去年の夏くらいから「糖質制限(なんちゃって)」をしている.

超なんちゃってなので甘いものも食べるけど.セブン-イレブンのみたらし団子おいしいですmgmg.あとpinoのアーモンドだけを売らない森永乳業はやっぱり許し難いよね(こんなことして煽ってるのに普通に売らないとはどういう了見だw),とか.

痩せたいとかいうモチベーションは特になく,始めたきっかけは単なる興味(当時,糖質制限実践者の原田氏が近くにいたりした).もともと食にあんまし執着がないというか,旅行とかで成り行きで1日3食摂ると必ず体調悪くなるし.

まあそれで始めてから1年以上続いているんだけど,その理由は,やっぱり体調が良い(明らかに身体が軽い)こと.そしてそれが "hacking" としてとても興味深いこと.

糖質制限生活のhacking的側面は2つある.ひとつは,「今この状況で何を食べる?」という,ライフハックというか,制約条件下での問題解決的な面白み.そしてもうひとつは,自分自身の肉体への操作と観察という意味でのハッキング.

肉体や体調の変化は,本家書籍あるいは巷間で言われているとおりで,意外な結果はほとんどなかった.

それより始めるときに興味があったのは,こんなことだった.

  • 炭水化物を採らないでいると代謝の機能が衰える(なまる)ということはないんだろうか? もし「なまってしまった」場合,再び炭水化物を採るようになるとそれは元に戻るんだろうか?
  • 食べるものが変われば腸内細菌叢の構成も変わるような気がするんだけど,どうなんだろう? もし変わったとしたら何がどうなって,これも食生活を戻せば元に戻るんだろうか?

どちらも何か具体的に調べたわけじゃないので答はない.でも,たとえば今年の人間ドッグで「75g経口ブドウ糖負荷試験」をやったけど結果は全く正常であり,グルコースの代謝能力はまったく衰えていないようだ(まあやってるのはなんちゃってだし,その時点では1年も経ってなかったけど).腸内細菌叢については全く分からないけど,たとえば便の様子が変わったとかそういうことも感じない.ただ,ご飯(白米)や麺類をたまーに多く食べてしまうとその後「ずっしり」と全身が重く感じられるのは確かなので,何かしらの「処理機能」が低下しているのではないかという気はする.

なーんてことをいつか日記に書こうと思っていたのだ.でも,オチというかヒネリがないなー,とも.

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で,さっきtwitterみてたら,こんな話が!

いやこれは面白い.(と同時にこれ入れたらあの話が……と思ったのは内緒だw).

Cellの論文 "Personalized Nutrition by Prediction of Glycemic Responses" らしいですが,要するに(←私はド素人ですよもちろん,念為),

  • 何を食べたらどれくらい血糖値が上がるか,というのは人による差がとても大きい(食品のGI値が何とか的な話は怪しいってこと?)
  • で,血液(blood parameters),食習慣(dietary habits),人体測定(anthropometrics),身体活動(physical activity),腸内細菌叢(gut microbiota, microbiome)のデータ(800人/46898食?)を使って機械学習させた結果,何を食べたら血糖値がどう変化するか予測できるようになったよ

という話らしい(間違いがあったら申し訳ありません).

ここで機械学習! そうくるか.著者は計算機科学系(Computational and Systems Biology)の人達と医学系(Microbiota)の人達のチームのようです.

という訳で,自分の心にあった腸内細菌叢の話と予想もしなかった機械学習がきて,興奮のあまり論文自体も読まず(←駄目だろ)とりあえずこれ書きました.読む努力はこれからします!(ごめんなさい)

P.S.
注:この論文と「糖質制限」とは何の関係もありません.私の心の中で勝手に繋がっただけです.誤解無きよう,お願い致します(_o_)