(OTOTOY編集後記からの転載+αです)

直接会いに来ず電話ですませるとは失礼だ、手書きの手紙ではなくワープロ(!?)打ちとはけしからん等々の謎“マナー”があります。傍からみるとおかしな話ですが言ってる本人は大真面目だったり。その信念はその人の経験等で裏付けされているのでしょうか。さて世の中は配信ライヴが花盛り。「無観客ライブ」には目の前に観客がいません。拍手や声援といった観客からの反応もありません。でも配信の先には観客がいて、その人たちはコメントやスタンプやアイテムを返しています。そういった「反応」に観客からの気持ちを真に感じられるかどうかは、受け取る人の映像配信サービスに関する経験とリテラシーに依存するのでしょう(古くはニコ生の“弾幕”から今の現在の動画配信まで)。だからこそ、配信の「反応」から観客の気持ちを感じられないのはその人に感じ取る能力がないからだと切り捨てるのではなく、感じ取れない人には感じ取れるように、すでに感じ取れる人にはより大きく伝える、そんな仕組みやテクノロジーが必要だと思っています。話は変わり(?)ますが… オンライン・ストアがインストア・イベント(レコ発)をやって何がわるい? わるくなんてないよね。ということではじめます、OTOTOY ONLINE IN-STORE。7月1日から。

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今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈昨年6月のライヴでの共演を期に生まれた至極のカヴァー。音源のファイル交換により制作された1曲〉、君島大空と塩塚モエカの “サーカスナイト”、〈堀井あげはの魂を揺さぶるヴォーカルと心躍るリズム隊とのアンサンブルを〉、 黒子首 “チーム子ども” の2曲です。

黒子首の待ちに待ち焦がれた2nd EPがついに出ました。質・量ともに最高のライヴをみせる彼女たち、1st EPが出たとき、なんで5曲しか入ってないの!!! というもはや理不尽な憤り(笑)を感じさえもしていましたが、ようやくです。その中から、T1. 戻ろう、T2. チーム子ども、T3. 前日譚、の3曲で悩みに悩み、やはりここは素直にリードトラックを、ということで “チーム子ども”。EP、ぜひ聴いてほしいです。