Going to be public

(1996/05/04)

あ〜、なんか久しぶりっすね〜。別に忙しい訳でも暇な訳でもネタがある訳でも無い訳でもないんだけど、なんかイマイチ、にっきな気分でわない、っつーか。

とかゆー、よー分からんことを言ってる間に、ATTは日記以外何もせぬまま一年が経ってしまい、この日記ももうすぐ一年ですなぁ。どーしてくれよーか。

しかし、このindex.htmlはどーしたらいいんでしょうかね。いい加減デカくなり過ぎなのは確かなんだけど、でもこれ、なんかstack frameのdump見てるみたいで凄い快感なんですけど。断面図みたいな。そしてcore dumpして人生が終わる、ちゅうか。

と、ここまでは前フリで、以下本文です。

しかし、あちこち、「お休み」だの「閉鎖予定」だの、色んなことになってますなー。敢えてリンクは張らないけど。

ここで「著作権がどーの」とかブッても、「大変だったねー」などと表面上優しい言葉をかけても、多分どっちも大ハズシだと思うんで、別のことを書いてみよー。追い討ちをかけるよーなことにならなきゃいいな、と思いつつ。


やっぱ世の中そんなに甘くない、ちゅうか。「誰でも情報発信」なんつー台詞の裏にあるリスクを忘れていたのかもしれない。パブリックになることのリスク、ちゅうか。

WWWは、ウォーホールの「誰でも15分間は有名になることができる」という言葉を時代遅れなものにしたかのように見えたのだけれども、この言葉、実はこれだけでは完結してはいないのだろうね。きっとその後に、「ただし有名になることにはそれ相応のリスク(or 責任 or 義務)が伴う」という言葉が付くはずだろう。ウォーホールがそれを分かっていないはずはないのだから、知っていながらそれを言わずにいたか(いぢわる :-)、言ったけどそれが省略されて伝わったか(理解されなかった)、のどちらかなんだろう。

別にウォーホールなんぞを持ち出さんでも、既存のメディアだった連中は、最初からこんな動きをせせら笑ってたのかもしれんね。「おめーら情報を発信することの本当の意味とか怖さを分かってねーだろー」って。

我が身を振り返ってみれば、まぁ、私の個人頁なんてー取るに足らないものは全く意味がないのでほっとくとして、会社の名前をみだりに語ったインチキサイト :-b の方は、思い返してみりゃあ、後半は、そんなもんとの戦いだったんだよなー(今や過去形 :-)。

曰く、「就職したいんですけど」「エロサイトを紹介するとはけしからん」「×月×日の12時ちょうどに掲載してください」「早く掲載してくれないと日米外交上の問題になりかねない」... んなもん知らねーよ。ばーか。

あ、いかん。話がずれてる... :-)

で、話を戻すとして、「パブリックになる」ことで生じる義務や責任やリスクって何なんだろーね。だいたい、日本に「パブリック」って概念自体があるのかどーかも疑わしいしな。

ある所である人(not 日本人)が言っていた言葉は、「If you are going to be public, you have to respond messages. これは任意ではなく義務である」、というものだった(原文は英語だったけど、よく分からんので後半適当に日本語訳)。これも義務のひとつなんだろうね。んじゃ、必要十分条件は... 誰も教えてくれないし、多分、教科書には答はないんだろーな。

書いている最中から自分でも、「あ〜駄目だ〜、この話はまとまんね〜」ってーのが良く分かるので :-) 無理にまとめようとは思わないけど、ま、とにかく...

発信者の地位を手に入れてといてそのリスクは背負わないってーのも卑怯だし、既存の発信者にせせら笑われっぱなしっつーのも気にくわんし、ヘボいショボい弱まりと文句たれててもしょうがないし、何をどーすればいーのかよー分からんけど、やっぱ道具は天から降ってくるもんじゃなくて、それぞれのステージで戦い取るもんなんだな、っと。

以上。


<takadat@st.rim.or.jp>