いろいろなところで語られている,ソニーのハンディカム・キャンペーン・コンテンツ.
Cam with me(カム ウィズ ミー)|デジタルビデオカメラ Handycam “ハンディカム” | ソニー
よくできてますね.確かに涙腺やられるおじさん続出は納得,みたいな.
でも,個人的感想を言えば,威力というか破壊力はこちら↓の方が断然上.ちなみに,こちらは母娘の物語.(加えて,上のキャンペーンの企画時にこの本が前提としてあったのではないかという邪推をしてしまいそうになる.)
ちいさなあなたへ
アリスン・マギー(文), ピーター・レイノルズ(絵), なかがわ ちひろ(訳)
Someday
Alison McGhee and Peter H. Reynolds
不思議ですよね,「絵は動かない,音は出ない,インタラクティブ性もない」のに.(笑)
この制約下での表現の凄さは何なんだというか,制約の下での積み重ねがあるからこそ凄いのかというか,そもそもそれは制約などではないのではないかというか.
もちろん,ソニーの方は,ビデオを撮る行為というモチーフとハンディカムの販促という目的,あるいは老いや死というものを感じさせる表現まで踏み込めない(これも邪推),等々の制約がある訳で,直接較べられるものではないですが.
とかいうことを書いていくとソニーの奴を貶めているように読めてしまいますが,決してそんなことはありません.見れば分かるように,ちゃんと手間を掛けた,かつ,素敵な仕事だと思います.
P.S.
文章を書いた後,タイトルを何にしようか考えてたら,こんなん浮かんでしまった.いったい今は何年だ.:-)
追記.
作り手の方々.
602 inc.
cam with me < yiglog
public var むらけん:Flasher; Launch* Cam with me | Handycam | Sony
ウェブを使ってインタラクティブに体験できるコンテンツという意味では新しいのだろうけど,
ハンディカムを売るための広告コンセプトという意味では,典型的で,もう古典もいいところですね.まったく面白くない.
僕も,こういう販促コンセプトで,20年以上前に,ヤマギワでハンディカムを売りまくりました.
販売研修ですね.
もうちょっと新しい視点がほしいなぁ.
| 2009年1月20日 @ 08:48
四半世紀もビデオのメディアやフォーマットが
存続するだろーか、と
ついつい思ってしまいます^^;。
| 2009年1月20日 @ 20:43