あの頃のぼくらは
美しく愚かに
愛とか平和とかを詩(うた)にすれば
それで世界が変わると信じてた

「五線紙」という竹内まりやの歌の歌詞の一部.作詞は松本隆.

30年前の曲だが,30年前の時点での「あの頃」とは,さらにそこから10年以上遡ったものだろう.

「愛とか平和とかを詩にすれば,それで世界が変わると信じ」ていたことを今,嗤うのは容易だが,果たしてそれがどの程度愚かだったのか,当時の「歌の力」を実感として知らない立場からは一方的に批判する気にはなれない.

40数年後の今,ぼくらは美しくも愚かに,ネットを使いネットの力を口にすれば,それで世界が変わると信じてはいないだろうか.

僕は,今のPCやモバイルやインターネットといった領域のソフトウェア,ハードウェア,ネットワークは,ぼくらの生活を変えると信じている.だから,プログラムを書く人,ハードを作る人,ネットワークを造り24時間365日それを動かし続ける人,そしてそれらを使って何かする人のことは好きだし,尊敬するし,もっともっと突っ走って欲しいと思う.そして何より自分自身もそうありたいと思う.

ネットは凄いと口にするだけではなく,プログラムを書き,モノを作り,システムを動かそう.少なくとも僕らの生活は変わる.そして世界も変わるかもしれないさ.

数十年後に振り返ったとき,僕らがどれくらい美しく愚かに見えるかは分からないが.

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twitterで書いたけど,イマイチまとまらなかったので.
(といって,こっちでまとまったかというと,そういうわけでもない :-)