2022年07月の記事一覧

Holly Humberstoneの来日公演をCLUB QUATTROでみた

(OTOTOY編集後記からの転載です)

ついに「来日公演」です。振り返ってみると最後に行ったのは2020年2月のJAY SOM、その前が2019年12月のStella Donnellyと(どちらも同じQUATTRO)、2年半ぶりの海外アーティストのライヴでした。またひとつ「状況」が戻りました(そしてBA.5も同時にやってくるという)。ライヴはほんとうに良かったです。ステージにはHolly Humberstoneひとり。トラックをメインとして、パッドとルーパーを駆使し、ギターかシンセかキーボードかのどれかを弾きながら歌う。タイトでパワーのある低音。“Thank you!” “Arigatogozaimasu!” を連発し、1曲ずつ曲の背景を簡潔・明確に説明しながら唄っていく。客の反応…… 会場は「洋楽」が戻ってきた感に満ちていました。2年半ぶりに聞く“アリガトゴザイマス” の愛おしいこと。“アリガトゴザイマス” がこんなに尊かったことを忘れていました。気づいたのだけど、私、完全に「来日公演免疫」がなくなってますね。このままの状態でサマソニに行ったら終始泣き崩れていそうです。やばいわ。

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈型と自由とを兼ね備えたバンドサウンド、その上で踊るおーたけ@じぇーむずのヴォーカルが心地好い〉、一寸先闇バンドの “ルーズ”、他、さとうもかの “魔法”、Billie Eilishの “The 30th” の3曲です。

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Let’s Knife

(OTOTOY編集後記からの転載です)

土曜日、オトトイの学校・特別編として「女性アーティストの表現」をテーマに、野中モモ×岡村詩野、スペシャル・ゲストに少年ナイフNaoko、というトーク・セッションがありました。トーク中さらっとNaokoさんが「レディングとかロラパルーザとかプリマベーラに出たとき」と仰ったのですが、あらためて、凄すぎでしょ、と。この3つすべてに出演したことある日本のバンドって他にいるのでしょうか。

そんな偉大なる少年ナイフですが、私は、サンフランシスコのライヴハウス (Slim’s)で少年ナイフのライヴをみたことがあるのが、その手の自慢のうちのひとつです。なんの関係もないくせに誇り思っちゃうような、完売・大盛り上がりのライヴでした。“Antonio Baka Guy” で一斉に「ばかがぁぁぁぁぁぁぁい」と叫ぶアメリカ人たちの愛おしさは忘れられません。

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈宮崎朝子のハッピーな発表後(おめでとうございます!)、初のリリースがこちら(歌詞を聴いてくださいね)。ほんとに好きです。〉、SHISHAMOの “ハッピーエンド”、他、Chilli Beans.の “L.I.B”、好芻の “Blue boat”、メレの “東京” の4曲です。

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NaNoMoRaL初のバンドセット・ライヴをUNITでみた

(OTOTOY編集後記からの転載です)

バンドメンバーにヒダカトオル、RONZI、マーヤ、春尾ヨシダを迎えたNaNoMoRaL初のバンドセット・ライヴをみました。なにより驚いたのは雨宮さんの “フロントマン” としての堂々とした佇まいでした。パセリさんは “嬉しそう” に尽きます。私は春尾ヨシダさんのベースに惚れました。ライヴレポートを書きましたので、ぜひお読みいただければ。

そして先週といえば、忘れてならないのはTHE 1975の新曲です。この2年で必要に迫られて(?)インディ・フォークが主たるアプローチ化してしまったこの状況下において提示される、彼らならではの一段の高み感。サマソニが楽しみだーーー。

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈ユニークなリズムトラックの構成、そして美しいギターと歌メロ〉、Sisters In The Velvetの “In 10 Pages”、他、valkneeの “DESTROY!”、asmiの “earth meal”、ヒグチアイの “ランチタイムラバー” の4曲です。

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原稿依頼

(OTOTOY編集後記からの転載です)

実はREVIEWSの連載がはじまったときから思っていたのです。管さん(管梓 a.k.a. 夏bot / For Tracy Hyde、エイプリルブルー、他)に原稿を頼みたいなと。管さんならではの視点は確実に存在するし、ご本人のキャリアからして書ける方であることは間違いないだろうし。こういうのはメールで依頼とかではなく直接お話をして感触を得たいものですが、なかなかその機会がなく……が、ついにチャンスが巡ってきました。5月のcolormalワンマン@TOKIO TOKYOの終演後です。お話をしたところ幸いなことに速攻で快諾を得て、先週の掲載に至りました。テーマは「アジアのシューゲイズ」です。これまで新譜よりだったREVIEWS企画の幅をすこし広げました。良いテーマ、良い選盤をありがとうございます。まだご覧になっていないかたはぜひお読みいただければ。素敵な文章を書いてくださった管さんに感謝。そして何気に絶好の機会を与えてくれたcolormalにも感謝を。出会いや思わぬ機会があるライヴは、良いライヴ、良いアーティストの証です。

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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈C子あまねの1st EP『Japan』、バラエティ豊かな収録曲の中からバラードのこれを。〉、C子あまねの “ロックバンドは恥ずかしい”、他、macaroomの “mugen”、YAYYAYの “催眠”、renforshortの “Julian, king of manhattan” の4曲です。

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