という訳で,どれを載せようかなあと思いつつ,書きかけ日記保存フォルダを眺めているのだけれども,昔に書いた文章というのは,どれもどこか何かしらの事情が変わってしまっていて,そのまま載せるのも問題あるし,かといって書き直すのも面倒くさいし… どうしたら良いのだろうか.(2年前のPerfumeネタとか :-)

まあ,事情が変わるという意味では,書いたときに公開して今それを見直したら現状にそぐわなくなってる,のと本質的には変わりない訳で,あんまり気にしても仕方ないんだろうな,とは思いますが…

書き直すのも面倒くさい,と言えば,とある人がとある日記で,LamportのPaxosアルゴリズムの論文のことを,投稿したまま放置されていたのが発見されて云々,とか書いてるけど,彼はあの論文の文面をそのまま信じているのかなぁ.

あの論文については,Lamport本人のWebに書いてあること()が真相だと思っていたのだけど,彼がそう言うのであれば,実はLamportの記述の方が更に手の込んだ冗談だったりして??? もう何を信じてよいか分からん.:-)

しかし,それにしてもこれ("The Writings of Leslie Lamport")は壮観だし,いろいろと懐かしいですね.学生時代に,(ブルバキみたいに)ランポートは一人じゃないとか誰かが冗談で言ってたのを思い出しました.

なんか話が完全に逸れてますが,というわけで,今後出てくる,微妙に違和感があったり説明が回りくどかったりする日記は全部書き溜めネタなので,ご了承ください,というお話でした.


(※) 一応この文章から読み取れる経緯書いておきますね.だいたいこんなんでしょうか.

  • ビザンチンの将軍」のウケが良かったので,今度は「ギリシア(エーゲ海)のPaxos島の議会」で論文を書く
  • TOCSに投稿したところ,査読者が「そのネタの部分,却下」と言う
  • 査読者うぜえ! (洒落が分からん奴らだ)と思ったランポート,そのまま投稿論文を放置
  • 数年の後,そろそろこの(重要な)論文をpublishする時が来たのではないかね,とエディタに提案
  • エディタ,出版には同意するも,年月が経った分,現状にそぐうようreviseしてね,と返答
  • 再び,うぜえ! (面倒くさいなあ)と思ったランポート,自分の手間を省きかつネタをより手の込んだものとするため,「失われた論文が発見された」ということにしてはどうか? と提案
  • 結局その案が採用される.演出と補足のための素敵な脚注付きで掲載

ついでに,

  • ACMの写植システムが××

とかも書いてありますね.さすが.:-)