「REALKYOTO 新国立競技場問題をめぐって 浅田彰」

みなさん褒めていらっしゃいますが,私は全然駄目だわ.

いまさらそんなこと言ってどうすんだという「そもそも論」.ご本人が「そもそも論」だとことわっている通り,何ら問題の本質の議論ではない.続くはインサイダー“政局話”.結論は,出来ないことを承知の上で「ラディカル」を言う.裏付けは「森」と「草地」の優秀性.それはアプリオリなのか?(謎)

批評家/評論家の役割というのはあるだろうし,後から出てきて何か言うことは悪いことでは全くない.が,発言の前後で社会が,現実が何らかの変形を遂げるという点において某エコノミストの自己実現目的煽りにさえ全く及んでいない.知性の果たす役割はそれでいいのか,みたいな.

本質的な議論は「付記3」だけだ.付記3の議論にネットのネットたる側面を加えて更にこねたものと我々は今後当分の間付き合っていかないといけないのだろう.もちろんそれは,建築だけの話ではなく,エンブレムの話だけでもなく,すべての事柄において.

結論:付記3は素晴らしい.