ごぶさたです。書け〜、というリクエストがあったので、今まで書いてputしてなかった分も入れての、久々の日記更新です。
つー訳で、今週一週間は日本全国西から北から縦断攻撃週間、ちゅうか。
まずはIP Meeting ‘96とその併設ワークショップちゅうこって、前日広島入りを目指す。
# 以下、長いぞ…
初めて行った新生YCATは、まぁ、ぼちぼちですね。羽田へのバスが湾岸線回りになったのはグッド。この路線なら大体時間の計算ができそうだし。てな訳で、横浜から25分くらいで羽田着。
ANAの最終便を予約してたんだけど、ひょっとしたら一コ前の便に乗れるかな〜、と思って早目に羽田へ着いたのけど、その便は満席なので大人しく予約した最終便に乗ることにする。
ということで時間が空いてしまったので、飯を喰うことにする(ポイントその1)。
さて、ゲートをくぐって待ち合い室に行くと、ANAのおねーさん曰く、『広島空港は雪のため天候不順で、ひょっとして着陸できなかった羽田に引き返すかもしんないよ〜ん』。げげっ、マジかいな…
とはいえ飛行機はほぼ定刻に離陸。どーせ計算機使えんので、ひたすら爆睡。着陸するまで寝てたんで、よー知らんのだが、広島空港上空で旋回して視界待ちの後、一瞬の隙をついて強硬着陸したらしい(ポイントその2)。
さて降りました。時間にして21時、かな。う〜ん、確かに窓の外は一面の雪景色…
降りて再びANAのおねーさん曰く、『現在、雪のため空港への道路が完全に封鎖されており、リムジン/バス/タクシー/自家用の出迎えの車も一切入れない状態です。最悪、このまま機内にて一晩お待ち頂くかも…』。げげっ、マジかいな〜。
とりあえずエプロンが着いて、機外に出ても良いというので、ロビーまで出てみる。確かに完全に真っ白、交通ダメダメ状態。
う〜ん、どーすっべかなぁ、と考えながら戻ろうとした所で、"teikade"佐藤さん発見。「これはこれは」「どーしましょーかねー」とか言ってる所で、村井さんと西野さん発見。村井さんが「斎藤先生もこの便だ」とかいうので連絡してみると、斎藤先生はまだ機内。佐藤さんが「窪田さんもこの便のはず」ということで確認してみると、確かに窪田さんもこの便なのだが、ロビー近辺では発見できず(この時、窪田さんと出会えるのがあれ程先になろうとわ誰が想像しただろーか…)。
ということで、ここで、斎藤先生、村井さん、佐藤さん、西野さん、わし、という5人組みが結成されたのであった。
情報収集の結果、
- 山陽道閉鎖。よってリムジンはダメ。
- 下の2号線も大渋滞でまったく動かず。広島までは3時間以上。
- その前に、「白市駅」行きのバスが出たのだが、そのバスは白市駅手前でスタックし、それに乗ってた人(加藤さんとか)は雪の中駅まで死の雪中行軍状態中。
- 空港の近所にひとつだけあるホテルの部屋は、5万のスイートが1部屋だけ空いている(いた?)。
等々、という事実が判明、って、判明したからって、こりゃ、どーすりゃいいんだかな状態。
さて、そーこーしてる内に、新たにJRの駅行きのバスが出るということで、それに乗ることにする。
我々が行った時にいたバスはもう満員で、こりゃ乗れんなぁ… と思っている所に次のバスが到着、ということでこっちに乗ることにする(ポイントその3)。前のバスはとっとと出たのだが、我々の乗った方が、これがまた全然発車しない。運転手が発車させよーとすると、乗ってる連中が、「誰々が今トイレ行っちゃってるのでちょっと待ってくれ」とか「添乗員さんが今ANAの人と話してるのでまだ待ってくれ」とか言って、んなことしてる間に時は経ち、んで、まあ、結局のとこ、このバスは、
- JR白市駅には(道がダメダメで)行けないので、その手前のJR入野駅("にゅうの"と読むらしい)までしか行かない。
- 入野駅っちゅうのは無人駅で駅員さんもおらず、その駅のまわりにも何にもない。
- 入野に着いても、もう広島行きの電車はなく、西条駅どまりの電車しかない。
とのこと。最後の最後でANAのおねーさんが、『飛行機の中で一晩明かすとゆーオプションもありますが〜』とか言いだすも、今さらもう、そんな気にはなれない、ちゅうこって、とっととバスを出して貰う。
さて、よーやくバスが出ました。これが、う〜ん、22時過ぎくらい?
