GONTITI

--- The Most Comfortable Music on Earth ---

at Suntory Hall (90/7/22)

ということで、タイトルに違わず素敵なコンサートでした。

きれいなコンサート・プログラムをくれたので、 そこから、ちょっと書き写してみましょう。

出演
	GONZALEZ三上	ナイロン ストリング ギター
	TITI松村	スチール ストリング ギター
	清水一登	マリンバ、ヴィヴラフォン、
			キーボード、オカリナ、バスクラリネット
	近藤達郎	ピアノ、オカリナ、キーボード
	渡辺  等	ベース、マンドリン、オカリナ、ブーズーキ
	越智義朗	パーカッション
	越智義久	パーカッション

	ASUKAカルテット
	金子飛鳥	バイオリン
	庭田  薫	バイオリン
	秋山俊樹	ビオラ
	堀内茂雄	チェロ
とても良い編成だったと思います。シンセサイザなどは一切使わず(多分)、 主にパーカッションを使って、うまく雰囲気を出していました。

パーカッションは、何と言うか、いわゆる民族楽器(?)系のものが多く、 カリンバの音色などは、生で聞くと、本当に幻想的なものでした。

また、弦の方も、若干控え目に、適度に心地良い程に、 音の厚みを増してくれていました。


「雨の野音でひどい目に会うこともあれば、 こうして、屋根付きの会場で晴れる時もある :-)」 などというMCを間に挾みつつ演奏された曲目は以下の通りです。

曲目
	 1. 貧しい王家
	 2. マダムQと食卓
	 3. Drop D
	 4. Twilight Walk
	 5. バスで見た女
	 6. アンダーソンの庭
	 7. アスピリン&アレルギー
	 8. 修学旅行夜行列車南国音楽
	 9. カリンバBeat#3
	10. Valse
	11. 携帯用ワルツ
	12. このうえない困りもの
	13. 種明かし
	14. Tiny Lips
	15. Coconut Basket
	16. Green Mailbox
	17. 眠りの島
	18. B-72
	19. 支那子
	(+ アンコール2曲)
(GINTITIほど、曲名を言われても実際の曲が思い浮かばないミュージシャンは 珍しいと思う :-)

それにしても、ふたりの息の合い方は見事です。

今月号の「03」のインタビューにもありましたが、 このふたりの組み合わせでしか出来ない音楽だと思いました。本当に。

(関係ないですが、今月の「03」では、ぽんぽこさん御推薦のヌスラット様の 御尊顔も拝することができます。ほんとに「御尊顔」って感じですね :-)

ギターのテクニックの方も、今更私ごときがどうこう言う問題ではないですが、 ライブであれだけやられてしまうと、元アコースティックギター小僧としては 平伏すしかないっ、という感じです。

あと、三上さんの左足が激しく刻む16ビート!!! あれもライブならではの代物でしたねー。


それにしても、普段クラッシックなどを全く聞かない私としては、 サントリーホールの音の良さは感動的ですらありました。

特に、観客の拍手の音がきれいに響くことといったら、もう、それは凄い。 音が天井から降り注いでくるんですよね。 アンコールの拍手が揃った瞬間なぞは、みな、「おおーっ」という感じでした。

松村さんも、「私達も今までこれ程大きな拍手を受けたことはありません。 これは、皆さんの力強い拍手のせいも勿論あるんですが、やっぱり、 音響が良いということじゃないかと :-)」と、言っておりました。


(from news:98185@nttlab.ntt.JP in news:fj.rec.music, 1990/7/22)
<takadat@st.rim.or.jp>