溜まっていた新聞をだぁ〜っと読み飛ばす。んで、上の式は、月曜日の新聞(朝日朝刊)に載っていた奴。都立工業高校の生徒でこの計算が正しく出来ない高校生がいて、ここでつまずいている者はそれ以降も出来ないことが多い。最初のつまずきが云々かんぬんとかゆー奴。

え、でも、この記事、正しくは「割り算→掛け算」の順番に計算するので正解は90、とか書いてあるぞ。え? 掛け算は割り算より優先順位が高いんじゃなかったけ? あれ? 掛け算と割り算は一緒か? あれ?

記事曰く、

小学校で教わる、基本中の基本の事項だが、例年、正答(「90」)は六、七割にとどまる。残りの生徒は、掛け算→割り算の順で計算する結果、「10」と誤答する。

だそうな。あ、まずい、わしも小学校段階でつまずいとる。:-)


勿論、この話の本旨は、小学校の段階でつまずいている人はその後も云々かんぬんで、そこレベルで何とかしてやらなければ彼ら/彼女らにとって不幸で云々とゆー話なのだろう。

しかし、何だね。その本旨からは外れるのだけれども、これを正しく答えられることが、ほんとに、そんなに大切なことかねぇ。

もしプログラムを書く場合なら、不要なバグを防ぐため、演算子の結合や優先順位などは前提にせずにちゃんと括弧を付ける、ってーのが基本的なコーディング姿勢だと私は思うけど、そんなこたぁ、高校教育に関係ないっすね。

ともあれ、上の式を正しく計算して欲しけりゃあ、式を提示する方が「(60÷2)×3」なり「60÷(2×3)」って書きゃあ良いのであって、それをしないで計算できない奴を責めるのは、なんか本質がずれてる、と思うのは私だけでせうか、まる。