何だかんだと何もしていないうちに、こうして今年も終わろうとしている…
色々と書くネタはあったのだけれども、どうも書く気にならなかったのは、ましてや、uploadする気にならなかったのは、あの"September 11"のせいだ。
いや別に、あの事件自体が気持的にどうこうというのではなく、一つには、あの事件後に大量撒き散らされた「駄文」の山にウンザリしたからだ。新聞・雑誌・TV(は最初から諦めてるか)が、感情に負けた極めて質の低い文章で埋め尽くされているのが耐えきれなかった。『文藝春秋緊急増刊号 「これは戦争だ」 日米総力特集』がそれの筆頭だな。『Foresight緊急編集! 「新世紀戦争」の読み方』は、まだ、まともな方だったかもしれない。実際には個人のWeb日記が駄文だろうとなかろうと、そんなことは実はどうでも良いのだから、言ってみれば、自分もその雑文の嵐に加担してしまうのがイヤだった、というのが正確なところか。
もうひとつは、自分が本当に考えていることを書いてWebに載せることは、もはやリスクが大き過ぎる、ということ。
(本当のことは書かないことにしたのでこの部分は書かない)のだが、それでも、私はアメリカの一面が好きだし、これからも、遊びや仕事で行くことも何度もあるだろう。だから現在の技術環境下では、ここに書いたことのU.S.バージョンが現実になる可能性を考慮すると、とても自由に書く気はしない。
まぁでも、実際には、こんな些細なWeb日記(それも日本語)の文章がその原因になるなんてことは殆んど無いだろう。より現実的には、profilingやscreening過程で生じた過ちにより、『アメリカを訴えた日本人 —自由社会の裂け目に落ちて (矢谷暢一郎 著)』みたいなことが自分の身に起きる可能性の方が、よほど高いだろう。それは、とても怖い。
ということで、今年の締めくくりは何やらnegativeだ。来年はどうなることやら。
この文章も書いたはいいけど、uploadするかどうか分からん…
で、ようやくuploadしました。リンクもちょっと張り直したり。