(OTOTOY編集後記からの転載+αです)

「おこもり」なGW、これもひとつのきっかけかも。みなさんは何か新しい音楽と出会うことができましたか?

わたしは、新しいというわけではないのですが、連休後半、ひたすら私立恵比寿中学(エビ中)を観て・聴いていました。どうしてそんなことになったかは長くなるのでここでは略(自分のfacebookには書いた)。

つまみぐい的には昔から聴いてはいたのですが、今回ここ2〜3年の楽曲やライヴ映像にあらためて触れ、あまりの良さ・凄さにひれ伏さんばかりの勢いでハマりました。文章(批評)もいろいろと発掘したかったのですが、なかなか難しいですね。音源や映像を遡ることの容易さにくらべて、いまのインターネットにおいて情報を的確にたぐり寄せることの難しさを実感させられました(これはよい「課題」)。エビ中、メンバーの皆さん本当にそれぞれに魅力的ですが、観まくり聴きまくりの結果、安本彩花さんに惚れました。新推し爆誕です。よろしくお願いします。

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今週のOTOTOY NEW RECOMMENDへの推薦曲は、〈また会える日を待っています〉、Hump Backの “また会う日まで” と、〈陽光と幸福、そしてそれが幻想かもしれない切なさとが同居する〉、AWOLNATION ft. Rivers Cuomo of Weezerの “Pacific Coast Highway In The Movies” です。

後者は一見ウェスト・コーストでハッピーハッピーな曲かと思いきや陽光の下の陰鬱さが隠しようのない曲調、よく聴くと思いっきり暗い歌詞。

YouTubeで曲のPVを見たあとに、Aaron自ら語る解説 (Behind the Track)をみると、つまり、映画等で描かれるPacific Coast Highway (カリフォルニア州道1号線のLA部分?)は嘘っぱちで実際に来るとみんながっかりする、それは人が人生において期待しているものと実際に自らの手にあるものとのギャップと同じだ、とか言っている。これ、切ないやつだ。

ぜんぜん関係ないがBehind the Trackビデオに映るAaronのスピーカー、FOCALのTrio6 Beだなあ。こんなにコンパクトに置いてもOKなのか。欲しい……