2021年09月の記事一覧

BearwearとTHEティバのスプリットツアー・ファイナルをみた

(OTOTOY編集後記からの転載です)

今月1日にリリースされたBearwearとTHEティバのスプリットEPが好きでしょうがない。そのリリース・ツアーのファイナル、東京公演が先週金曜日に下北沢BASEMENTBARで開催された。これは行くしかない。Bearwear、THEティバ、そしてスプリットセットの3部構成。といっても、Bearwearにはサポート・ギターで明智マヤが参加、THEティバも後半はBearwearのIshimaruとBearwearサポートの加藤を加えた4人編成、そしてスプリットセットはBearwear+THEティバ+加藤の5人編成と、どれもレアなもの。BearwearのKazmaがライヴ中に繰り返し言っていた言葉の裏返しとして、このツアーに至る作品が聴けたこと、このツアーをしてくれたこと、そしてこのライヴを観ることができたこと、それらすべてに感謝したいと心から思う夜でした。“Laid back” と “Far East” ほんとうに良かったです。
p.s.
この日会場SEでかかっていたA. G. Cookの “Today” (The Smashing Pumpkinsのカバー)。知らなかったのだけどこれはカッコいい。Ishimaruセレクト。

・・・

今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈Waater、約1年ぶりの新曲。1分29秒で駆け抜けるこの1年半とこれからと。〉、Waaterの “SPIDER”、他、James Ivyの “Headset Go”、peanut buttersの “パワーポップソーダ”、Kaedeの “サイクルズ” の4曲です。

7人編成のNOT WONKをみた

(OTOTOY編集後記からの転載です)

1月にリリースされた『dimen』のリリース・パーティーでもあり、何度も延期されてきたワンマン・ライヴでもあるこの日のNOT WONKは、ギター、キーボード、サックス、コーラス&パーカッションの4人を加えた7人編成でした。7人編成のNOT WONK、7人編成で演られる『dimen』、もうそれだけで心が滾る。はじまればその轟音と有無を言わせぬ格好良さは文句なし。ほのかに見え隠れする「大人数で引き算をやる難しさ」も、その先に未知の世界があると思うのであればまた良し。アルバムが再現演奏された『dimen』最終曲の “your name” から本編ラストの “Landfall” へ。そのアウトロで7人が奏でる轟音を浴びているとき、これは今年一番幸せな音楽時間じゃないかと思っていました。また聴かせてほしい。

・・・

今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈4分30秒のなかの起伏が聴くものの心を優しく掻き乱す。佐藤千亜妃の真骨頂。〉、佐藤千亜妃の “リナリア”、他、小谷美紗子の “眠れない”、kiki vivi lilyの “Lazy”、Placeboの “Beautiful James” の4曲です。

OTOTOYエンジニア募集中です!

(OTOTOY編集後記からの転載です)

そういえば現在OTOTOY社でエンジニアを募集中です。エンジニアといってもサウンド・エンジニアではありません。ソフトウェア・エンジニアです。音楽業界で「エンジニア」といったときのデフォルトはまだまだサウンド・エンジニアですね。でもMusic Tech/音楽テックは今まさに旬の領域だと思います。OTOTOYはまだまだできていないことばかりですが、この機会にやってみたいことがたくさんあります。興味がおありのかたはぜひこちらをご覧ください。よろしくお願いします!

・・・

今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈まさにこの夏果てようとしている30℃超えの9月の月曜日に〉、luvis, I’mの “夏果つ”、他、the McFaddinの “BuBBle”、Helsinki Lambda Clubの “Helsinki Lambda ClubGNIBN Ⅱ (feat. PEAVIS, CHAI)” の3曲です。

ABBA

(OTOTOY編集後記からの転載です)

ABBA復活。新作リリースにコンサート。最近よくあるといえば、よくあるやつ。まあ「40年」ぶりっていうのは珍しいかな……とか思っていたら、ちょっと様子がおかしい。公表されたアーティスト写真はモーションキャプチャー・スーツを着ているし(なにごと???)。どうやら来年行われるコンサートは、アバの「アバター」(英語だとBとVです、残念)が10人編成のバンドと出演するらしい。会場はこのために新たに作られる3,000人収容の専用劇場。制作に携わるのはあのILM (Industrial Light & Magic)。ちなみにILMが音楽産業に進出するのはこれが初とのこと。ただごとではない本気度が漂っています。こちらのビデオをみると雰囲気がつかめるかも。個々の要素は日本ではすでに馴染みや経験があるものが多いかもしれないですが、さて、本場のエンターテイメントが本気になるとどんなものになるのか。これは楽しみです。

・・・

今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈傑作! 年間ベスト! との呼び声も高い、Little Simzの壮大でドラマチックな最新アルバムから。〉、Little Simzの “I Love You I Hate You”、他、THEティバの “Laid back (feat. Kazma Kobayashi)”、Split endの “TEENAGER”、大槻美奈の “アイスブルー” の4曲です。