2022年10月の記事一覧

橋本絵莉子をEX THEATER ROPPONGIでみた

(OTOTOY編集後記からの転載です)

橋本絵莉子のソロ・ライヴ、4ピースでの東名阪公演のファイナル。EX THEATERは、あの「機械仕掛けの秘密基地ツアー2017」のファイナルが行われたところです。あのライヴは切に切に映像化を願います(お願いします)。はじめてみた橋本絵莉子ソロ・ライヴは、すごいひとはやっぱりすごい、としか言いようのないものでした。ロックの神様と交わす心地よい緊張感というか、なんならライバル関係を見せつけられたような。“恋愛スピリッツ”、“余談”、“たったさっきから3000年までの話” といったチャットモンチーの曲も披露されました。週末に徳島であった四星球主催のフェスでは、“シャングリラ” をやったそうです。こういうのって、本人にこだわりがなくてもタイミングを逃すと変にやりづらくなったりしてしまうので、もうここでいきなりやってくれれば今後も安心ですね。でも、安心を許さないのが彼女たちの……それは許してください。切にお願いします。

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈来月リリースのFUJIのnew EPからの先行リリース。美しい……〉、FUJIの “pure”、他、SAKANAMON feat. たかはしほのかの “1988”、黒子首の “おぼえたて” の3曲です。

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あと半年

(OTOTOY編集後記からの転載です)

先週公開されたThe 1975の最新アルバムの収録曲、“Part of The Band” のOfficial Live Performanceビデオが最高に良いです。その前に公開された “Looking For Somebody To Love”“Oh Caroline” も良かったのですが、これはほんとに抜群に良い。来年になったら俺らはこの人たちのライヴが観られるのかと思うと、いまから心がざわめきます。幸いにして横浜2デイズは2日とも当選しました(S席)。上(SS席)を見ればきりがない。ちょうど、あと半年です。来年4月までは、こうしてざわつかせられながも、心穏やかに待ちたいと思います。

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈むず痒くなるような切なさとポップネスが詰まったドレスコーズの傑作ニュー・アルバム『戀愛大全』から〉、ドレスコーズの “やりすぎた天使”、他、路地の “蟻とリンゴスター”、Cavetownの “frog”、ROTH BART BARONの “月に吠える feat. 中村佳穂” の4曲です。

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Ålborgを江ノ島でみた

(OTOTOY編集後記からの転載です)

最初の音源 “Girl” がリリースされてから観たいとおもっていたÅlborg (おーるぼーと読みます)のライヴを江ノ島OPPA-LAでみました。THEティバ「Summer Ends」リリース・パーティーのトッパーでした。ヴォーカル/アコギ、トロンボーン/コーラス、ギター、ベース、ドラムの5人組。“Girl”と “Stray Cat”の2曲がリリースされているので、どこかで聴いてみてください。そしていいなと思った方は、ライブをやるのをみかけたらぜひ行かれることをおすすめします。音源の良さを何ひとつ失うことなく、ライブならではの生感・空気感・エモーションが上乗せされます。行くべし。もうひとつ初見のバンドGlimpse Groupもとても良かったし、鋭児も、BROTHER SUN SISTER MOONも、そしてもちろんTHEティバも、間違いありません。いいイベント・いい週末でした。

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈来月リリースのフルアルバムからの先行シングル。ラップにフィーチャーされるのはO’CHAWANZのさとうらら〉、矢舟テツローと仮谷せいらの “Smile In Your Face feat. さとうらら”、他、cosmomuleの “不協和音のわたしたち (feat. mekakushe)”、fusenの “僕等の日々”、girl in redの “October Passed Me By” の4曲です。

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The CharlatansをLIQUIDROOMでみた

(OTOTOY編集後記からの転載です)

それが何年だったか覚えていないのですが、そのCLUB CITTA’ KAWASAKI公演はいまだに楽しさ幸せさで自分の中に強く残り続ける、The Charlatans。基本、新しく出てきたアーティストをみるのが好きなのですが、たまに来た道を振り返ることにはもちろん意味があります。それをしないとどこに向かっているのかわからなくなるので。ライヴはキャリア・ベスト・ツアーそのものなセットリスト。今風な音作り良いじゃんとか思ってたら、終盤になるにつれ「伊達じゃない」感が満ちあふれてきました。伊達じゃないですね。参りました。

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈シンガポールのインディー・ポップ・バンド、Sobs、来る4年ぶりのニュー・アルバムからの先行曲〉、Sobsの “Air Guitar”、他、Marie Louiseの “春の様な眠り”、Bialystocksの “日々の手触り”、ALVVAYSの “Many Mirrors” の4曲です。

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カセットテープ

(OTOTOY編集後記からの転載です)

この数年の「カセットテープの復活」について調べものをしていたら、それを論じた博士論文をみつけました。“Cassette Culture 2.0: On how the Cassette prevails in the Digital Age“ by Düster, Benjamin D, (Published 2021-06-14)。英文で258ページあるので気軽には読めないですが、おもしろそうです。アブストラクトにはこんなことが書いてありました(以下私訳)。①カセットはデジタル・ディストリビューションの存在を前提として物理的アーティファクトとして機能する。②カセットは視覚的・物質的なものとして消費される。③カセットはデジタルベースで進められる音楽活動(の価値?)を正当化する文化通貨である。なるほどね。かなりしっくりくる。他の論文もみつけて眺めたりしたのですが、共通して言われているのは、カセットテープの復活はデジタル・ディストリビューションあってのものだということ。だとしたら、OTOTOY、おおいに関係あるんじゃね? とか思いました。さて……

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈ユルげでおぼろげでありながら一本芯の通った、これもロックンロール〉、AMERICAN DREAM EXPRESSの “Rock N Roll girl in my head”、他、メレの “おまも”、諭吉佳作/menの “páː” の3曲です。

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