ふと目に留まった記事.

70年代って洋楽のファンがいて、歌謡曲を聴く一般の人がいて、そのふたつが混じっているところがすごく少なかった。歌謡曲を聴く人は洋楽は聴かないし、洋楽を聴く人は歌謡曲をバカにしてるし。だけど僕はね、全部の音楽を均等に聴いてたクチなんですよ。

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そうなの? 歌謡曲も洋楽も聴いてた(そして聴き続けた)ヲレは少数派だったのか‥‥

たぶん私が両方聴くのは,そもそも最初のチャート音楽への接点がTBSラジオの「TBS今週のベスト10」だったからだな.この番組は久米宏と小島一慶がパーソナリティで,それぞれが「歌謡曲」と「ポップス」の担当.2人がサイコロふって(チンチロリン)勝った方の曲が(沢山?)かかる,という今考えても謎な番組.チャート1位の曲が掛からないこともあったようなw 歌謡曲側では「神田川」や「学生街の喫茶店」が1位を突っ走っていたけど,子供ながらに例えば「学生街の喫茶店」の微妙な洋楽(「ポップス」)臭等は感じていたような気もする.

「TBS今週のベスト10」が小学生時代だとしたら,中学生時代は,FM東京の「コーセー化粧品 歌謡ベスト10」と「DIATONE ポップスベストテン」だ.土曜日の午後,歌謡ベスト10はどんなに急いで学校から帰ってきても最初からは聴けない.歌謡ベスト10はベスト10といいつつも,資生堂やカネボウのCMソングはどんなに世間でヒットしてもチャートインしない,大人の事情に満ちたランキング番組w そしてDIATONEポップスベストテンのジングルは今でも頭に鳴り響く.

まあ,幸せな小中時代だったと言えよう‥‥