(OTOTOY編集後記からの転載です)
リーガルリリーは自分にとって常に喪失感と共にある存在でした。白石はるかが去り、ステージ上のたかはしほのかの手からムスタングが消え、そして、ゆきやまが去りました。それでも自分がリーガルリリーに惹かれ続けるのは、たかはしほのかの唯一無二が故だと思っていました。でもこの日のMCでたかはしは、リーガルリリーは自分さえも所属できない外から水をあげるような存在だと語りました。リーガルリリーがまだ自らステージでセッティングしていた頃、たかはしほのかがムスタングを繋ぎ弦を弾く音は本当に美しくて特別でした。セッティング時のギターの最初の音で涙が出る経験はリーガルリリー以外にはありません。しかしリーガルリリーは、そんなたかはしやムスタングも「入れない」存在だと。“教室のドアの向こう” の冒頭の歌詞、こんなにも「大切さ」が心に宿らされる言葉があるだろうか、という曲で始まった新体制ライブ。サポートDr.はUrara。リーガルリリーの曲の中でも「ドラム曲」の趣が強い “教室のしかく” が素晴らしかったです。最強のドラム曲 “ぶらんこ” はもうしばらくお預けですね。待ってます。結成10周年の今年、きっといろいろなことが計画されているでしょう。リーガルリリーという生命体に水や空気や光を与えられる喜びをこれからも沢山噛み締めていきたいと思います。
そして週末はSYNCHRONICITY’24、個人的優勝は初日がTexas 3000、2日目がハシリコミーズ (ハシリコミーズはインタヴューもぜひ)。New Action!コラボステージとそれ以外の往復みたいな動きかたをずっとしてたので、O-nestへの階段が終盤つらかった(笑)。
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今週の「OTOTOY NEW RECOMMEND」への推薦曲は、〈2ndアルバム・リリース! いい歌詞ですね「It’s right around the corner, that good life I always wanted」〉、girl in redの “I’m Back”、ざらばんしの “寂しくなった日”、マーライオンの “花屋で待ち合わせ” の3曲です。
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OTOTOYの公式プレイリストに自分が推薦した曲だけを載せた個人プレイリスト、「OTOTOY NEW RECOMMEND-ed by me」も公開中!