○に△を……る、ではなく、○の△乗
にしてしまったのは何故なのか。中国語で冪は “○的△次方” や “○的△次幂” と言うみたいです。さすがにここに “乗” は使わない。日本語の “○の△乗” という言いかた、実は「これを作ったのは誰だあっ!!」ものではないかと思ったりも。

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈圧倒的傑作! 笹川真生のセカンド・アルバムから〉、笹川真生の “サニーサイドへようこそ”、他、the Stillの “All About You (and Our Song)”、リーガルリリーの “60W”、Death Cab for Cutieの “Pepper (Acoustic)” の4曲です。

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