前のポストにmixiの方でコメントがついて,そこに

コドモ(小3)の教育上そのうち一般紙も取らないとアレかと思って…

とかあったので続きます.

これはまさに思う壺,お客さんいらっしゃい状態.販売員の口から,「そうなんですよ.実は,学習指導要領が新しくなりまして,新聞が…」と続きます.:-)

あれは絶対,新聞本社レベルからの営業資料(拡販ツール)として伝えられてますね.このセールストークが頭に入っている販売員は,その家庭に(何歳くらいの)子供がいるかどうか探りに入るのかも.プレゼントで何を選ぶかとかで探られていませんか? >あなたw

で,販売店員が言っていったことが本当かどうか調べてみたわけですが,結果,一応,言ってることは間違いではないようだ.具体的な内容を新聞側からの勝利報告(笑)的に書くと,こんな感じです.

  • 小学5、6年の国語では「編集の仕方や記事の書き方に注意して新聞を読むこと」が明記された。
  • 中学3年の国語では「論説や報道に盛り込まれた情報を比較して読むこと」が明記された。
  • 高校では、公民の「情報を主体的に活用する学習」において、「新聞、読み物その他資料を収集、選択し、読み取り解釈」するなどの学習活動を取り入れること、情報の「情報メディアの種類と特性」について、「新聞・テレビなどの特徴や働きについて扱うこと」など、「新聞」が明記された。

国の正式な文書に特定の単語を入れることが,どれだけ大変でどれだけ意味があるかは何となく想像つくので,彼らが誇らしげに勝利を謳いたい気持ちはよく分かります.

ただ,指導要領本文を眺めてみた感じでは,新聞だけが特に指定明記されているわけではなく,放送(テレビ)や雑誌や統計・年鑑・白書やさらにはインターネットと併記されるかたちで挙げられているので,本当に新聞が使われるかは,学校や先生次第なんですかね.とはいえ,やっぱ新聞とか,積極的に選ばれちゃいそうだけどね.

新しい学習指導要領の完全実施は,小学校は2011年度,中学校は2012年度,高校は2013年度から.

ちなみに,今回案件のロビイングに尽力したと思しき方々はこちら.

まことにおつかれさまでございます.

インターネット側(なんてあるのか?)も,こういう努力が必要なんだろうなあ.その努力をしないのであれば,ゲリラ・革命・転覆路線しかない.どーしますかね,みなさん.(って,誰に問いかけてんだよw)

以下,参考リンク.