バスは一路、入野を目指す。途中、確かに、そこここに行き倒れの車が…
んで、20〜30分くらいでバスが着く。着く、といっても、そこは何か単なる路っ端で、駅なんぞどこにあるか全く分からず。バスの運ちゃん曰く、『こっから100mくらい先に駅がある』、らしい…
という訳で、とぼとぼと鞄を引きずりながら駅へと向かう。駅へ着くと、これが完全無欠なる無人駅。で、時刻表を見ると電車が来るのが23:32 (だったかなぁ?)。ということで、雪のふきっさらしな無人駅で50分以上待つことになる。
待ってる間、それぞれ携帯使いまくりで情報収集。村井さんが広島大の相原先生に連絡を取って、とりあえずいざとなったら広大に宿(とAC電源 :-)確保、とか、車一台確保、とか、まぁ色々あって、結局、西条の駅にタクシーを1台確保しておいて、それに乗って何とか広島に向かう、という結論になったのであった(ポイントその4)。
とはいえ、この駅…、待ってる間にマジに凍えそうになる。たかが零下n度とはいえ、屋外で火の気が無いと、これは結構やばいかも、てな感じ。
電車を待ってる間も、
- 「通過列車の場合もあります」問題、とか
- 「ところで今日は日曜だけどホントにこの時刻表合ってるの」問題、とか
- 駅に車で乗り付けてきた兄ちゃん曰く「電車動いてるっすか?」問題、
とか色々あるも、とにもかくにも西条駅に着く。
さて、西条駅。駅前のタクシー乗り場は既に長蛇の列だったけど、我々は押さえてあったタクシー1台に5人が乗り込む。これが24時くらい?
タクシー出発してちょっと走るとそこは2号線。しかしこの2号線、こりゃ渋滞なんてもんじゃないっすね。車の列が、もう、ぴくりとも動かない。これが広島まで繋がってるんだったら、もう絶望的、ちゅうか。
しかしここで、プロのタクシードライバーの面目躍如。結局、2号線より1本北側の山道をくねくねと攻める(ポイントその5)。途中、
- おおっ、コンビニだ
- 「最近はダブルクリックが…」
- おおっ、カラオケボックスだ
- 「極性チェッカが嘘で…」
- おおっ、ラブホだ
- 「申し訳ないです」「いや、全然申し訳なくないです」
- おおっ、街の灯りだ…
などといいつつ、よーやく、ほんとに、よーやく、広島まで辿り着いたのであった。
それぞれのホテルで人を降ろし、私と佐藤さんがサンルートで、徹さんや熊さんや窪田さんや出水さんに会えたのは、夜の2時半(?)、であった。
かくして、村井さんやら斎藤先生やらが5時間掛かって空港からホテルへ着くとゆー、極めて時間単価の高い雪中行軍 :-) は、無事終了したのであった。
めでたし、めでたし。
特別付録:ポイント詳解
- (その1)
- つくづく、羽田で飯喰ってといてよかった。広島空港に着いたときには既に空港の売店とか全部閉まってたし。あそこで喰ってなかったら死むとこだった。
- (その2)
- 「ANAが無理して降りるから…」、ちゅうか。羽田に引き返してくれた方がなんぼか良かったよーなー。
- (その3)
- 前のバスに乗った人達はとりあえず広島行きの列車に間に合ったらしい。とはいえ結局は、広島駅にてタクシー1時間半待ちにてホテル入りは1時半、という話も。
- (その4)
- つくづく今回は情報戦の勝利であった。携帯電話reachabilityは重要である、ちゅうか。
- (その5)
- 地元のプロのタクシードライバーで良かったよね。あれ、道知らないでそのまま2号線に詰まってたら、いったい何時に広島に着いたのやら。